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強度行動障害の支援計画シート・支援手順書の記入例|記録の書き方と実地指導対策【放デイ・児発】

強度行動障害児支援加算の記録の書き方!実地指導も怖くない文例・テンプレート完全ガイド
ユイン
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実地指導対策の決定版!
強度行動障害児支援加算の「正しい記録の書き方」と
そのまま使える「文例テンプレート」を完全公開します。

結論から言います。加算算定の要件を満たし、返還リスクを回避するために必要なのは「構造化された支援手順」「事実に基づく記録」の2点だけです。

しかし、多くの現場では書き方が自己流になっており、実地指導で指摘を受けるケースが後を絶ちません。
本記事では、サービス管理責任者であり「強度行動障害支援者養成研修(実践研修)」を修了した筆者が、行政が求める記録の正解を体系化しました。 あわせて、国が示している公式様式(参考1・参考2)に沿った「支援計画シート」と「支援手順書 兼 記録用紙」の記入例を、放課後等デイサービスの1日ぶんで全欄公開しています。公式の記入例は26歳・生活介護の成人事例しかなく、放デイ・児発でそのまま使えるものが存在しないため、子どもの1日に置き換えた形で作り直しました。

この記事を読んだ後のゴール(到達点)
  • 「書くことがない日」でも、加算要件を完璧に満たす記録が書けるようになる。
  • 難解な「生物・心理・社会」の分類で、もう二度と迷わなくなる。
  • 明日からスタッフ全員が、実地指導に強い統一された記録を残せるようになる。

「記録業務の時間を減らしつつ、事業所を守りたい」。
そんな管理者の願いを叶える具体的なノウハウとテンプレートを、全てここに置いておきます。ぜひ現場のマニュアルとしてご活用ください。

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Contents
  1. なぜ「記録」が命なのか?強度行動障害児支援加算の返還リスク
  2. 【令和6年度改定対応】加算の単位数と、シートに関する3つの要件
  3. 全ての土台はここにあり!「支援計画シート」作成完全ガイド
  4. その様式で合っていますか?「支援計画シート」と「支援手順書 兼 記録用紙」の出どころ
  5. まずは材料集め!「インテーク(情報の収集・整理)」の書き方
  6. 最重要!「3つの視点」で行動の背景を読み解く
  7. 仮説から「支援課題」を導き、具体的な「戦術」へ
  8. 【完全記入例】支援計画シート(放課後等デイサービス・小学4年生)
  9. 【保存版】コピペで完成!場面別「支援手順書」書き方テンプレート
  10. 【完全記入例】支援手順書 兼 記録用紙(放デイの1日ぶん)
  11. 空欄は絶対NG!「チェック」欄の正しい判定基準
  12. 「特変なし」は卒業!書くことがない日の満点記録術
  13. 感情は捨てる!トラブル発生時の「事実記録」完全攻略
  14. 最後が肝心!「連絡事項」の活用と「修正ルール」完全ガイド
  15. この記事を読んだ人がよく見ているサービス
  16. まとめ:その1行が、利用者と事業所を守る「最強の盾」になる
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なぜ「記録」が命なのか?強度行動障害児支援加算の返還リスク

現場で汗を流している私たちにとって、目の前のお子さんの支援が最優先であることは言うまでもありません。パニックになっているお子さんを落ち着かせ、安全を確保し、少しでも笑顔で過ごしてもらう。その瞬間の関わりこそが私たちの仕事の本質です。

しかし、あえて厳しいことを言わせてください。

「記録のない支援は、
行政において『支援していない』のと同じ」

これは私がサービス管理責任者として、そして一人の支援者として、最も痛感している現実です。

強度行動障害児支援加算は、その専門性と困難さゆえに高い報酬単価(単位数)が設定されています。それは裏を返せば、「それに見合うだけの証拠(エビデンス)を厳格に残しなさい」という国からのメッセージでもあります。

ここでは、なぜ記録がこれほどまでに重要なのか、実地指導(監査)の視点から解説します。

加算算定の根拠は「毎日の記録」にある

よくある誤解が、「判定スコア(確認票)で20点以上あるから大丈夫」という認識です。確かにスコアは入り口として必要ですが、それだけで加算が認められるわけではありません。

強度行動障害児支援加算の要件は、単に対象児を受け入れていることではなく、以下の要件を満たすことに対して支払われます。

強度行動障害支援者養成研修修了者を配置し、適切な計画に基づいた支援を行ったこと

もし実地指導で調査官にこう聞かれたら、どう答えますか?

「この日、加算を算定していますが、具体的にどのような専門的な支援を行いましたか?記録を見せてください」

この時、「記憶にはあります」「確かにやりました」という言葉は通用しません。公費(税金)を使っている以上、客観的な証拠が必要です。

⚠️ 最大の注意点:返還リスク

万が一、記録が白紙だったり、「特変なし」の一言で済まされていたりした場合、最悪のケースでは「不正請求」とみなされ、過去に遡って加算報酬の全額返還を求められるリスクがあります。数百万円単位の返還命令が出れば、事業所の存続自体が危ぶまれる事態になりかねません。

実地指導でチェックされる3つのポイント

では、実地指導において調査官は記録のどこを見ているのでしょうか?私の経験や厚労省のガイドラインに基づくと、大きく分けて以下の3点がチェックされます。

🔍 重要チェックポイント

1. 支援手順書(個別支援計画)との整合性

計画書で「パニック時はクールダウンスペースへ誘導する」と決めているのに、記録にその記述が全くなければ、「計画倒れ」と判断されます。「計画にある支援を、実際に今日やったのか」という整合性が厳しく見られます。

2. 5W1Hに基づいた具体性

「暴れていたので対応した」では不十分です。「いつ(何時何分)、どのようなきっかけで(トリガー)、どのような行動が起き(ターゲット行動)、誰がどう介入し、結果どうなったか」が書かれている必要があります。

3. 研修修了者による関わりと確認の痕跡

特に基礎研修修了者が支援を行う場合、実践研修修了者が適切に助言や確認を行っているかどうかも重要なポイントです。記録の中に「〇〇(実践研修修了者)に報告し、助言を受けた」といった記述があることで、チームとして要件を満たしている証明になります。

記録を書くことは、決して「事務作業」ではありません。

自分たちの行った質の高い支援を証明し、
事業所とスタッフを守るための「盾」なのです。

【令和6年度改定対応】加算の単位数と、シートに関する3つの要件

記録の話に入る前に、「そもそも何を求められている加算なのか」を一度そろえておきます。令和6年度の報酬改定で、強度行動障害児支援加算は「対象児を受け入れたら算定できる加算」から「計画をつくり、その計画どおりに支援したことを示す加算」へ性格が変わりました。記録が命になったのは、この改定が理由です。

単位数と対象(児童発達支援・放課後等デイサービス)

