放課後等デイサービスはいつから探す?年長の夏でも間に合う?運営側から見た受け入れの決まり方とスケジュール【2026年版】
「来年小学生になる子の放課後等デイサービス(放デイ)、もう探し始めないとだめ?」「年長の夏になってから動き出したけれど、もう遅い?」「今の児発(児童発達支援)と同じ事業所の放デイに、そのまま上がれると思っていた」。就学を控えたご家族から、とてもよく聞く悩みです。
放デイを運営している立場から、先に正直にお伝えします。年長の夏は「ぎりぎり間に合うこともある」時期で、決して余裕のある時期ではありません。来年4月の枠は、夏の時点ですでに決まっていることも多く、年長の冬からでは遅すぎると思っておいたほうがよいです。人気のある事業所、評判のよい事業所ほど、すぐに埋まります。
この記事では、事業所が受け入れをどう決めているのかという「運営側の事情」から、空きが出にくい理由、年中の秋から入学までのスケジュール、受給者証の切り替え、空きがないと言われたときの動き方までをまとめました。
- 年長の夏・秋・冬に動き出した場合の、現実的な目安
- 事業所は何年も先まで受け入れの計画を立てている、という運営側の事情
- 児発と同じ事業所でも、放デイにそのまま上がれるとは限らない理由
- 年中の秋から入学までの、時期ごとのやることリスト
- 最初の電話で聞いておきたいこと、受給者証の切り替えのしかた
- 「空きがない」と言われたときにできること
放デイの数や空き状況、受給者証の受付時期は、住んでいる市区町村によって大きく違います。放デイが多く空きのある地域もあれば、どこも満員の地域もあります。この記事の時期は目安として読み、正確な日程は、お住まいの市区町村の障害福祉の窓口や、気になる事業所に直接確かめてください。
結論 年長の夏はぎりぎり、冬では遅すぎることが多い
来年4月から放デイを使いたいなら、本当に動いておきたいのは年中の秋から年長の春です。年長の夏は、まだ空きが残っている事業所を探して、すぐに見学と申し込みをすれば間に合うこともある、という「ぎりぎり」の時期です。

図:動き出した時期の目安
| 動き出した時期 | 目安と動き方 |
|---|---|
| 年中の秋〜年長の春 | いちばんよい時期。見学・体験をして、気に入った事業所には申し込みや待機登録まで進めておく。人気の事業所はこの時期に枠が埋まり始める |
| 年長の夏 | ぎりぎりの時期。来年4月の枠がすでに決まっている事業所も多い。「今週から電話する」くらいのつもりで、空きのある事業所を探してすぐに見学と申し込みを |
| 年長の秋 | かなり厳しい時期。希望の事業所はほぼ埋まっていると考えて、空きのある事業所を範囲を広げて探す。待機は複数に |
| 年長の冬 | 遅すぎることが多い時期。4月からの利用先が見つからない前提で、待機登録と並行して、学童保育や日中一時支援など、ほかの居場所も同時に考えておく |
| 入学後 | 転居や利用日数の変更などで、年度の途中に空きが出ることはある。ただし「待っていれば空く」とは限らない |
次にあてはまる場合は、年中の夏ごろから情報を集めておくと安心です。
- 医療的ケアが必要、または重症心身障害がある(受け入れられる事業所が限られる)
- 放デイの数にくらべて子どもが多い地域に住んでいる
- 保護者が働いていて、週4〜5日の利用や送迎が必要
- 就学と同時に引っ越しを予定している
- 「この事業所がいい」という第一希望がはっきりしている(人気の事業所ほど早く埋まる)
運営側から見た「受け入れ」の決まり方 放デイは何年も先まで計画している
ここは、ほかのサイトではあまり書かれていない、事業所の側の事情です。ご家族からは見えにくい部分ですが、知っておくと「なぜ早く動かないといけないのか」がよくわかります。
放デイは、数年先まで受け入れの計画を立てている
