チック症とは?子どものまばたき・咳払いが続くときの原因と受診の目安、家庭と園・学校でできる関わり【2026年版】
「最近、まばたきがやけに多い」「風邪は治ったのに、咳払いだけがずっと続いている」「注意してもやめられないみたい」。子どものこうした様子に気づいて、「くせ?それとも病気?」「叱ったほうがいいの?」と迷うご家族は少なくありません。
こうした動きや声は、チックかもしれません。チックは子どもの5〜10人に1人が経験するといわれる、めずらしくないものです。この記事では、チックの種類、くせや病気との見分け方、どのくらいの子にあるのか、原因、受診の目安、治療、家庭でできる関わり方、園や学校でお願いできる配慮を、学会や国の研究班の資料をもとに、ご家族向けにやさしくまとめました。
- チックの4つのタイプ(運動・音声 × 単純・複雑)と、トゥレット症との違い
- くせ・風邪・アレルギー・てんかんとの見分け方
- どのくらいの子に見られ、どのくらい自然に良くなるのか
- 原因としてわかっていること(育て方のせいではない理由)
- 受診の目安と、すぐに受診したほうがよいサイン
- 治療(行動療法・薬)と、家庭・園・学校でできる関わり方
この記事は一般的な情報で、診断の代わりにはなりません。気になるときは、かかりつけの小児科に相談してください。また、チックは親の育て方やしつけが原因で起こるものではありません。本人がわざとやっているわけでもありません。
結論|チックで最初に知っておきたい5つのこと
先に要点を並べます。
| どんな状態? | まばたき・首ふり・咳払いなどの素早い動きや声が、本人の意思と関係なくくり返し出る状態 |
|---|---|
| どのくらい? | 子どもの5〜10人に1人が経験するとされる。4〜6歳ごろに始まることが多く、男の子に多い |
| 原因 | 脳の神経の働きに関係する体質と考えられている。育て方のせいではない。緊張や疲れは「悪化させるきっかけ」になる |
| 自然に良くなる? | 多くは1年以内に落ち着く。長く続く場合も、大人になるまでに軽くなる子が多い |
| 家庭での基本 | 叱らない・注意しない・まねしない。本人や家族が困っていたら、1年待たずに相談してよい |
日本小児神経学会の監修で、2024年に「小児チック症診療ガイドライン」が出版されました。軽く一時的なものから、生活に影響が出るトゥレット症まで、診断や治療の考え方がまとめられています。チックは「様子を見るしかない」ものではなく、困りごとに合わせて選べる対応があることを知っておいてください。
チックとは|4つのタイプ
チックは、突然で、素早く、くり返し起こる動きや声です。リズムがなく、本人の意思とは関係なく出てしまいます。体の動きとして出るものを運動チック、声や音として出るものを音声チックと呼び、それぞれ単純なものと複雑なものに分けられます。

図:チックの4つのタイプ
| タイプ | 単純チック | 複雑チック |
|---|---|---|
| 運動チック | まばたき、目を回す、顔をしかめる、鼻をぴくぴくさせる、首をふる、肩をすくめる | 跳びはねる、物や人に触る、体をたたく、同じ動作をくり返す。わざとやっているように見えることがある |
| 音声チック | 咳払い、鼻をすする・鳴らす、「アッ」「ン」などの短い声 | 単語や短い言葉をくり返す、人の言葉をまねる。ごくまれに、場にそぐわない言葉が出ることもある(汚言症) |
多くの場合、まばたきや首ふりなど顔のまわりの運動チックから始まり、そのあとに咳払いなどの音声チックが出てくることがあります。症状は数週間〜数か月で別の動きに変わることもよくあります。
小学校の高学年くらいになると、チックが出る前にむずむずする、すっきりしない感じ(前駆衝動)があると話す子もいます。チックは少しのあいだ我慢できることもありますが、抑えること自体がとても疲れるので、「我慢しなさい」と言うのは逆効果です。
期間と種類で、診断名が変わります
チックは、続いている期間と、運動・音声の両方があるかどうかで、次のように分けられます。

図:期間と種類で変わる診断名