サービス対象児(児基準)配置が必要な研修修了者単位数開始から90日以内
児童発達支援20点以上実践研修 修了者200単位/日+500単位/日
放課後等デイサービス(Ⅰ)20点以上実践研修 修了者200単位/日+500単位/日
放課後等デイサービス(Ⅱ)30点以上中核的人材養成研修 修了者250単位/日+500単位/日

「児基準」とは、保護者から提出されるスコア表(判定基準表)の合計点です。点数は入り口の条件にすぎません。点数を満たしていても、次の3つが欠けていれば加算の根拠を失います。

求められている3つのこと

要件1
実践研修修了者が「支援計画シート等」を作る

個別支援計画とは別に、行動障害の背景分析と具体的な支援手順をまとめた書類を作ります。作成者は実践研修(放デイⅡは中核的人材養成研修)の修了者です。

要件2
おおむね3か月に1回、内容を見直す

作りっぱなしは認められません。留意事項通知では、少なくとも3か月に1回程度の頻度で見直すこととされています。状態が変われば随時です。

要件3
計画どおりに支援し、実施を確認する

基礎研修修了者が支援に入る場合は、実践研修修了者が実際の様子を観察して確認します(おおむね支援2回につき1回以上)。この確認の跡が記録に残っている必要があります。

ここが返還につながりますスコア表と体制届は出ているのに、支援計画シート等が存在しない/日付が何年も前のまま/記録が「特変なし」だけという状態です。要件1〜3のどれか1つでも示せなければ、算定日にさかのぼって返還を求められる可能性があります。
自治体によって確認方法が違います。見直しの頻度や確認の残し方(誰が・どの様式で・どこに署名するか)は、指定権者の運営指導基準で細かく指定されている場合があります。様式を整える前に、必ず自分の自治体の手引きを確認してください。

出典:「強度行動障害を有する児者への地域の支援体制整備の促進について」(令和6年6月27日 こ支障第162号/障障発0627第1号、こども家庭庁支援局障害児支援課長・厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課長)に示された単位数を整理。見直し頻度・確認頻度は令和6年度報酬改定の留意事項通知に基づく運用です。

全ての土台はここにあり!「支援計画シート」作成完全ガイド

強度行動障害児支援加算において、「支援手順書 兼 記録用紙」が毎日の航海日誌だとすれば、「支援計画シート」は目的地へ向かうための「海図(設計図)」です。実地指導では、「記録の内容が、この計画シートに基づいているか?」という整合性が厳しく問われます。

なぜ「個別支援計画書」とは別に作るのか?

「個別支援計画書があるのに、なぜ似たようなシートを作らなければならないの?」
そう思う方も多いでしょう。しかし、目的が明確に異なります。

これまでの個別支援計画

「生活能力の向上」や「社会参加」など、中長期的な目標管理がメイン。

今回の主役 強度行動障害の支援計画シート

「行動障害(パニック等)の背景要因」を分析し、今日どう支援するかという具体的戦術を決めるもの。

その様式で合っていますか?「支援計画シート」と「支援手順書 兼 記録用紙」の出どころ

現場でいちばん多い質問が「決まった様式はどこにあるんですか?」です。結論から言うと、国は統一様式を示していません。示されているのは「例」だけです。ここを知らないまま、他社の様式を借りてきて使い、欄の意味がわからず空欄になっている——という事業所をよく見ます。

大もとはこの1本の通知です「重度訪問介護の対象拡大に伴う支給決定事務等に係る留意事項について」(平成26年3月31日 障障発0331第8号)。この通知の末尾にある(参考1)支援計画シート(例)(参考2)支援手順書 兼 記録用紙(例)が、いま各自治体が配布している様式の原型です。自治体の通知にも「国から統一した書式が示されておりません」と明記されています。

(参考1)支援計画シートの欄構成

3つの列(プロセス)と3つの行(視点)が交差する表です。この記事でここまで説明してきた「インテーク→アセスメント→プランニング」「生物・心理・社会」は、様式そのものの構造です。思いつきの分類ではありません。

インテーク
(情報の収集・整理)
アセスメント
(評価)
プランニング(支援計画)
情報
見たこと、聴いたこと、資料などから
理解・解釈・仮説
わかったこと、推測したこと
支援課題
支援の必要なこと
対応・方針
やろうと思うこと
生物的なこと疾患や障害、気質など
心理的なこと不安、葛藤、希望、感情など
社会的なこと家庭、施設・学校、地域資源など

ヘッダーは「氏名」「支援計画者」の2つだけです。シンプルですが、作成者名の欄がある=誰が作ったかを問われる様式だということを忘れないでください。ここに実践研修修了者以外の名前が入っていると、それだけで要件を満たさなくなります。

(参考2)支援手順書 兼 記録用紙の欄構成

区分何を書くか
ヘッダー利用者名/サービス提供日/作成者名誰の・いつの・誰が作った手順書か
事業所名①②③/サービス名/時間/提供者名その日に関わる複数の事業所を並べて書く欄。放デイと居宅、学校と放デイのように支援が連続する場合に使う
本体時間活動の開始〜終了の時刻
活動「来所」「班別活動」「昼食」など、場面の名前
サービス手順職員がどう動くか。公式の例では「静養室(スケジュール)→手洗い→静養室(お茶休憩)→アラーム→作業室」のように、動線をそのまま矢印でつないでいる
チェック手順どおりに実施できたかの確認欄
様子その日に実際に起きたこと(=記録)
フッター連絡事項/問い合わせ事項職員間の申し送り。公式の例では「熊谷さんと動線が重ならないように注意してください」のように、他利用者との関係まで書かれている
公式の記入例は「26歳・男性・生活介護」の成人事例しかありません。放課後等デイサービスや児童発達支援を想定した記入例は、通知にも研修テキストにも用意されていません。そのため多くの放デイでは、成人向けの例を眺めたまま自己流で埋めることになっています。次の章から、この公式様式の欄構成そのままに、放デイの1日に置き換えた記入例を載せます。

出典:平成26年3月31日 障障発0331第8号「重度訪問介護の対象拡大に伴う支給決定事務等に係る留意事項について」の(参考1)(参考2)。および各自治体(大阪市・吹田市・横浜市ほか)が配布している様式例。

まずは材料集め!「インテーク(情報の収集・整理)」の書き方

支援計画シートの左端にある「情報(見たこと、聴いたこと、資料などから)」の欄。ここを空白にしたり、適当に埋めたりしていませんか?