放デイには定員があり、1日に受け入れられる人数が決まっています。そのため多くの事業所は、「この年度に何人が卒業するから、その前の年度に何人と契約できる」というように、数年先までの人数の計画を立てて運営しています。私たちの事業所もそうです。つまり、来年4月の枠は、来年の春に突然決まるのではなく、かなり前から計画の中で決まっていくものです。
計画がある以上、早い者勝ちの面がある
正直にお伝えすると、計画の中で用意できる枠には限りがあるので、先に見学・申し込みをしたご家庭から決まっていくという面はあります。来年4月の枠は、夏にはもう決まっていることも多いです。冬になってから問い合わせると、「来年度はもういっぱいです」と答えるしかない、ということがよくあります。
児発と放デイが同じ施設でも、そのまま上がれるとは限らない
児発と放デイを両方行っている事業所でも、児発に通っている子が全員、放デイに上がれるとは限りません。児発と放デイはそれぞれに定員があり、放デイ側の枠は、放デイを卒業していく子の人数で決まります。児発から上がりたい子の人数が、放デイの空きより多ければ、全員は受け入れられません。
今の利用も、全体の計画の中で調整される
つらい事実ですが、事業所が人数の計画を立てている以上、今と同じように利用し続けられるかどうかも、全体の計画の中で調整されます。利用する曜日や日数が、希望どおりにならないこともあります。「今通っているから来年も大丈夫」とは考えず、早めに事業所に確認しておくことが大切です。
- 「来年4月から、こちらの放デイに上がれますか?」とはっきり聞く
- 上がれるかどうかがいつ決まるのかも聞いておく
- 「たぶん大丈夫」と言われても、ほかの放デイの見学も並行して進めておく
- 週に何日、どの曜日を使いたいかを、早めに具体的に伝えておく
なぜ空きが出にくいのか 6つの理由
「児発はすぐ見つかったのに、放デイは空きがない」という声はめずらしくありません。運営側の事情もふくめて、空きが出にくい理由を整理すると次の6つです。

図:空きが出にくい6つの理由
数年先まで計画している
前の章のとおり、事業所は卒業する人数から逆算して受け入れを決めています。「空いたらそのとき募集する」のではなく、先々まで計画が埋まっていくので、急に問い合わせても枠がないことが多くなります。
在籍する期間が長い
放デイは、小学1年生から高校3年生まで、最大で12年通うことができます。未就学の数年間だけ通う児発にくらべて、一度入った子が長く在籍するため、卒業による空きが出にくくなります。
先に決まった順に埋まっていく
限られた枠は、先に見学・申し込みをしたご家庭から決まっていきます。年長の夏の時点で、来年4月の枠が決まっている事業所も多いのはこのためです。
児発から上がる子がいる
児発と放デイを両方行っている事業所では、児発の子が放デイに進むことが多く、外から新しく受け入れられる人数は「若干名」ということもあります。ただし、児発の子も全員が上がれるとは限りません。
職員が足りないと、受け入れを増やせない
放デイには、子どもの人数に応じて職員を置く基準があります。福祉の仕事は人手不足が続いていて、職員が集まらないと受け入れを増やせません。
希望が同じ曜日・時間に集まる
学校が早く終わる曜日や、土曜日、夏休みなどの長期休みは利用したい家庭が多く、曜日によっては満員ということがよくあります。逆に、曜日を広げると空きが見つかることもあります。
口コミで評判のよい事業所や、送迎の範囲が広い事業所、活動の内容に特色のある事業所は、見学の申し込みの段階から希望が集まり、すぐに埋まります。「ここがいい」と思う事業所があるなら、年中のうちに一度見学しておき、申し込みや待機の受付がいつ始まるかを聞いておきましょう。
年中の秋から入学までのスケジュール