| 診断名 | 目安 |
|---|---|
| 暫定的チック症 | 始まってから1年未満。子どものチックの多くはこれにあたる |
| 持続性(慢性)運動または音声チック症 | 運動チックか音声チックのどちらか一方が、1年以上続いている |
| トゥレット症 | 複数の運動チックと、1つ以上の音声チックの両方が、1年以上続いている(同時に出ていなくてもよい) |
トゥレット症は「重い病気」というイメージを持たれがちですが、症状の強さは人によってさまざまです。ふだんの生活にほとんど困らない人もいます。
チックと「くせ」「ほかの病気」の見分け方
チックは、くせやわざとと思われたり、風邪やアレルギーと間違われたりしやすいものです。目安を表にまとめます。
| 比べるもの | チックとの違いの目安 |
|---|---|
| くせ(指しゃぶり・爪かみなど) | くせは自分でやめようと思えばやめやすい。チックは素早く突然で、やめようとしてもやめにくく、動きの種類が変わっていく |
| 風邪・花粉症・アレルギー | 鼻水・発熱・目のかゆみなどがあれば、そちらの可能性。風邪が治ったあとも咳払いや鼻すすりだけが続く、緊張や疲れで増えるときはチックの可能性 |
| 心因性の咳 | チックによる咳や咳払いは、眠っているあいだは止まるのが目安のひとつ。夜中にも咳きこむときは、ほかの病気を疑って受診を |
| てんかんなど | 意識がとぎれる、倒れる、全身がけいれんするときはチックではなく、すぐに受診が必要 |
- 意識がとぎれる、呼びかけに反応しない、倒れる
- 全身のけいれん、体の片側が動かしにくい
- 呼吸がおかしい
こうしたときは、夜間や休日でも救急を受診してください。反応や呼吸がおかしいときは119番に連絡します。
数字で見るチック|何人に1人?いつ始まる?

図:数字で見るチック
| 経験する子 | 子どもの5〜10人に1人が、ある時期にチックを経験するとされる。日本小児心身医学会は、1年以内に消える一時的なチックを経験する子を19〜24%としている |
|---|---|
| 始まる時期 | 4〜6歳ごろが多い(3〜8歳ごろに始まることが多いとする資料もある) |
| 男女の違い | 男の子に多く、女の子の1.5〜4倍とされる |
| 症状が強くなりやすい時期 | 長く続く場合、10〜12歳ごろに最も強くなり、思春期以降は軽くなっていくことが多い |
| トゥレット症 | 子どもの約0.7%(1,000人に3〜8人とする資料もある)。それでも約9割は大人になるまでに良くなるとされる |
国の研究班が2016年度に東京都内の保育園の4〜5歳児の保護者を対象に行った調査(回答した約770人)でも、約2割の子に何らかのチックがはっきりあったと報告されています。幼児期のチックは、決してめずらしいものではありません。
原因|育て方のせいではありません
チックの原因は、まだすべてが解明されたわけではありません。現在は、体の動きを調整する脳の神経の働き(ドーパミンという物質が関わる神経など)に関係する生まれつきの体質があり、そこにさまざまな要因が重なって症状が出ると考えられています。家族にチックのある人がいると起こりやすいことも知られていますが、遺伝だけで決まるものではありません。
かつては、しつけや性格、親子関係、入学や転校のストレスなどが原因と考えられていた時代がありました。国の研究班の報告書でも、「親の育て方によるという誤解がいまだにある」ことが課題として挙げられています。チックは、発達障害者支援法の発達障害にも含まれる、脳の働きに関係する状態です。
悪化させるきっかけはある
| 増えやすい場面 | 緊張・不安・興奮・疲れ・寝不足。行事の前、新学期、きょうだいの誕生、引っ越しなどの変化のあと |
|---|---|
| 意外と出やすい場面 | テレビや動画を見ているときなど、ほっとしている時間。ゲームなどに長時間集中したあとに増える子もいる |
| 減りやすい場面 | 体を使った遊びや、好きなことに夢中になっているとき。眠っているあいだ |