ここは、この後に行う分析(仮説立て)の「証拠」となる最も重要な部分です。

🔍 「情報」欄に書くべき3つのソース

  • 👁️ 見たこと(観察事実):
    「毎日14時頃に落ち着きがなくなる」「特定の職員が近づくと離れる」など、誰が見ても明らかな行動の事実。
  • 👂 聴いたこと(本人・家族の言葉):
    「お母さんによると、家では入浴を嫌がるとのこと」「本人が『うるさい』と発言した」など。
  • 📄 資料(過去の記録):
    「学校時代の記録」「医療機関の診断書」「フェイスシート」などの客観的なデータ。

【超重要】アセスメントがない=指導対象です

実地指導で調査官が真っ先に見るのは、計画の中身よりも「その情報の鮮度」です。

⚠️ こんな状態は危険です!
  • 利用開始時の古い情報のまま、何年も更新されていない。
  • そもそもアセスメントシート自体が存在しない。
  • 日付が空欄になっている。

利用者の状態は日々変化します。「アセスメント→計画→実施→評価」のサイクルが回っていないと判断されれば、減算や返還の対象となり得ます。
手元にない場合は、早急に作成・再評価(モニタリング)を行ってください。

ゼロから作らなくていい!「あるもの」を活用しよう

「忙しくて一から情報収集なんてできない…」という方も安心してください。あなたの事業所には、既に情報の宝庫があるはずです。

活用すべき既存資料リスト
  • 基本情報シート(フェイスシート):家族構成、成育歴、既往歴など
  • サービス等利用計画書(案):相談支援専門員が作成したアセスメント
  • 学校や前事業所の引き継ぎ資料:個別の指導計画など

まずはこれらを転記して整理するだけでも、立派なアセスメントの第一歩です。

最重要!「3つの視点」で行動の背景を読み解く

最重要!「3つの視点」で行動の背景を読み解く

このシートの核となるのが、アセスメント(評価)欄にある「生物的」「心理的」「社会的」という3つの分類です。
ここがしっかりと埋まれば、一見理解不能な行動障害も「なるほど、だからそうしたのか」と腑に落ちるようになります。

しかし、実際に書こうとすると「これってどっちに書けばいいの?」と迷うことが必ず出てきます。
迷いをなくすための「判断基準」と「よくある間違い」を徹底解説します。

🧬
① 生物的なこと(Bio)

キーワード:「ハードウェア」「生理現象」「本人の意思で制御不可」

✅ ここに含まれるもの

  • 感覚プロファイル:「蛍光灯が眩しい(視覚過敏)」「特定の高い音が痛い(聴覚過敏)」「服のタグがチクチクする(触覚過敏)」
  • 身体・生理機能:「便秘」「空腹」「睡眠障害」「てんかん発作」「気圧の変化による頭痛」
  • 脳機能・障害特性:「視覚優位(耳より目)」「衝動性」「シングルフォーカス(一つのことしか見えない)」
  • 薬の影響:「服薬調整による眠気」「副作用によるアカシジア(じっとしていられない)」
🤔 迷ったらこう考える!

「本人が努力してもどうにもならないことか?」→ YESならここ!
例えば、眠気や痛み、聞こえすぎる耳は、気合では直せません。これらは全て「生物的要因」です。

💭
② 心理的なこと(Psycho)

キーワード:「ソフトウェア」「感情・記憶」「学習された経験」

✅ ここに含まれるもの

  • 感情の動き:「見通しがなくて不安」「失敗するのが怖い」「一番になりたい」
  • 学習歴(トラウマ):「以前ここで怒られた記憶がある」「白衣を見ると注射を思い出して怖い」
  • こだわり(安心材料):「いつもと同じ手順だと安心する」「ミニカーを並べると落ち着く」
  • 認知の癖:「人が話していると悪口を言われていると思う(被害念慮)」
🤔 迷ったらこう考える!

「過去の経験や、今の気持ちから来ているか?」→ YESならここ!
「こだわり」は脳機能(生物)とも言えますが、本人にとっては「安心したい」という気持ちの表れ(心理)として捉えた方が、支援に繋がりやすいです。

🏠
③ 社会的なこと(Social)

キーワード:「環境」「人間関係」「資源(使えるもの)」

✅ ここに含まれるもの

  • 物理的環境:「部屋が狭い」「壁が薄くて隣の音が聞こえる」「休憩スペースがない」
  • 人的環境:「家族がレスパイト(休息)を取れていない」「職員の入れ替わりが激しい」「相性の悪い利用者がいる」
  • 福祉資源:「移動支援が月10時間しか使えない」「ショートステイの空きがない」
🤔 迷ったらこう考える!

「本人以外の、外側の世界の話か?」→ YESならここ!
ここは「支援者が変えやすい(調整しやすい)」部分でもあります。

Q&A:どっちに書く?現場の「迷い」解消コーナー

Q1 「睡眠不足」はどっち?

「夜眠れていない」という事実は「生物」です。しかし、「翌日のイベントが楽しみで興奮して眠れない」なら原因は「心理」になります。

💡 結論:迷ったら「生物」に書きましょう。まずは「眠れていない体調」への配慮(昼寝を入れる等)が必要だからです。
Q2 「こだわり行動」はどっち?

自閉症の特性と考えれば「生物」ですが、それを行うことで安心を得ている機能に着目すれば「心理」です。

💡 結論:「心理」に書くのがおすすめです。「やめさせる」のではなく「安心できる儀式」として支援に組み込む発想になるからです。
Q3 どうしても分類できない時は?

厳密に分けることが目的ではありません。重要なのは「その要因が抜け落ちていないか」です。

💡 結論:分類に悩みすぎて手が止まるくらいなら、どちらかに書いてあればOK!「要因を見つける」ことがゴールです。

仮説から「支援課題」を導き、具体的な「戦術」へ

3つの視点で情報を集め、行動の背景にある理由(仮説)が見えてきたら、次は「じゃあ、何を解決すればいいの?」というターゲットを設定します。これが「支援課題」です。

ここがズレてしまうと、どれだけ立派な支援方針を立てても効果が出ません。仮説から課題を導き出すプロセスのコツを解説します。

「支援課題」は「問題行動を止めること」ではない

よくある間違いが、課題の欄に「他害をなくす」「パニックを起こさない」と書いてしまうことです。これでは、本人に対する抑圧的な支援になりかねません。

支援課題とは、「本人が困っていることを解消する(ニーズ)」あるいは「環境側が解決すべきミッション」と捉えてください。

🔄 視点の転換:「困った行動」→「支援課題」

× 悪い例(行動を止める視点)

「大声を出さないようにする」

↓ 変換
○ 良い例(ニーズの視点)

「不安な気持ちを、言葉やカードで適切に伝えられるようになる」
「安心して過ごせる静かな環境を確保する」

× 悪い例(行動を止める視点)

「脱走しない」

↓ 変換
○ 良い例(ニーズの視点)

「外出したいという欲求を、安全な方法(散歩等)で満たす」
「見通しを持って活動に参加できるよう構造化する」

どれからやる?課題の優先順位

課題がたくさん出てきた場合、全てに手をつけるのは不可能です。以下の優先順位で絞り込みましょう。

  1. 命や身体の安全に関わること(自傷・他害・飛び出し等)
  2. 本人の不快感や苦痛を取り除くこと(感覚過敏・痛み・睡眠等)
  3. 生活の質(QOL)を上げること(楽しみ・好きな活動)
  4. 社会的なスキルや参加(ルール理解など ※ここは最後でいい!)