来年4月から放デイを使いたい場合の流れです。就学相談(学校選び)と並行して進むこと、そして年長の春までに見学と申し込みを進めておくことがポイントです。

図:年中の秋から入学までのスケジュール
| 時期 | やること |
|---|---|
| 年中の秋〜冬 | 情報を集めて、見学を始める。市区町村の事業所一覧を手に入れ、説明会や見学に行く。児発に通っている場合は、併設の放デイに上がれるか、いつ決まるかを聞いておく |
| 年長の4〜6月 | 見学・体験・申し込み。ここがいちばん大事な時期。気に入った事業所には申し込みや待機登録まで進める。待機は1か所にしぼらない。就学相談の申し込みもこのころ |
| 年長の7〜9月 | 枠が決まり始める。人気の事業所は来年4月の枠が埋まってくる。まだ決まっていなければ、すぐに電話して空きのある事業所を探す |
| 年長の10〜12月 | 就学先の方向と、利用先の内定。就学先が決まってきたら、事業所に伝えて利用の曜日や送迎を相談する。学童保育を併用するなら、学童の申し込みもこのころ |
| 年長の1〜3月 | 受給者証の手続きと契約。放デイ用の受給者証を申請し、届いたら事業所と契約する。4月から利用スタート。入学直後は疲れやすいので、最初は少なめの日数から始めるのも一つの方法 |
事業所によっては、「正式な契約は就学先が決まってから」「契約は年長の3月から」と決めているところもあります。でも、それは契約の手続きの話で、誰を受け入れるかは、それより前に決まっていくことが多いです。見学は早めに受け付けてくれることが多いので、まずは見学をして、申し込みや待機の受付がいつ始まるかを聞いておきましょう。就学先の決め方は支援級と通常級どっちがいい?就学相談の進め方で解説しています。
年長の夏から動くなら 今週やること
「夏になってしまった」という場合は、今週から動き出してください。迷っている間にも枠は決まっていきます。次の順番で、できるだけ短い期間で進めましょう。
- 事業所の一覧を手に入れる。市区町村のホームページや障害福祉の窓口で、地域の放デイの一覧がもらえます。都道府県の事業所検索サイトや、民間の検索サイトも使えます
- 通える範囲で候補をしぼる。家や学校からの距離、送迎があるか、何時まで預かってくれるかで、まず10か所ほどにしぼります
- まとめて電話して、来年4月の空きを最初に聞く。空きがない事業所を先に外せるので、見学に行く先を早く決められます(次の章で質問例を紹介します)
- 空きのある事業所から、すぐに見学。活動している時間帯に見学できると、子どもたちやスタッフの関わり方がよくわかります。見学は3〜5か所が目安です
- よいと思ったら、その場で申し込みや待機の意思を伝える。「ほかも見てから」と迷っている間に枠が埋まることもあります。待機登録は1か所にしぼらないようにしましょう
見学で見るポイントや当日の質問は、放課後等デイサービスの選び方、見学前に確認する3つと質問リストにまとめています。
最初の電話で聞いておきたいこと
見学に行く前に、電話で次のことを聞いておくと、ミスマッチを減らせます。放デイは事業所ごとに、利用している子の年齢や障害の程度、活動の中身がかなり違います。

図:最初の電話で聞きたい6つのこと
| 来年4月の空き | 新1年生を何人くらい受け入れる予定か。もう決まっている枠はあるか。曜日ごとの空きはどうか |
|---|---|
| 待機と受付の時期 | 待機登録はできるか。見学・体験・申し込み・契約はいつから受け付けるか。受け入れはいつごろ決まるか |
| 利用している子 | 年齢や障害の程度、特別支援学校・学級・通常の学級の子の割合など、どんな子が多いか |
| 活動の中身 | 運動、学習、生活の練習、自由遊びなど、どんな活動が中心か |
| 送迎と時間 | 学校や自宅への送迎はあるか。送迎できる範囲。平日・土曜・長期休みの時間 |
