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専門的支援実施加算の記録・計画書テンプレート!書き方文例集

専門的支援実施加算の記録・計画書テンプレート!書き方文例集
ユイン

運営において、日々の記録作成に追われ、本来の療育に集中できない悩みはありませんか。特に専門的支援加算は単価が高いため、行政のチェックも厳しく、記録の整合性が求められます。

こんな悩みはありませんか? 「専門職を配置しているが、記録が薄いと指摘されたらどうしよう」
「実地指導での報酬返還が怖いが、正解の書き方がわからない」
私もサービス管理責任者や保育士として現場に立っているため、そのプレッシャーは痛いほど分かります。専門的な支援をしていても、記録に残っていなければ「やっていない」とみなされるのが、この業界の辛い現実です。

そこで今回は、厚労省のガイドラインやQ&Aを徹底的にリサーチし、現場ですぐに使える専門的支援加算の記録テンプレートをまとめました。

この記事でわかること
  • 実地指導で指摘されない正しい記録の書き方
  • 職種別(PT・OT・ST・心理・保育士)のコピペOKテンプレート
  • やってはいけないNG記録事例と修正案

この記事にあるテンプレートを活用すれば、事務作業の時間を大幅に減らし、実地指導への不安を解消できます。空いた時間で子供たちと向き合う時間を増やし、現場を守るためのお守りとして活用してください。

【基礎知識】専門的支援実施加算(150単位)の単価と回数制限

新設・アクション
専門的支援実施加算とは

令和6年度の報酬改定で新設された加算です。

「専門的支援体制加算(ベース)」の対象となる資格を持つ職員が、個別の「専門的支援実施計画」を作成し、計画に基づいた支援(30分以上)を行うことで、1回ごとに算定できます。

ここが最大のメリット!

「専門的支援体制加算(ベース)」を算定していなくても、「実施加算(アクション)」単独で算定可能です。

つまり、事業所全体での専門職配置(常勤換算1.0以上)が難しくても、非常勤の理学療法士が週1回だけ来る場合や、1名だけベテラン保育士がいる場合でも、その職員が個別支援を行えば、この加算(150単位)は確実に取れます。
小規模な事業所こそ、狙うべき加算です。

👤 誰が実施できる?(対象職員)

以下の職員が、個別支援を行った場合に算定可能です。
特に「5年以上の実務経験のある保育士・児童指導員」が含まれる点が、今回の改定の大きなポイントです。

福祉専門職(経験要件あり)
  • 保育士(5年以上の実務経験)
  • 児童指導員(5年以上の実務経験)

※これらは「専門的支援体制加算」の要件として認められた職種であり、実施加算の対象にもなります。

医療・リハビリ・心理職
  • 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
  • 心理指導担当職員(公認心理師、臨床心理士等)
  • 視覚障害児支援担当職員

💰 なぜ重要?金額のインパクト

この加算の魅力は、ベースの体制に関わらず、やった分だけ収益が増える(出来高払い)点です。

1回あたりの報酬単価
150単位 / 回
(約1,500円〜1,700円)
月6回実施で、児童1人あたり 約9,000円 の増収!

【経営へのインパクト】
例えば、定員10名の事業所で全員に月6回実施できた場合:

  • 月間売上:約9万円アップ
  • 年間売上:約100万円アップ

ベテラン保育士がいるだけで、この実施加算(150単位)を積み上げることが可能です。
これは職員の処遇改善や、新たな専門職の採用コストを賄うための重要な原資になります。やらない手はありません。

📝 3つの実施ルール

  • 計画作成:「専門的支援実施計画」を作成し、保護者の同意を得る。
  • 時間確保:同日の支援時間のすべてである必要はないが、30分以上確保する。
  • 記録:対象児童ごとに支援記録を作成する。

📊 算定限度回数(月の上限)

算定できる回数は、その月の「利用日数(実績)」によって決まります。
※定員10人以下(重症心身障害児を除く)の場合

👶 児童発達支援

月間利用日数 限度回数
12日 未満 最大 4回
12日 以上 最大 6回

🏫 放課後等デイサービス

月間利用日数 限度回数
6日 未満 最大 2回
6日以上 〜 12日未満 最大 4回
12日 以上 最大 6回

運営指導対策・記録の鉄則

📂 運営指導(旧実地指導)で返還にならない「記録」の鉄則

現在は「実地指導」から「運営指導」へと名称が変わり、行政のスタンスもより「育成・指導」の色が濃くなっています。
しかし、加算要件に関する不備は例外です。要件を満たしていないと判断されれば、指導担当者から容赦なく「報酬返還(過去に遡っての返金)」を求められます。