一本の線で繋がる!完成形イメージ

ここまで揃えば、あとは「対応・方針(具体的なアクション)」を決めるだけです。
左(情報)から右(方針)まで、論理が破綻せずに繋がっているか確認しましょう。

① 理解・解釈・仮説
(なぜ起きる?)
② 支援課題
(何を目指す?)
③ 対応・方針
(具体的にどうする?→手順書へ)
音が予測できない場所(公園など)に行くと、恐怖からパニックになるのではないか?
(生物的・心理的要因)
安心できる静かな環境を確保し、外出への恐怖感を減らす
  • 散歩コースは人通りの少ない裏道(Aルート)を選択する。
  • 外出時は必ずイヤーマフを持参し、本人が望めば着用を促す。
  • 「静かな場所」カードを提示し、見通しを持たせる。

このように、「仮説(理由)」があるから「課題(ターゲット)」が決まり、そのための「方針(手段)」が決まる。この一貫性が、強度行動障害支援の質を決めます。

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【完全記入例】支援計画シート(放課後等デイサービス・小学4年生)

ここからが本題です。公式様式(参考1)の欄構成そのままに、放課後等デイサービスの事例で全マスを埋めた記入例を載せます。成人の生活介護の例ではイメージしづらかった部分が、そのまま置き換えられるはずです。

氏名
Kさん(小学4年生・男子/仮名)
障害
自閉スペクトラム症、重度知的障害。発語はなく、要求は職員の手を引く(クレーン)で表現する
児基準
22点(放課後等デイサービス/強度行動障害児支援加算Ⅰの対象)
利用
週4日(火・水・木・金)
支援計画者
〇〇 〇〇(強度行動障害支援者養成研修 実践研修 修了)
気になっている行動
① 到着直後に他児の髪を引っぱる ② トイレの水を流し続けて15分以上戻らない ③ 16時台に床に寝転んで帰りの準備に移れない

生物的なこと(疾患や障害、気質など)

情報
見たこと・聴いたこと・資料
理解・解釈・仮説支援課題対応・方針
・抗てんかん薬を朝夕服用。母から「午後に眠そうにしている日がある」
・掃除機とハンドドライヤーの音で両耳をふさぐ(観察)
・排便が2〜3日に1回(連絡帳)
・学校の記録に「暑い日は水分をとらないまま活動が続かなくなる」
・予測できない大きな音(掃除機・他児の泣き声)で覚醒が一気に上がる聴覚過敏がある
他害があった日を振り返ると、排便がない日と眠気が強い日が重なっている
・「気持ち」より先に、体調が引き金になっている可能性が高い
不快な音と身体の不調を減らし、落ち着いて過ごせる体調を整える ・来所時に排便・睡眠・服薬の3点を連絡帳で確認し、その日の活動量を決める
・掃除機はKさんの帰宅後(17:30以降)にかける
・イヤーマフをKさん専用棚に常置し、本人が自分で取りに行ける位置にする
・15:05に水分をとる時間を固定する

心理的なこと(不安、葛藤、希望、感情など)

情報理解・解釈・仮説支援課題対応・方針
・スケジュール表の写真カードを自分ではがし、握って持ち歩く(観察)
・前事業所の引き継ぎ資料に「他害のたびに腕を押さえて制止していた」との記載
・水を流している間は表情が穏やか(観察)
・初めての職員が正面から近づくと後ずさりする
・カードを持ち歩くのは「見通しを手放したくない」という表れと考えられる
・「正面から人が来る=止められる」と学習している可能性がある
・水は本人にとって数少ない、自分で選べる安心の手段になっている
・不安なときに自分で安心を取り戻せる方法を増やす
・「止められる」以外の関わりを積み上げる
・写真カードを本児専用のリングにまとめ、持ち歩ける形にする(回収しない)
・接近は必ず側面から。正面に立たない
水遊びを禁止せず、「水のコーナー」を1日2回・各5分、タイマー付きで予定に組み込む
・制止が必要になる場面は事前に手順を決め、必ず複数職員で対応する

社会的なこと(家庭、施設・学校、地域資源など)

情報理解・解釈・仮説支援課題対応・方針
・下校時刻が曜日で異なる(火・木は14:05、水・金は15:10)
・送迎車の座席が日によって変わっている
・母は下の子の育児があり、通院同行が難しい
・相談支援専門員から「土曜のショートステイを検討中」と情報
・16時台は職員配置が手薄になる
到着時刻と座席が日替わりであることが、1日の最初のつまずきになっている
・16時台の行動は、職員が減って見通しの提示が抜ける時間帯と重なっている。本人の問題ではなく体制の問題
・家族の負担が限界に近く、家庭での支援強化は現実的でない
・来所から活動開始までの流れを毎日同じにする
・16時台の体制を先に決めておく
・家族が休める時間を確保する
・送迎車の座席を最前列左に固定し、送迎表に明記する
・下校時刻が違う日は、前日のうちに写真カードの並びを差し替えておく
16:00〜16:30はKさん担当を1名固定で配置し、シフト表に記載する
・通院同行と土曜の預け先について、相談支援専門員と調整の場を持つ
この記入例で意識した3つのこと支援課題を「〜させない」で書いていない。「他害をなくす」ではなく「落ち着いて過ごせる体調を整える」と書いています。
対応・方針が、そのまま明日の手順書に落とせる粒度になっている。「配慮する」「見守る」で終わらせず、時刻・場所・人数・道具まで書いています。
社会的なことの欄に、事業所側の課題を正直に書いている。「16時台は職員が手薄」は書きにくいことですが、ここを書かないと環境調整の記録が残りません。

書き終わったら確認する7項目

  • 作成者名は実践研修修了者になっているか(放デイⅡなら中核的人材養成研修修了者)
  • 作成日・見直し日が入っているか。前回の見直しから3か月以上あいていないか
  • 「情報」欄が、観察・聴き取り・資料の3種類から集められているか
  • 「理解・解釈・仮説」が、左の「情報」に書いた事実だけから導かれているか(情報にない話が出てきていないか)
  • 「支援課題」が、行動を止める表現になっていないか
  • 「対応・方針」が、そのまま支援手順書の1行にできる具体さになっているか
  • 個別支援計画と別立ての書類になっているか(同じ内容のコピーになっていないか)
この記入例はあくまで書き方の見本です。実際のシートは、必ず目の前のお子さんのアセスメントから書き起こしてください。また、医療的な判断(服薬・診断・てんかん発作の評価など)は主治医の領域です。シートには「観察した事実」と「家族・主治医から聴き取った内容」を分けて書き、支援者が診断的な断定をしないよう注意してください。
この記録用紙、利用者ひとりぶんに毎日何分かけていますか?