| 医療的ケア・配慮 | 必要な子は、看護師がいるか、どこまで対応できるか |
「来年4月に1年生になる子で、こんな様子があります。同じような子は通っていますか?」と、お子さんの様子を先に伝えると、事業所からも「うちには似たタイプの子が多いですよ」「うちは重い障害のある子が中心です」といった答えが返ってきやすくなります。「来年4月の枠は、いつごろ決まりますか?」も、あわせて聞いておきましょう。
受給者証の切り替え 児発から放デイへ
放デイを使うには、市区町村が出す受給者証が必要です。ここは見落としやすいので、くわしく見ておきましょう。

図:受給者証の切り替え
児発の受給者証では、4月から放デイを使えない
児童発達支援は未就学の子のためのサービスなので、小学校に入る4月1日からは使えません。放デイを使うには、あらためて放デイの受給者証の申請が必要です。今の児発と同じ事業所の放デイに進む場合も、放デイとしての申請が必要です。
受付は年明けから、という自治体が多い
新1年生の放デイの申請は、1月ごろから受け付ける自治体があります(例:東京都豊島区は毎年1月中旬から)。1〜3月は申請が集中して、ふだんより決定に時間がかかることもあります。申請から受給者証が届くまでの期間も、2週間ほどから1〜2か月ほどと自治体によって違うので、秋のうちに窓口で日程を聞いておきましょう。
受給者証の申請は年明けでも、事業所探しは先に
「受給者証の申請が1月からなら、事業所探しも1月からでいい」と思われがちですが、順番は逆です。受給者証の手続きは年明けでも、利用先の事業所は、その前に決まっていきます。受給者証が届いたときに通える事業所がない、ということにならないよう、事業所探しを先に進めてください。
就学先がわかる書類や診断書がいる
自治体によって違いますが、障害者手帳がない場合は、特別支援学校・学級に通うことがわかる書類や、療育が必要と書かれた医師の診断書・意見書を求められることがあります。また、放デイ用の調査票(就学児サポート調査)や、利用計画案(相談支援事業所に頼むか、家族が作るセルフプラン)も必要です。相談支援事業所も混み合う時期なので、利用計画案を頼むなら早めに連絡しておきましょう。
3〜5歳の児発は、幼児教育・保育の無償化で利用者負担がかかりません。でも、放デイは無償化の対象外なので、1年生からは原則1割の負担になります。世帯の所得に応じて月の上限額(0円・4,600円・37,200円)が決まっています。くわしくは放課後等デイサービスの料金はいくら?をご覧ください。申請の流れは受給者証の申請方法と流れで解説しています。
「空きがない」と言われたら 6つの動き方
見学に行っても「来年4月は満員です」と言われることはあります。秋や冬に動き出した場合は、むしろそれがふつうです。でも、そこであきらめる必要はありません。

図:空きがないと言われたら
待機登録を複数の事業所に
転居や利用日数の変更、職員が増えたときなどに、空きが出ることがあります。1か所だけでなく、いくつかの事業所に名前を入れておきましょう。待機は申し込み順とは限らず、空いた曜日や送迎の道順と合うかどうかで決まることもあるので、使える曜日や時間を広めに伝えておくと声がかかりやすくなります。
曜日や時間を広げる
「週5日」ではなく「週2日を2か所」のように、複数の事業所を組み合わせるご家庭もあります。空いている曜日を聞いてみましょう。
新しくできる事業所を探す
開所したばかりの事業所は、まだ計画が埋まっていないので、受け入れに余裕があることが多いです。市区町村の一覧や、相談支援専門員からの情報が手がかりになります。
相談支援専門員に聞く
相談支援事業所の相談支援専門員は、地域の事業所とやりとりしているので、空きの情報を知っていることがあります。利用計画案を頼むときに、あわせて相談してみましょう。