ストレスは「原因」ではなく「症状を強めるきっかけ」です。きっかけを減らす工夫はできますが、「ストレスをなくせばチックがなくなる」というものではないので、自分を責める必要はありません。
ADHD・強迫症・自閉スペクトラム症との関係
チック、とくにトゥレット症は、ほかの発達の特性や心の不調と一緒に見られることがよくあります。日本小児心身医学会は、トゥレット症の子の85〜88%に少なくとも1つの併存症があるとしています。
| 一緒に見られやすいもの | ポイント |
|---|---|
| ADHD | トゥレット症の子の50〜60%に見られるとされ、最も多い。落ち着きのなさ・忘れ物の多さも気になるときは、あわせて相談を。ADHD(注意欠如・多動症)とはも参考に |
| 強迫症 | トゥレット症の子の30〜50%。何度も手を洗う、物の位置にこだわる、「ちょうどよい感じ」になるまでくり返すなど |
| 自閉スペクトラム症 | 自閉スペクトラム症のくり返す動き(常同行動)とチックは、専門家が見分ける。自閉スペクトラム症(ASD)とはも参考に |
| 不安・学習・睡眠 | 不安が強い、学習の苦手さ、眠りの問題などが一緒にあることも |
実際には、チックそのものより一緒にある特性のほうが生活の困りごとにつながっていることもあります。受診のときは、チック以外に気になることもまとめて伝えてください。なお、話し方の「つまり・くり返し」が気になる場合は、吃音の記事も参考になります。
受診の目安と相談先
チックは自然に良くなることが多いので、症状が軽く、本人も気にしていなければ、家庭で見守ることもできます。ただし、「1年たつまで待たなければいけない」わけではありません。次のようなときは、早めに相談してください。

図:受診を考える目安
| こんなとき | 具体的には |
|---|---|
| 本人が気にしている | 「止まらない」と困っている、からかわれて傷ついている、人前に出るのを嫌がる |
| 症状が強い・体に負担 | 首や肩が痛む、体をたたいてけがをする、勉強や睡眠、食事のじゃまになっている |
| 長引いている | 数か月以上続いている、どんどん種類が増えている |
| ほかにも気になることがある | 落ち着きのなさ、強いこだわり、不安の強さ、学校に行きにくいなど |
| 保護者の不安が強い | 心配で、落ち着いて見守るのが難しいときも、相談してよい |
主な相談先
| 最初の相談 | かかりつけの小児科。チックだけで受診しにくいときは、風邪などで受診したついでに相談してもよい。市区町村の保健センターや乳幼児健診でも相談できる |
|---|---|
| くわしい評価・治療 | 小児神経科・児童精神科、子どもを診ている心療内科。かかりつけ医に紹介してもらうと安心 |
| 学校のこと | 担任、養護教諭、スクールカウンセラー。就学相談の場で相談することもできる |
診察室では緊張してチックが出ないことがよくあります。家で出ているところを短い動画で撮っておくと、医師に伝わりやすくなります。あわせて、いつ始まったか、どんな動き・声か、増える場面、変化の様子、家族にチックのある人がいるか、飲んでいる薬やカフェインのとり方をメモしておきましょう。
撮った動画は診察のためだけに使い、SNSや家族のグループなどで共有しないようにしてください。本人のプライバシーと気持ちを守るためです。
チックの診断には、血液検査や画像検査のような決め手になる検査はありません。医師が話を聞き、様子を見て、国際的な診断基準をもとに判断します。てんかんなどほかの病気と見分けるために、必要に応じて脳波などの検査をすることもあります。
治療|目標は「チックをゼロにすること」ではない
チックの治療で大切なのは、チックを完全になくすことではなく、本人の困りごとを減らすことです。症状が軽く生活に困っていなければ、治療をしないで見守ることも、きちんとした選択肢のひとつです。
正しく知る(心理教育)と環境調整
本人・家族・先生・友だちが、チックはわざとではないことを知るだけで、注意やからかいが減り、本人の負担が軽くなります。睡眠や生活のリズムを整え、症状が強くなる場面を減らします。多くの場合、ここから始めます。