強度行動障害の支援記録がつらいのは、量ではなく「思い出しながら書く」時間です。行動の前後・支援者の関わり・本人の様子——支援が終わって2時間後に思い出そうとすると、そこで15分が消えます。

支援の直後:スマホに30秒だけ話す(何が起きたか・直前に何があったか・どう関わったか・その後どうなったか)
記録の時間:文字起こしされた文章から、この記事の「事実記録」の型に整えて手順書へ落とす

強度行動障害の記録は「事実だけを書く」のが鉄則ですが、話し言葉はどうしても感情が混ざります。だからこそ、いったんテキストにしてから型に整える手順が効きます。頭の中で整えながら書くより速く、しかも主観が抜けます。

※氏名はイニシャルにする、事業所の情報管理規程で外部サービスの利用可否を確認する——この2点は必ず先に決めてください。

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【保存版】コピペで完成!場面別「支援手順書」書き方テンプレート

📋【保存版】コピペで完成!場面別「支援手順書」書き方テンプレート
「具体的にどう書けばいいの?」という声にお応えして、強度行動障害支援の標準フォーマット(時間・活動・手順)に沿った文例集を作成しました。このテンプレートの最大のポイントは、「動線(ステップ番号)」「条件分岐(もし〜なら → こうする)」があらかじめ組み込まれていることです。
⚠️ テンプレートを使う前に必ず読んでください

支援手順書の「サービス手順(計画)」欄は、「利用者が何をするか」ではなく、「職員がどう動くか」を書く欄です。

強度行動障害のある方は、環境や関わり方が少しでも変わると状態が不安定になります。職員が「いつ・どこで・どのように関わるか」を手順として統一することが、行動障害を抑制する支援そのものです。

「利用者が〇〇した」という記述は記録欄(様子欄)に書くもの。手順書には「職員が〇〇する」という主語で書くことを徹底してください。

📌 このテンプレートの使い方
  • フォーマットは標準的な「時間・活動・サービス手順」の3列構成です。
  • 利用者名・場所・具体的な道具名など、緑色に相当する固有の部分は必ず書き換えてください。
  • 条件分岐(もし〜なら)を充実させるほど、誰が担当しても同じ対応ができ、実地指導の評価も高まります。
🌅
場面1:通所・受け入れ(朝のルーティン) 一日の情緒の土台は受け入れ場面で決まる
時間 活動 サービス手順(計画)— 職員の動き —
9:00〜9:15 受け入れ・身支度
玄関で出迎え、表情・歩行・姿勢を視認する
送迎担当から体調の申し送りを受け、今日の状態を把握してから室内へ誘導する判断を行う
ロッカーまで先導し、手順書カードを正面から提示する
何をするかを言葉より先に視覚で示す。カードを見た後は本人のペースを待ち、急かさない
手洗い場へ誘導し、側面に立って手順を視覚的に示す(手順ポスター指さし)
正面に立つと威圧感になるため必ず側面に位置する。声掛けは最小限にとどめる
居室へ誘導後、バイタルを測定し連絡帳の特記事項を確認する
家庭での様子(睡眠・食事・体調変化)を把握し、その日の支援強度を判断する材料にする
スケジュールボードを一緒に指さし確認し、本日の流れを見通し提示する
「次に何が起きるかわからない」という不安が行動障害の引き金になる。見通しの提示が最大の予防策
💡 こんな時はどうする?(条件分岐)
  • もし 表情が険しい・不穏が見られる場合 → バイタル測定を後回しにし、好きな場所で5分間そのまま待機する。「待てる」姿勢を見せることで安心感を与える
  • もし 玄関で動かない・座り込む場合 → 声掛けをやめ、視野に入らない位置に退く。タイマーを提示し「○分したら中に入ろう」と一言だけ伝える
  • もし 送迎車から降りない場合 → 無理に促さず、好きなぬいぐるみや人形を視界に入れながら扉の外で待つ
  • もし 手洗いを強く拒否する場合 → ウェットティッシュを差し出し、手洗いの代替として対応。記録には「ウェットティッシュで代替実施」と記載する
🧩
場面2:作業・日中活動(構造化の実践) 「始まり」と「終わり」を職員が作ることが構造化
時間 活動 サービス手順(計画)— 職員の動き —
10:00〜11:00 アルミ缶潰し(例)
本人が着席したことを確認してから課題セットをテーブルに置く
先に置かない。着席前に課題があると混乱・衝動行動の引き金になる
作業中は斜め後方に立ち、視覚的プレッシャーをかけない位置で待機する
正面での見守りは監視と受け取られることがある。「あと○個」と残量を都度伝えることで終わりの見通しを補う
終了数(20個)に達したら「終わり」カードを手渡し、片付けを促す
口頭だけの「終わり」は伝わりにくい。カードで物理的なゴールを示すことが混乱防止になる
休憩エリアへ先導し、好きなお茶を提供しながら具体的な称賛を伝える
「全部できたね」など作業完了の事実を言葉で伝える。この積み重ねが活動への参加意欲につながる
💡 こんな時はどうする?(条件分岐)
  • もし 離席が見られた場合 → 個数に関わらず「終わり」カードを提示して活動を終了させる。無理な着席促しは強い拒否に発展するため行わない
  • もし 道具を投げようとした場合 → 道具をさりげなく手の届かない位置へ移動させ、声掛けは最小限にしてクールダウンエリアへ静かに誘導する
  • もし 大きな声や独語が増えてきた場合 → イヤーマフを手渡し、刺激源となっている他の利用者を遠ざけるか、職員自身が間に入って遮断する
  • もし 作業開始自体を拒否した場合 → 作業を切り替え、好みの感覚遊びやDVD等の代替活動を提供する。「自由時間として対応」と記録する
🚶
場面3:外出・散歩(トラブル回避) 外は刺激の宝庫。職員のルート選択と動線確保が全て
時間 活動 サービス手順(計画)— 職員の動き —
13:30〜14:30 散歩・買い物
出発前に行き先の写真カードを提示し、今日の行程を説明する
「どこへ行くかわからない」状態は不安を高める。目的地・おやつ購入の流れをカードで可視化する
外出中は半歩先を歩き、交差点や人混みの手前で立ち止まって安全を確認してから進む
後ろからの誘導は本人の視界に入らず不安を招く。先導することで「次に何が起きるか」を本人に伝える
スーパーでは本人の隣に並び、選択肢は2択で絞って提示する
棚の前に一人で立たせない。選択肢が多すぎるとフリーズ・混乱が起きる
公園ではタイマーをセットし、「あと3分」「あと1分」と段階的に終了を予告する
突然の「終わり」は強い拒否反応を引き起こす。時間の見える化(タイマー提示)が切り替えをスムーズにする
💡 こんな時はどうする?(条件分岐)
  • もし 公園に他の子どもがいた場合 → 入園せず、「今日は車で回ろう」とBコースに切り替える旨をカードで伝え、そのまま施設周辺ドライブに変更する
  • もし 外出中に急な音や刺激で不穏兆候が出た場合 → イヤーマフを即座に差し出し、人通りの少ない裏道(Aルート)へルートを変更して早期帰所する
  • もし スーパーで目的の商品がなかった場合 → 代替品の写真を2枚見せ、どちらかを指さしで選んでもらう。拒否があればその場で購入をやめ穏やかに退店する
  • もし 急な走り出しが起きた場合 → 追いかけず、視野に入る位置に素早く回り込み、穏やかに立つ。追跡は興奮を高めるため絶対に行わない
🍱
場面4:食事(誤嚥・他害防止) 職員の「立ち位置」と「配膳タイミング」が行動障害を左右する
時間 活動 サービス手順(計画)— 職員の動き —
12:00〜13:00 昼食・歯磨き
食堂へ誘導し、着席を確認してから食器を配膳する
着席前に食器が並んでいると衝動的に手が出る。配膳のタイミングをコントロールすることが最初の予防策
食事中は背後1〜2mの位置に立ち、視線を直接合わせないようにして待機する
正面からの視線はプレッシャーとなりパニックの引き金になる。背後待機が原則。詰め込みが見られた時だけ「一口ずつ」と静かに声掛けする
食事終了後、「ごちそうさま」カードを提示して下膳を促す
口頭のみでは伝わりにくい。カード提示で「食事の終わり」を視覚的に示す
歯磨きの場所まで先導し、側面に立って手順ポスターを指さしながら見守る
介助は最小限にとどめ、自力でできる部分はやってもらう。仕上げ磨きは本人の様子を見て判断する
💡 こんな時はどうする?(条件分岐)
  • もし 食器を投げようとした場合 → 声をかけず素早く食器を遠ざけ、一度下膳する。「落ち着いたらまた持ってくるね」と一言だけ伝え、5分後に再提供を検討する
  • もし 詰め込み食いが続く場合 → 一度に出す量を小皿1枚分に減らし、食べ終わったら次を出す方式に切り替える
  • もし 隣の利用者へ手が出そうな場合 → 職員が間に入り物理的に遮断する。席の間隔を広げるか、パーテーションを設置して視覚的な仕切りを作る
  • もし 歯磨きを強く拒否した場合 → うがいのみで対応し、記録に「歯磨き拒否のためうがいにて代替実施」と記載する。無理な介助は噛み付きに発展するため行わない
⚠️ 実地指導対策:支援手順書 記入の鉄則3箇条
1
「職員が○○する」という主語で書く
「利用者が手洗いをする」ではなく「職員が手洗い場へ誘導し、側面に立って手順ポスターを指さす」。職員の動きが書かれていることが、専門的支援の証明になります。
2
「立ち位置・距離・タイミング」まで書く
「見守る」ではなく「背後1〜2mの位置で待機する」「着席後に配膳する」。具体的であるほど、誰が担当しても支援の質が均一になり、実地指導での評価が上がります。
3
条件分岐に「なぜその対応なのか」を入れる
「〇〇したら△△する」だけでなく「なぜならば□□だから」まで書けると、支援の根拠(アセスメントとの整合性)が一目で分かり、実地指導で根拠を問われた際の回答になります。
✅ 支援手順書 完成前チェックリスト
  • 「利用者が〜する」ではなく「職員が〜する」という主語になっているか?
  • 職員の「立ち位置・距離・タイミング」が具体的に書かれているか?
  • 使用するツール(カード・タイマー・イヤーマフ等)が明記されているか?
  • 条件分岐(もし〜なら → こうする)が各場面に最低3項目以上あるか?
  • 支援計画シート(アセスメント)の仮説・支援課題と手順の内容が一致しているか?
  • 毎日の記録の「様子欄」が、この手順書の動きと対応する内容になっているか?