探す範囲を広げる
送迎の範囲内で、となりの地域も探してみます。保護者が送り迎えできるなら、送迎なしの事業所まで広げると選択肢が増えます。
ほかのサービスでつなぐ
放課後の居場所としては、学童保育(放課後児童クラブ)や、市区町村の日中一時支援もあります。放デイが見つかるまでのつなぎや、組み合わせとして考えてみてください。
空きがないと、「入れるならどこでも」と思ってしまいがちです。でも放デイは長く通う場所です。空いているからという理由だけで決めず、見学や体験をして、お子さんが安心して過ごせるかを確かめてから決めましょう。だからこそ、選べるうちに早く動くことが大切です。
学童との併用と、入学直後の利用日数
学童保育と放デイは、両方使えることが多い
放デイと学童保育(放課後児童クラブ)は、曜日で使い分けたり、両方を組み合わせたりできることが多くあります。ただし、学童の4月からの申し込みは、前の年の秋から冬に受け付ける自治体が多いので、併用を考えている場合は、放デイ探しと同じ時期に学童の申し込み時期も確認しておきましょう。障害のある子の受け入れ方は、学童ごとに違うので、あわせて相談しておくと安心です。
最初から週5日にしなくてもいい
入学したばかりの4月は、新しい教室や先生、生活のリズムに慣れるだけで、子どもはとても疲れます。保護者の仕事の都合もありますが、可能であれば、最初は少なめの日数から始めて、慣れてきたら増やすという方法もあります。ただし、事業所は年間の人数を計画しているので、「あとから増やしたい」日数や曜日は、契約のときに伝えておくと相談しやすくなります。利用日数を増やすときは、受給者証の日数(支給量)の変更が必要になることがあるので、市区町村の窓口にも相談してください。
よくある悩み
「年中のうちから見学に行くのは早すぎる?」
早すぎることはありません。むしろ、人気の事業所を希望するなら、年中のうちの見学がふつうと考えてください。見学だけなら受け付けてくれる事業所が多く、地域にどんな放デイがあるかを知っておくだけでも、年長になってからの動きがずっと楽になります。申し込みや待機の受付時期は、そのときに聞いておきましょう。
「就学先がまだ決まっていないけれど、見学や申し込みをしていい?」
大丈夫です。就学先と放デイ探しは、同じ時期に並行して進むのがふつうです。就学先が決まるのを待っていると、その間に枠が埋まってしまうこともあります。「特別支援学級か通常の学級かで迷っています」と伝えれば、それぞれの場合の利用のしかたを教えてもらえます。
「児発の先生に『上がれると思いますよ』と言われた。安心していい?」
前向きな返事でも、正式に決まるまでは安心しきらないほうがよいです。放デイの枠は、卒業する子の人数や全体の計画で決まるので、時期によって状況が変わることがあります。「いつ正式に決まりますか?」と聞いて、それまではほかの放デイの見学も並行しておきましょう。
「見学は何か所くらい行けばいい?」
決まりはありませんが、3〜5か所を見ると、事業所ごとの違いがわかってきます。数よりも、お子さんと一緒に見学や体験をして、お子さんがどんな表情をしているかを見ることが大切です。
「入学後から探し始めるのはだめ?」
だめではありませんが、選べる事業所はかなり少なくなります。年度の途中に空きが出るのは、転居や利用日数の変更があったときなどに限られるからです。保護者が働いていて放課後の預け先が必要な場合は、入学前に何らかの居場所を決めておくほうが安心です。
「グレーゾーンで診断がないけれど、放デイは使える?」
放デイは、障害者手帳や診断名がなくても、療育が必要と認められれば利用できることがあります。医師の意見書などが必要になることが多いので、早めにかかりつけ医や市区町村の窓口に相談してください。くわしくは発達グレーゾーンとはもご覧ください。