行動療法(CBIT・ハビットリバーサル)
チックが出そうな「むずむず」に気づき、チックと同時にはできない別の動き(競合反応)に置きかえる練習をします。CBIT(チックのための包括的行動的介入)は、国内外のガイドラインで最初に考える治療とされ、副作用もありません。前ぶれに気づけるようになる小学校の高学年ごろからが対象になりやすく、受けられる医療機関はまだ限られています。
薬による治療
チックが強く、勉強や生活に大きな影響が出ているときに検討します。国内では、チックの治療薬として正式に承認された薬はなく、医師が利点と注意点を説明したうえで使います。眠気や体重の増加などの副作用に気をつけながら少量から始めるので、自己判断でやめたり量を変えたりしないでください。ADHDがある場合は、その治療薬が選ばれることもあります。
どの方法が合うかは、年齢や症状、一緒にある特性によって違います。発達全体の様子を知りたいときは発達検査、日常の困りごとを相談しながら支援を受けたいときは療育の記事も参考にしてください。
家庭でできる関わり方
家庭での関わりは、チックのある子が安心して過ごすための土台になります。大切なのは、チックではなく、子どもそのものを見ることです。

図:家庭でできる関わり方
叱らない・注意しない
「やめなさい」「またやってる」と言われると、子どもはチックを気にして緊張し、かえって増えることがあります。本人もやめたくてもやめられないので、気づいてもさらっと受け流すのが基本です。
回数を数えない・じっと見ない
心配でつい見てしまいますが、回数を数えたり、症状が出るたびに目で追ったりすると、本人に伝わります。変化は数週間単位でざっくり見るくらいで十分です。
睡眠と生活リズムを整える
寝不足や疲れはチックを強めます。早寝・早起きと、ゆったり過ごせる時間を意識してみてください。ゲームや動画は禁止しなくてよいですが、長時間続けるときはこまめに休憩をはさみます。
夢中になれる時間を増やす
体を動かす遊びや、好きなことに没頭しているときは、チックが減りやすくなります。得意なことやできたことを認める声かけは、自信を守ることにもつながります。
本人が困っているか、静かに聞く
本人が気にしている様子があれば、責めない言い方で「首が疲れない?」「何か困ってる?」と聞いてみます。困っていることを家族に話してよいと感じられることが、本人の安心になります。
きょうだいや親せきにも伝える
きょうだいがまねをしたり、親せきが「くせを直さないと」と言ったりすることがあります。「わざとじゃないから、そっとしておいてね」と、家族みんなで同じ対応ができるようにしておきましょう。
- 叱る、人前で注意する、「我慢しなさい」と言う
- まねをする、笑う、からかうのを放っておく
- ほかの子と比べる、すぐに治すよう求める
- 動画を撮ってSNSや家族のグループで共有する
毎日チックを目にしていると、「自分のせいでは」「早く治してあげたい」と気持ちが張りつめてしまうことがあります。保護者の不安が強いことも、相談してよい理由のひとつです。完璧な対応をめざさなくて大丈夫です。つらいときは、医師や保健センター、保護者のしんどさについての記事も頼ってください。
園・学校にお願いできる配慮
園や学校の先生が、チックについて詳しく知っているとは限りません。家での様子や家庭の方針を、ご家族から先生に伝えることが支援の第一歩です。担任の先生に加えて、養護教諭(保健室の先生)にも共有しておくと安心です。

図:園・学校にお願いできる配慮
| 場面 | お願いできる配慮の例 |
|---|---|
| ふだんの対応 | チックが出ても注意せず、そっと見守ってもらう。医師の説明書や資料があれば先生に渡すと伝わりやすい |
| クラスへの説明 | 本人の了解を得たうえで、「わざとではない」ことを簡単な言葉で伝えてもらう |
| からかい・まね | からかいやまねがあったら、先生がすぐに止める |
| 授業・テスト | 音声チックが気になる場面では別室での受験や時間の延長を相談する。疲れたときに休める場所を決めておく |