【完全記入例】支援手順書 兼 記録用紙(放デイの1日ぶん)

前の章で作った「対応・方針」を、そのまま1日の流れに落としたものがこれです。公式様式(参考2)と同じ「時間/活動/サービス手順/チェック/様子」の5列で、Kさんの木曜日(下校14:05)を1日ぶん書き切りました。

ヘッダー欄の記入例

利用者名Kさんサービス提供日2026年9月10日(木)作成者名〇〇 〇〇
(実践研修修了者)
事業所名①放課後等デイサービス〇〇サービス名放課後等デイサービス時間/提供者名14:05〜17:30/△△ △△
事業所名②〇〇小学校 特別支援学級サービス名(学校・連携先)時間/提供者名〜14:05/担任 □□
事業所名③〇〇相談支援事業所サービス名障害児相談支援時間/提供者名—/相談支援専門員 ◇◇
事業所名の欄が3つあるのは、その日に本人へ関わる支援が複数あることを前提にしているからです。放デイだけで完結させず、学校・相談支援・居宅などを並べて書くと、「この子の1日を誰が引き継いでいるのか」が1枚で見えるようになります。運営指導で関係機関連携を問われたときにも、この1枚が答えになります。

本体(時間/活動/サービス手順/チェック/様子)

時間活動サービス手順(職員の動き)チェック様子
14:05〜
14:20
到着【スケジュール1:到着】送迎車(最前列左に着席)→玄関(靴の履き替え)→荷物棚→手洗い→本児コーナー(カードリング確認)
・迎えは側面から。正面に立たない
・降車前に連絡帳で睡眠・排便・服薬を確認し、その日の活動量を決める
14:20〜
14:45
荷物・水分【スケジュール2:荷物と水分】本児コーナー(水分・専用コップ)→トイレ→本児コーナー(休憩5分)→アラーム
・水分は毎日同じコップ・同じ席で
・トイレに5分以上とどまる場合は、声をかけず入口の横に立ってタオルを差し出す
14:45〜
15:05
おやつ【スケジュール3:おやつ】手洗い→おやつ席(左端固定)→片づけ→本児コーナー
・他児との間は1席あける
・食べ終わったら必ず本児コーナーに戻ってから次の活動へ
15:05〜
15:15
水のコーナー①【スケジュール4:水のコーナー】洗面所(水5分・タイマー提示)→タオル→本児コーナー
やめさせる時間ではなく、予定として入れている時間。タイマーが鳴ったら職員は何も言わず蛇口の横に立ち、タオルを差し出す
15:15〜
15:50
個別課題【スケジュール5:個別課題×2】本児コーナー(課題15分)→休憩5分→アラーム→本児コーナー(課題15分)
・課題は終わりが目で見てわかるもの(かごに入れ切ったら終わり)を用意する
・掃除機はこの時間帯にかけない
15:50〜
16:00
休憩【スケジュール6:休憩】本児コーナー(イヤーマフ自由)→水分
・イヤーマフは専用棚に置き、本人が自分で取りに行くのを待つ
16:00〜
16:30
集団活動【スケジュール7:集団活動】本児コーナー(カード提示)→活動室(端の席)→本児コーナー
この時間帯はKさん担当を1名固定で配置する(シフト表参照)
・活動の切り替え3分前に、担当がカードで予告する
16:30〜
16:50
水のコーナー②
帰りの準備
【スケジュール8:帰りの準備】洗面所(水5分・タイマー提示)→タオル→本児コーナー(荷物)→靴の履き替え
・床に寝転んだ場合は起こさず、視界に入らない位置に下がって1分待つ。その後、荷物カードだけを提示する
16:50〜
17:30
送迎【スケジュール9:送迎】玄関→送迎車(最前列左)→自宅
・乗車位置は固定。座席が変わる日は前日に写真で予告する
【連絡事項】欄の記入例 ・掃除機はKさんの帰宅後(17:30以降)にかけてください。
・写真カードのリングはKさんが持ち歩きます。回収しないでください。
・火曜・木曜は下校が14:05です。前日のうちにカードの並びを差し替えてください。
・16:00〜16:30はKさん担当を1名固定で配置します(シフト表参照)。
・9/10(木)は〇〇(実践研修修了者)が15:00〜16:30に同席し、手順どおり実施できているかを確認します。
最後の1行が要件3の証拠になります。基礎研修修了者が支援に入る日に、実践研修修了者がいつ・どこを見たのかを連絡事項に書いておくと、「確認していること」が1枚の中で示せます。別の確認簿を新設するより、この欄を使うほうが現場は続きます。