サビ管の心得

「支援はやっているから大丈夫」は通用しません。
書類上で証明できなければ、支援は「存在しなかった」とみなされます。
必ずチェックされる3つの深掘りポイントを押さえましょう。

1
計画書の「独立性」と「専門性」

最も多い指摘が「個別支援計画のコピーではないか?」という点です。
通常の支援(基本報酬に含まれる部分)と、加算対象の支援(専門的支援)が明確に区分されている必要があります。

❌ NG例:
個別支援計画の中に目標として「運動をする」と書いてあり、それをそのまま専門的支援としている。
これでは「日々の活動」との区別がつきません。
⭕ OK例:
個別支援計画の別紙として「専門的支援実施計画」を作成。
「理学療法士の視点から、体幹機能向上のためにバランスボールを用いた訓練を週1回行う」と、専門職ならではのアプローチを明記する。
2
「5領域」との完全な整合性

2024年改定以降、計画には必ず以下の「5領域」との関連付けが求められています。
指導担当者は「この支援は、どの領域の発達を促す意図があるのか?」を確認します。

健康・生活 運動・感覚 認知・行動 言語・コミュニケーション 人間関係・社会性

※計画書にチェックボックスを設けるだけでなく、支援内容と領域が論理的に繋がっていることが重要です。
(例:キャッチボールをするなら、「運動・感覚」だけでなく、ルール理解としての「認知・行動」や、やり取りとしての「人間関係・社会性」など、狙いを明確にする)

3
実施記録の「証拠能力」

ここが運命の分かれ道です。
30分以上の支援を行った証明として、以下の4要素が抜けていると否認されるリスクが高まります。

  • 時間(開始時刻と終了時刻を分単位で)
  • 場所(訓練室、静養室など個別の場所)
  • 担当者(有資格者のフルネーム)
  • 内容と評価(具体的な様子と専門的評価)
❌ 危険な記録:
「16:00〜 個別支援。パズルをして遊んだ。楽しそうだった。」
→ これではただの遊びとみなされます。「30分以上」の証明もなく、専門性が感じられません。
⭕ 通る記録:
「16:00〜16:40(40分) 担当:理学療法士 〇〇
【運動・感覚】平均台を使用し、継ぎ足歩行訓練を実施。開始時はふらつきが見られたが、視線を前方に固定するよう声掛けを行うことで、後半は独歩で2往復成功した。」

\ 運営指導完全攻略! /
記事にそのまま使える「テンプレート」掲載

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計画書テンプレート

📜 根拠となるQ&A原文(省略なし)

厚生労働省 令和6年度報酬改定Q&A Vol.1 問16
(問)専門的支援実施計画について、具体的にどのような項目を記載することが求められるのか。また、個別支援計画と一体的に作成することは可能か。
(答)
〇 専門的支援実施加算の算定にあたっては、個別支援計画を踏まえ、支援を提供する専門職が専門的支援実施計画を障害児ごとに作成することが必要となるが、計画には、以下の項目を記載することを想定している。
  • 当該専門職によるアセスメントの結果
  • 5領域との関係の中で、特に支援を要する領域
  • 専門的な支援を行うことで、目指すべき達成目標
  • 目標を達成するために行う具体的な支援の内容
  • 支援の実施方法 等
上記の項目に限らず、ニーズに応じた専門的支援に必要であると考えられる項目について記載するとともに、計画的に質の高い専門的支援を提供する上で有効な計画とすることが求められる(例えば、障害特性を踏まえた配慮事項について記載する、個別支援計画の支援との関連性を記載する、支援の改善が図れるような構造とするなど)。