よくある質問
Q. 放課後等デイサービスは何歳から使えますか?
小学校に入学した4月1日から使えます。対象は、小学校・中学校・高校や特別支援学校などに通う子どもで、原則18歳までです(必要な場合は20歳まで利用できることがあります)。
Q. 入学前の春休みから使えますか?
放デイは就学している子のサービスなので、3月中は使えません。3月までは児童発達支援の受給者証で、児発を使うことになります。
Q. 児発に通っていれば、同じ事業所の放デイに優先して入れますか?
事業所によって考え方は違いますが、必ず入れるとは限りません。放デイ側の枠は卒業する子の人数などで決まるので、児発から上がりたい子が多ければ、全員は受け入れられないことがあります。年長の春までに、上がれるかどうかと、いつ決まるかを確認しておきましょう。
Q. 一度入れば、高校卒業まで同じように通えますか?
長く通うお子さんは多いですが、事業所は全体の人数を計画しながら運営しているので、利用する曜日や日数は、年度ごとに調整されることがあります。希望があるときは、早めに事業所に伝えておきましょう。
Q. 待機は何か所まで登録していいですか?
決まりはありません。複数に登録してかまいませんが、ほかで決まったら、待機していた事業所にも連絡しておくと、次に待っている家庭に枠が回ります。
Q. 放デイは2か所以上に通えますか?
通えます。受給者証に書かれた日数(支給量)の範囲内で、複数の事業所を組み合わせて使うことができます。
Q. 今通っている児発の事業所に、放デイがありません。
今の児発の先生に、地域の放デイの情報を聞いてみてください。お子さんのことをよく知っているので、合いそうな事業所を教えてもらえることがあります。児発で使っている支援の工夫を、放デイに引き継いでもらうこともできます。療育の基本は療育とはで解説しています。
- 自閉スペクトラム症(ASD)とは(特徴・年齢別のサイン・相談先)
- ADHD(注意欠如・多動症)とは(子どもの特徴と、家庭でできる工夫)
- 学習障害(LD)とは(読む・書く・計算のつまずきと学校での配慮)
- 折れ線型自閉症とは(できていたことができなくなったとき)
- 発達グレーゾーンとは(診断がつかないときの相談先と支援)
- 療育とは(児童発達支援でやること・費用・始め方)
- 発達検査とは(検査の種類・受け方と結果の見方)
- 言葉の遅れが気になるとき(年齢別の目安・原因・家庭でできること)
- 知的障害とは(子どもの特徴・療育手帳・学校の選び方)
- 発達性協調運動症(DCD)とは(不器用さのサインと、家庭と学校でできる工夫)
- 場面緘黙とは(家では話せるのに外で話せない子の支援)
- 吃音とは(言葉がつまる・くり返すときの関わり方)
- チック症とは(まばたき・咳払いが続くときの関わり方)
まとめ
- 放デイ探しの本番は年中の秋〜年長の春。年長の夏はぎりぎりで、冬では遅すぎることが多い
- 事業所は卒業の人数から逆算して、数年先まで受け入れを計画している。だから早い者勝ちの面があり、人気の事業所ほどすぐ埋まる
- 児発と同じ施設でも、放デイにそのまま上がれるとは限らない。今の利用も全体の計画の中で調整される
- 年長の春までに見学・体験・申し込み、夏までに利用先の見通し、1〜3月に受給者証と契約
- 受給者証の申請は年明けでも、事業所探しは先に。放デイ用の申請が必要で、同じ事業所でも申請はいる
- 空きがないときは、待機を複数に、曜日や範囲を広げる、相談支援専門員に聞く、ほかの居場所も考える
放デイ探しは、就学相談と同じ時期に重なるので、ご家族にとっては負担の大きい時期です。それでも、運営している側から見ると、早く動いたご家庭ほど、選べる事業所が多いのは確かです。まだ動いていないなら、今日、市区町村の事業所一覧を手に入れて、1か所に電話をしてみること。そこから、お子さんに合う放課後の居場所を一緒に探していきましょう。