もうひとつの型:「工程型」の支援手順書

ここまでの様式は1日の流れを追う「時間割型」です。一方、強度行動障害支援者養成研修(実践研修)の演習で使われるのは、ひとつの場面を工程に割って書く「工程型」です。欄はこうなっています。

工程本人の動き支援者の動き・留意点本人の様子(記録)
事前準備おやつ席の左端を空けておく。専用コップを定位置に置く。掃除機を片づける
手を洗う手洗い場へ行き、蛇口をひねる側面に立ち、手順ポスターを指さす。声かけは1回まで
席につく左端の席に座る先に座って待たず、本人が座ってから隣に座る
食べるおやつを食べるおかわりカードを机の右に置く。言葉で促さない
片づける皿をワゴンに運ぶワゴンの位置を毎回同じにする
休けいする本児コーナーに戻る戻れたことを、その場で一度だけ伝える
使い分け時間割型(参考2)工程型(実践研修の演習)
向いている場面1日の動線をそろえたいとき。加算の書類として提出するとき特定の場面だけ崩れるとき(おやつ、トイレ、帰りの準備など)
強み1枚で1日が見える。記録欄と一体で運用できる「どの工程でつまずいたか」まで特定できる
弱み細かい工程は書ききれない枚数が増える。1日の全体像は見えない

おすすめは、時間割型を基本の1枚にして、崩れている場面だけ工程型を1枚足すやり方です。最初から全場面を工程型で作ると、書く量に現場が耐えられません。支援手順書に決まった様式はない(研修資料にも「支援手順書に決まった様式はありません」と明記されています)ので、この組み合わせは自由に決めて構いません。

出典:平成26年3月31日 障障発0331第8号(参考2)支援手順書 兼 記録用紙(例)の欄構成、および強度行動障害支援者養成研修(実践研修)の演習資料「支援手順書/記録用紙」の欄構成。記入内容は本記事の事例に合わせて作成したものです。

空欄は絶対NG!「チェック」欄の正しい判定基準

たかがチェック、されどチェック。ここが空欄だと「支援放棄(ネグレクト)」を疑われます。
また、よくある勘違いが「〇(できた)の時は、様子欄は空欄でいい」という思い込みです。

チェック欄と様子欄はセットです。以下の基準で必ず両方を埋めてください。

記号 判定ルール 右側の「様子欄」に何を書く?

(またはレ点)
計画通り実施した
手順書にある支援を行い、本人が活動に参加できた場合。
【必須】本人のポジティブな反応を書く
「問題なかった」で終わらせず、支援がどう役立ったかを書きます。

記述例:
「手順書を確認し、スムーズに取り組めた」
「声掛けにより笑顔で参加された」
一部変更・短縮した
本人の状態や環境により、予定の一部を変更・短縮した場合。
【必須】変更した「理由」を書く
なぜ計画通りに行かなかったのか、その原因(事実)を書きます。

記述例:
「集中力が続かず5分で終了した」
「雨が降り始めたためコースを短縮した」
× 中止・未実施
強い拒否、体調不良などで活動自体を行わなかった場合。
【必須】中止した「理由」を書く
ここを空欄にすると「支援忘れ」になります。

記述例:
「本人の強い拒否があり、意思を尊重して中止した」
「発熱のため実施せず」

💡 Q. なぜ「〇」なのに書かないといけないの?

A. 「実施したこと(チェック)」と「どうだったか(様子)」は別物だからです。

もし様子欄が空欄だと、後で読み返した時に「ただ機械的にこなしただけなのか?」「本人は楽しんでいたのか?嫌々だったのか?」が分かりません。
強度行動障害支援において重要なのは「本人が安定して過ごせたか」という結果です。

プロの記録テクニック:
〇がついた日は、ポジティブな記録を残すチャンスです。
「落ち着いて参加できた」「笑顔が見られた」と書くことで、「私たちの支援(構造化)が本人に合っている」という成功の証明になります。

「特変なし」は卒業!書くことがない日の満点記録術

「今日はパニックもなく平和だった…書くことがない…」
そう思って「特変なし」と書いていませんか? 実はその平和こそが、あなたの支援の成果なのです。

実地指導で「何も支援していないのでは?」と疑われないための、平和な日の記録テンプレート(コピペ推奨)を公開します。

📅 パターンA:予定通りに行動できた日
こんな時に使う

スケジュールボードや手順書を見て、落ち着いて活動できた時。

「スケジュールボードを自ら確認し、見通しを持って活動に参加できた。手順書通りに準備を行い、混乱なく穏やかに過ごされた。」

💡 評価ポイント:「何も起きなかった」のではなく、「ボードや手順書(構造化)のおかげで落ち着いていた」とアピールできます。

🍃 パターンB:不穏の芽を摘んだ日(予防)
こんな時に使う

部屋が暑い、うるさい等でイライラしそうだったのを、環境調整で防いだ時。

「入室時、室温が高く表情が険しかったため、直ちに空調と遮光カーテンを調整した。不快感が取り除かれたことで、その後はリラックスして過ごせた。」

💡 評価ポイント:「落ち着いていた」理由が、職員の気付きと環境調整にあることを明記します。

🗣 パターンC:要求を伝えられた日
こんな時に使う

「休憩したい」「これ欲しい」と、自傷や他害以外の方法で伝えられた時。

「『休憩したい』とカード提示があったため、即座に要求に応じた。適切な手段で要求を伝えられたことを称賛した。」

💡 評価ポイント:「カード提示」=「行動障害を起こさずに済んだ成功体験」として記録します。

🚀 語尾を変えるだけ!プロっぽくなる言い換えリスト

いつもの言葉を少し変えるだけで、専門性がグッと上がります。

いつもの表現(△) プロの表現(◎)
見ていた 安全を確認しながら見守った
楽しそうだった 笑顔が多く見られ、情緒が安定していた
嫌がった 拒否の意思表示(発語・動作)があった