〇 なお、専門的支援実施計画は、個別支援計画とは別に作成し、あらかじめ給付決定保護者の同意を得ることが必要である。

📄 【プロ仕様】専門的支援実施計画書テンプレート

上記のQ&Aで求められている「質の高い専門的支援」を証明するための、情報量を高めたテンプレートです。
そのままWord等に貼り付けてご使用ください。

決定版テンプレート
専門的支援実施計画書
個別支援計画書 別紙資料
作成日 令和  年  月  日 次回評価日 令和  年  月  日
利用者氏名              殿
作成者 氏名:         
(資格: ☑ 理学療法士 □ 作業療法士 □ 言語聴覚士 □ 公認心理師 □ その他 )
1. 専門的見地からのアセスメント・課題分析
※標準化された検査結果や、専門職としての観察所見、ICF(生活機能分類)の視点等を用いて具体的に記載してください。

【身体機能・構造】
体幹機能(腹圧)の弱さにより、端座位保持が不安定。5分程度で仙骨座りとなり、姿勢の崩れが見られる。

【活動・参加】
微細運動(箸操作、書字)において、手首の固定が甘く、操作性が低下している。これが学習活動への集中力低下の一因となっている。

【環境因子・個人因子】
失敗体験を嫌がる傾向があるが、サーキット運動等の全身運動には意欲的である。
2. 重点的に支援を行う領域
【領域選定の理由】
身体の土台作り(運動・感覚)を行うことが、結果として着席行動(認知)や集団参加(社会性)の向上に繋がると判断したため。
3. 達成すべき目標(予後予測)
【長期目標(6ヶ月後)】
体幹筋力を向上させ、活動の切り替え場面まで(15分程度)良い姿勢を保持し、課題に取り組むことができる。

【短期目標(1ヶ月後)】
バランスボール等の用具を用いた環境下で、支援者の介助があれば30秒間姿勢を保持できる。
4. 具体的な支援内容・実施方法
実施頻度 週1回程度 (月4回) 実施時間 40分 (※30分以上必須)
環境・道具 静養室(刺激の少ない環境)、バランスボール、感覚マット、肋木
プログラム 1. 準備運動(5分):ストレッチにより筋緊張を緩和し、可動域を確保する。
2. 主活動(25分)
・バランスボール座位でのリーチ動作(前後左右への重心移動訓練)
・マット上での高這い移動(肩甲帯と骨盤帯の連動性向上)
3. 整理運動(10分):クールダウンおよびフィードバックを行う。
配慮事項 ※障害特性を踏まえた配慮:感覚過敏があるため、マットの素材は本人が好むものを使用する。スモールステップで実施し、自己効力感を高める。
5. 個別支援計画との関連性・連携
【個別支援計画との関連】
個別支援計画の長期目標「着席して朝の会に参加する」を達成するための、身体機能面(インナーマッスル強化)からの専門的アプローチとして位置づける。

【家庭・学校等との連携】
家庭でも実施可能な「親子での手押し相撲」等を提案し、日常生活内での運動量を確保するよう保護者へ助言を行う。
上記計画(個別支援計画書 別紙)の内容について説明を受け、同意します。
同意日:令和  年  月  日

保護者署名:               印

⚡ しっかり書かれた計画書を「専門特化」させる変換術

丸写しはNG!視点を変える

個別支援計画がしっかり書かれているなら、それを活かさない手はありません。
ただし、そのままコピペすると「専門職の視点がない」と指摘されます。
内容は同じでも、「生活(全体)」から「機能(詳細)」へと視点をズームアップして書き換えるのがプロの技です。

💡 サビ管の書き換えルール(翻訳)
「生活の中での困りごと(個別支援計画)」を、「体の機能や使い方の課題(専門的支援計画)」として具体的に翻訳します。

1. アセスメントの書き換え(生活の様子 ⇒ 体の機能)

個別支援計画(生活視点) 給食の時、後半になると姿勢が崩れて食べこぼしが増えるが、声掛けがあれば座り直すことができる。
専門的支援計画(機能視点) 背中を伸ばし続ける「持久力」が弱いため、10分ほどで疲れて姿勢が崩れてしまう。座り直す筋力自体はあるが、それを保つスタミナ不足が原因。
※「姿勢が崩れる」という事実を、「筋持久力(スタミナ)の問題」として原因を特定して書く。

2. 目標の書き換え(生活目標 ⇒ スキル目標)

個別支援計画(生活視点) 最後まで良い姿勢で給食を食べることができる。
専門的支援計画(機能視点) 足の裏を床につけ、背もたれに頼らずに、15分間背筋を伸ばしたまま座り続けることができる。
※「良い姿勢」という曖昧な言葉を、「足をつけて、背もたれなしで、15分間」という具体的な身体条件に変換する。