| 家庭との連絡 | 連絡帳などで、学校と家での様子をこまめに共有する |
よかれと思った配慮が、本人にとってはつらいこともあります。たとえば、本人が望んでいないのに席を後ろに固定すると、かえって目立って孤立につながることがあります。配慮の内容は、本人の気持ちを聞きながら決めていきましょう。障害者差別解消法により、学校には合理的配慮の提供が求められています。
ご家族からよく聞かれる悩みと対応の例
「私が厳しく叱りすぎたせい?」
チックは、脳の神経の働きに関係する体質から起こるもので、育て方のせいではありません。叱ったことがきっかけで一時的に増えることはあっても、それが原因になるわけではありません。今日から「注意しない」を始めれば十分です。
「まばたきが止まったと思ったら、今度は咳払いが始まった」
チックは動きの種類が入れかわるのがよくある特徴です。新しい症状が出ても慌てず、始まった時期と種類をメモしておきましょう。運動と音声の両方が長く続くときや、困りごとがあるときは受診のきっかけにしてください。
「病院に行ったら、チックがまったく出なかった」
慣れない場所では緊張して、チックが一時的に止まるのはよくあることです。家で撮った短い動画を見せれば大丈夫です。
「学校で声が出てしまい、友だちに何か言われたらしい」
まずは本人の気持ちを聞き、話してくれたことを受け止めます。そのうえで担任の先生に伝え、からかいへの対応や、クラスへの説明を本人と相談しながらお願いしましょう。
「ゲームをやめさせたほうがいい?」
ゲームそのものが原因ではないので、禁止する必要はありません。長時間続けて興奮や疲れがたまるとチックが増える子もいるので、時間を決めて、こまめに休憩するくらいで十分です。
よくある質問
Q. チックは放っておいても大丈夫ですか?
症状が軽く、本人も周りも困っていなければ、注意せずに見守ることで多くは自然に落ち着きます。ただ、本人が気にしている、生活に支障がある、長引いているときは、1年を待たずに小児科に相談してください。
Q. チックは遺伝しますか?
家族にチックのある人がいると起こりやすいことはわかっていますが、必ず遺伝するものではありません。体質に、さまざまな要因が重なって症状が出ると考えられています。
Q. 食事やサプリで治りますか?
特定の食べ物やサプリでチックが治るという確かな根拠はありません。バランスのよい食事と十分な睡眠は、体調を整えるうえで大切です。
Q. 大人になっても続きますか?
多くは思春期以降に軽くなり、トゥレット症でも約9割は大人になるまでに良くなるとされています。一部は大人になっても続きますが、症状とつき合いながら仕事や生活をしている人もたくさんいます。
Q. 療育や福祉のサービスは使えますか?
チックは発達障害者支援法の発達障害に含まれます。生活や学習に困りごとがあれば、療育(児童発達支援・放課後等デイサービス)を、手帳がなくても受給者証で利用できる場合があります。まずは市区町村の窓口に相談してみてください。
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まとめ
- チックは、素早い動きや声が本人の意思と関係なくくり返し出る状態で、子どもの5〜10人に1人が経験する
- 運動・音声、単純・複雑のタイプがあり、種類が入れかわるのはよくあること
- 原因は脳の神経の働きに関係する体質で、育て方のせいではない
- 多くは1年以内に落ち着き、トゥレット症でも約9割は大人になるまでに良くなる
- 家庭では、叱らない・注意しない・まねしない。睡眠と夢中になれる時間を大切に
- 本人が困っている、生活に支障があるときは、1年待たずに小児科へ。意識がとぎれる・けいれんはすぐ受診
チックは、周りの人が「わざとじゃない」と知っているだけで、本人の過ごしやすさが大きく変わります。チックではなく、お子さんそのものを見ること。それが、ご家族にできるいちばんの支えです。ひとりで抱えこまず、かかりつけ医や園・学校と一緒に、お子さんのペースを見守っていってください。