3. 支援内容の書き換え(支援・配慮 ⇒ 訓練・練習)

個別支援計画(生活視点) 姿勢が崩れたら声掛けを行い、正しい姿勢を意識させる。外遊びで体力をつける。
専門的支援計画(機能視点) バランスボールの上で弾みながら姿勢を保つ練習を行い、座るために必要な体の奥の筋肉を集中的に鍛える。
※「外遊びで体力」を、「バランスボールで体の奥の筋肉を鍛える」という具体的なトレーニング内容に変換する。
📝 まとめ:この手順なら5分で書ける!
1. 個別支援計画(左)を見て、「生活上の目標」を確認する。
2. それを達成するために必要な「体の機能(筋力、指先の力、見る力など)」は何かを考える。
3. その機能を「どうやって鍛えるか(道具と方法)」を書く。

これだけで、整合性が取れつつ、全く別の「専門的な計画書」が完成します。

記録テンプレート

⚡ 【負担最小限】評価欄統合型テンプレート

コピペOK:統合版
専門的支援実施記録 担当者印:[  ]
日時・時間
16:00 ~ 16:40 ( 40分
実施形態
実施場所
担当専門職
山田 太郎 ( 資格: 作業療法士
重点領域
■ 支援内容・本人の様子
💡 書き方のコツ:これなら「評価」になる!
○「バランスを崩したが、自己修正が可能だった。」(機能面の評価)
○「マークを視覚的手がかりとして提示した。」(専門的な支援)
※専門用語を交えて様子を書くことで、評価として認められます。

📚 【誰でも書ける】専門用語なしの記録文例集

難しい言葉を使わなくても、「何を目的に、どんな工夫をしたか」が書かれていればOKです。
保護者にも伝わりやすい、やさしい表現に書き換えました。

① 健康・生活
■ 着替え・トイレ
  • ボタンの練習。指先がうまく使えるように、まずは大きなスナップボタンから練習しました。「できた!」という自信を持てるよう、成功した瞬間にたくさん褒めました。
  • トイレに行くタイミングをつかむ練習。遊びに夢中になると忘れてしまうため、1時間ごとに声をかけました。時計の針を見せて、「いつ行くか」を目で見てわかるように工夫しました。
  • 靴の左右を間違えない練習。中敷きに絵合わせシールを貼り、パズルのように合わせることで、一人でも正しく履けるように支援しました。
■ 食事・生活習慣
  • お箸の練習。3本の指でしっかり持てるよう、補助付きの箸ではなくスポンジを使った練習を行いました。指を一本ずつ動かす力を育てています。
  • 偏食への対応。口の中の感覚が敏感なため、無理に食べさせず、食材に触ったり匂いを嗅ぐことから始めました。安心感を持って食事に向かえるよう配慮しました。
  • 気持ちの切り替え。タイマーを使って「あと何分」と残り時間を伝えました。終わりの時間がはっきりすることで、自分から遊びを終えることができました。
② 運動・感覚
■ 全身運動・バランス
  • バランスボール運動。グラグラするボールの上で座ることで、お腹や背中の筋肉(体幹)を使って姿勢を保つ練習をしました。
  • サーキット遊び(トランポリン、平均台)。ジャンプやバランス移動を通じて、自分の体の大きさや傾きを感じる力を養いました。
  • ダンスの模倣。先生の動きを見て同じように動く練習をしました。目で見た通りに体を動かす力を育てています。
■ 手先の動き・感覚
  • ビーズ通し。右手で糸を持ち、左手でビーズをしっかり支える練習です。両手を同時に別々に動かす練習を行いました。
  • ハサミの練習。紙を持つ手が動いてしまうため、手を添えてガイドしました。線の通りに切るために、目と手の動きを合わせる練習です。
  • 粘土遊び。手が汚れるのを嫌がる様子があったため、最初は道具を使って触れ、少しずつ慣れるようにしました。触れる感覚の幅を広げる支援を行いました。
③ 認知・行動
■ 学習・理解
  • 型はめパズル。「三角」「四角」などの形を見分ける練習です。ピースの向きを変えれば入ることに気づけるよう、言葉でヒントを出しました。
  • 色のマッチング。「赤」と「青」のボールをそれぞれの箱に分ける遊びをしました。同じ仲間を集める力(分類)を育てています。
  • 数の練習。おはじきを使い、「数字の3」と「3個のおはじき」が同じ意味であることを、具体物を使って理解できるよう支援しました。
■ 集中力・行動
  • 座って課題に取り組む練習。周りの音や物が気にならないよう、静かな壁に向かって座る配置にしました。集中しやすい環境を作ることで、15分間座っていられました。
  • こだわり行動への対応。「ダメ」と止めるのではなく、「あと1回でおしまい」と終わりの合図を決めることで、納得して次の行動に移れました。
④ 言語・コミュニケーション
■ 言葉でのやり取り
  • 「貸して」と伝える練習。お菓子が欲しい時に、泣くのではなくカードを渡して伝える練習をしました。「伝えれば願いが叶う」という経験を積んでいます。
  • 二語文の練習。「ママ、きて」「パン、たべる」など、単語をつなげて話せるよう、大人が少し長めの言葉を添えて話しかけました。
  • 発音の練習。鏡を見ながら「ベー」と舌を出す体操をしました。口や舌の動かし方を目で見て確認しました。
■ 非言語・聞く力
  • 名前を呼ばれたら見る練習。呼んで目が合った瞬間に褒めることで、人への注目を増やしました。
  • 指示を聞く練習。言葉だけで伝わりにくい時は、ジェスチャー(身振り)を交えて伝えました。見て理解する力を活用しています。
⑤ 人間関係・社会性
■ 集団でのルール
  • 順番待ちの練習。ボードゲームを使い、「自分の番」と「待つ番」があることを学びました。待っている間にお友達を応援できたことを評価しました。
  • 「だるまさんが転んだ」。みんなの動きに合わせて、止まったり動いたりする練習です。周りの様子を気にする力を育てています。
  • ゲームでの勝ち負け。「負けても終わりじゃない、また遊べる」と事前に伝えることで、気持ちを崩さずに参加できるよう支援しました。
■ 人との関わり
  • 「貸して」「いいよ」の練習。ロールプレイ(練習ごっこ)を通じて、相手が嫌な気持ちにならない断り方などを練習しました。
  • 距離感の練習。フープを使って「人と話す時のちょうど良い距離」を目で見てわかるように教えました。近づきすぎない距離感を学んでいます。
  • 困った時の練習。お友達とトラブルになった時、手が出る前に「先生、手伝って」と言えるよう練習しました。言葉で助けを求める力を育てています。

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専門的支援実施加算_リスク管理・Q&A

💣 【最大のリスク】「欠席」による上限回数の減少トラップ

請求ミス多発ポイント

月末の急な欠席にご注意ください!
利用日数が減ることで、算定済みだった加算が「上限オーバー(返還)」になるケースがあります。

【予定:12日利用】
上限:月6回
6回実施済み
【風邪で1日欠席…】
実績:11日利用
12日未満に転落
【結果:上限4回】
2回分が
過誤(返金)確定

※放デイの場合、12日以上(上限6回)か12日未満(上限4回)かのラインが死守ラインです。
ギリギリ12日利用の児童には、念のため「月4回」に抑えておくのが安全策です。

❓ こんな時どうする? 現場のQ&A

当日キャンセル(欠席)の場合、加算は取れますか?
取れません。
専門的支援実施加算は「実際に支援を行ったこと」への評価です。「欠席時対応加算」は算定できる可能性がありますが、実施加算との併算定は不可(実施していないため)です。
小集団(5名)で行う場合、記録は全員同じでいいですか?
ダメです。
実施内容は同じ(例:みんなでサーキット運動)でも、評価(様子)は個別である必要があります。
A君は「バランスが課題」、B君は「順番待ちが課題」など、個別のねらいに対する評価を残してください。
保護者の同意はいつ取ればいいですか?
必ず「実施(算定)を開始する前」に取ってください。
後から「先月分も同意して」は通用しません。モニタリングのタイミングで次回分(半年分)の計画を作成し、更新していくのがスムーズです。
💡 保護者への説明テクニック

「加算を取ります(料金が上がります)」とだけ伝えると抵抗感を持たれます。
「お子さんのために、理学療法士が専門的なリハビリを個別に行います」と、メリット(価値)を先に伝えましょう。
同意書(計画書)には、専門職の名前と資格を明記することで、保護者の納得感が高まります。

⏱️ 現場目線で見る「30分ルール」の現実的なライン

サビ管の現場感覚

そこまで神経質にならなくて大丈夫です。

運営指導で見られるのは「30分の枠を確保して、やるべきことをやっているか」という実態です。
生理現象やちょっとした離席で数分削られたとしても、トータルで支援が成立していれば認められます。

ケース1:トイレ・水分補給

⭕ 支援の一環としてOK 中断しなくていい
途中でトイレに行ったり、お茶を飲んだりするのは生理現象であり、生活の一部です。
「トイレに行ったからマイナス3分」のような厳密な管理は不要です。
職員が「行ってらっしゃい」と見守り、戻ってきたら再開すれば、それは一連の支援時間内とみなして問題ありません。
⚠️ ただし:
トイレにこもって20分出てこないなど、明らかに支援が中断してしまった場合は、時間を延長するなどの対応が必要です。

ケース2:準備と片付け

⭕ 「一緒にやる」ならOK 療育に組み込む
「準備は職員の仕事」と決めつける必要はありません。
重いマットを一緒に運んだり、使ったカードを箱に戻したりすることも、立派な「身体の使い方」や「整理整頓」の訓練です。
子どもと一緒に動いている時間は、すべて算定時間に含めて大丈夫です。

ケース3:保護者への報告時間

❌ これだけはNG 時間外
ここだけは厳密です。
お迎えに来た保護者と話している時間は「家族支援」であり、本人の「専門的支援」には含まれません。
話が盛り上がって長くなっても、それは30分のカウント外として考えてください。
📊 現場が回る時間設定
30分ギリギリだと、何かあった時に不安になります。
かといって40分も取ると他の業務が回りません。
計画上は「35分程度」で枠を取っておくのが、一番現実的で安心なラインです。
[計画] 16:00 〜 16:35 (35分)
————————-
多少のトイレ離席や、気分の立て直しがあっても、
実質30分は十分に確保できる余裕設定。
————————-
これなら現場も焦らず対応できます。

まとめ

🏁 まとめ:記録は「身を守る盾」であり「最強の武器」だ

ここまで読んでも「やっぱり面倒くさい」と思うなら、やらなくていいと思います。
ただ、これだけは覚えておいてください。この加算をやらないということは、目の前に落ちている年間100万円を捨てているのと同じです。

児童10名の事業所なら… 年間 約100万円 の差 (職員1人分の賞与や採用費が賄えます)

逆に、中途半端にやって記録が適当なら、運営指導で過去数年分を全額返還させられます。
やるなら徹底的に、隙なくやる。そのためのポイントは3つだけです。

  • 計画書は「翻訳」で作れ
    ゼロから作文しない。個別支援計画(生活)を専門視点(機能)に書き換えるだけ。
  • 記録は「選択式」で逃げ切れ
    毎日悩むな。「5領域」と「実施形態」にチェックを入れ、定型文を貼る仕組みを作る。
  • 「5年保育士」は実施NG
    ここだけは絶対間違えるな。実施できるのはPT・OT・ST・心理職のみ。
記録は、子どもたちと向き合った時間を「なかったこと」にしないための唯一の証拠です。
今回配ったテンプレートを使い倒して、さっさと事務作業を終わらせてください。
そして、浮いた時間と稼いだお金で、現場をもっと良くしていきましょう。

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ABOUT ME
室長:ユイン
室長:ユイン
介護福祉士・保育士・サビ菅
【福祉現場の「最前線」を知る専門家】

■ 実績
・国家資格:介護福祉士 / 保育士/3級FP
・資格:サービス管理責任者/実務者研修教員講習会修了
・支援経験:障害支援事業
・施設長・管理者経験:共同生活援助(グループホーム)/放課後等デイサービス
・支援歴:10 年以上。管理職は20代後半から経験。講師として実務者研修、強度行動障害研修の講師資格もあり。

■ なにができる人?
「制度が難しくて分からない」
「親なきあとのお金が心配」
そんな障害のある子を持つご家族の悩みを、「現場の裏側(サビ管)」「生活防衛(FP/大家族父)」の2つの視点で解決します。

■ 運営者の正体
4人の子供(6人家族)を養う現役の福祉職パパ。
給料が低いと言われる業界でも、「制度知識」×「家計戦略」で資産形成は可能です。

机上の空論ではない、泥臭い「生存戦略」を公開中。
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