感情は捨てる!トラブル発生時の「事実記録」完全攻略

パニックや自傷・他害が起きた時、「大変だった」「怖かった」「暴れた」と日記のように書いていませんか?
その記録では、何かあった時に「スタッフの対応は適切だったのか?」を証明できず、あなた自身を守れません。

緊急時こそ、感情を排除し、事実のみを淡々と書く技術が求められます。

🛡️ 自分を守る最強フレームワーク「ABC記録」

迷ったらこの3つの箱を埋めるだけで、完璧な記録になります。

A
Antecedent(直前の状況・きっかけ) 何をしている時? どんな刺激があった?(例:活動の切り替えを伝えた直後)
B
Behavior(具体的な行動) 何をした? 強度は? 時間は?(例:自分の頭を拳で3回強く叩いた)
C
Consequence(介入と結果) スタッフはどう動いた? その後どうなった?(例:静養室へ誘導し、5分後に落ち着いた)

🚑 【ケース別】トラブル記録テンプレート(コピペ推奨)

緊急時に文章を考える余裕はありません。以下の型に当てはめて書いてください。

💥 自傷(頭打ち・噛みつき)の場合
「14:00頃、作業終了の声掛け直後(A)、突然床に座り込み、自身の頭部を床に打ち付ける自傷が出現(B)。直ちにクッションを頭の下に入れ保護し、刺激を与えないよう静観した(C)。約3分で自傷は消失し、自ら立ち上がった。」

✅ ポイント:止めたのか、保護したのか、介入方法を明確に。

✋ 他害(職員や他児へ)の場合
「他児が近くを通った際(A)、突然右腕を振り上げ叩こうとする他害企図が見られた(B)。職員が間に入り身体ブロックにて阻止(C)。他児を別室へ誘導し、安全な距離を確保した。」

✅ ポイント:誰を守ったか、どう防いだかを記録。

📢 パニック・器物破損の場合
「嫌いな音が聞こえた際(A)、大声を発し、手元の課題を投げる行動が見られた(B)。危険物は除去し、イヤーマフを手渡したところ、自ら着用し落ち着きを取り戻した(C)。」

✅ ポイント:原因(音)と対処(イヤーマフ)の因果関係を書く。

🔄 「感情語」→「事実語」変換リスト

あなたの記録を「日記」から「公文書」に変える魔法の言い換え集です。

× 暴れた
○ 手足を大きく動かした、物を投げた
× 興奮していた
○ 顔面が紅潮し、早口になった
× パニックになった
○ その場に座り込み、両耳を塞いだ
× 怖がっていた
○ 全身を震わせ、職員の後ろに隠れた
⚠️ 怪我をした時の必須記録項目

自傷や他害で身体的なダメージがあった場合、以下の3点を必ず記録に残してください。書いていないと「隠ぺい」を疑われます。

  • 身体確認の結果:「右前腕に5cmの発赤あり」「出血なし」
  • 医療処置:「看護師○○により冷却処置実施」「絆創膏を貼付」
  • 家族への連絡:「17:00 母に電話にて報告し、様子観察の指示を受ける」
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📝 記録は「支援直後」が命——書けないなら、まず話して残す

【PR】以下にはアフィリエイト広告が含まれます。

ABC記録がうまく書けない一番の原因は、文章力ではなく時間差です。行動が起きてから記録を書くまでに数時間空くと、前後の状況(A)や職員の対応(C)の細部が確実に抜け落ちます。
  • 対応が落ち着いた直後に、スマホへ「何時ごろ・直前の状況・行動・対応・その後」を30秒だけ話しておく
  • 記録の時間にテキスト化されたメモを見ながら、本記事のABC形式に整えて確定する
  • ヒヤリハット・事故報告書、支援会議の議事録にも同じ流れが使える
⚠️ 音声メモも個人情報です。氏名はイニシャルで残す、事業所の情報管理規程で外部サービスの利用可否を確認する——この2点を先に決めてから運用してください。
音声を自動でテキストにするツールは無料プランから試せます → リアルタイムで文字起こし【Notta】

最後が肝心!「連絡事項」の活用と「修正ルール」完全ガイド

記録の最後にある「連絡事項」欄と、間違えた時の「修正方法」。
ここを適当に済ませていると、実地指導で「公文書としての信頼性がない」と指摘されます。細かいですが、プロとして絶対に知っておくべきルールです。

1. 「連絡事項」は未来への手紙

ここは単なる「感想」を書くメモ帳ではありません。「明日のスタッフを助けるための引き継ぎエリア」です。

ここに書かれた情報が、翌日のサービス手順(計画)を修正する材料になります。これが「PDCAサイクルが回っている」という証拠になります。

✅ 何を書けばいい? 3つのネタ帳
重要 ① ヒヤリハット(危険予測)

事故には至らなかったけれど「危ない!」と思ったこと。

記述例:「公園の入口で青い車に反応して飛び出しそうになった。明日は駐車場付近では必ず手をつないでほしい。」
発見 ② 嗜好の変化・体調の予兆

好きなものが変わった、いつもと様子が違うなど。

記述例:「いつものポテトチップスを残した。飽きている可能性があるため、明日は別のお菓子(チョコ等)を提案してみてはどうか。」
共有 ③ 成功した対応(グッドプラクティス)

うまくいった方法は全員でシェア!

記述例:「切り替え時に『あと1分』と指で示したらスムーズだった。言葉より指の視覚提示が有効かもしれない。」

2. 知らないと犯罪扱い?「修正」の鉄の掟

記録用紙は、5年間の保存義務がある公文書(証拠書類)です。
「間違えたから消して書き直そう」という軽い気持ちで修正液を使うと、実地指導では「改ざん(隠ぺい)」を疑われます。

🚫 絶対NGな修正集(これやるとアウト)

  • 修正液・修正テープ:
    「下に何が書いてあったか」が見えない状態は、証拠隠滅とみなされます。
  • 黒塗り・ぐちゃぐちゃ消し:
    見栄えが悪いだけでなく、やはり「隠そうとした」と疑われます。
  • 消せるボールペン(フリクション等):
    これが一番危険!
    夏の車内やコピー機の熱でインクが透明になり、記録が「白紙」になってしまいます。必ず油性かゲルインクを使ってください。

⭕ 正しい修正手順(3ステップ)

間違えた内容が見える状態で、取り消すことがルールです。

1
二重線を引く
間違えた文字の上に、定規を使ってきれいに二重線を引きます。
2
訂正印を押す
二重線にかかるように、書いた本人の訂正印(小さい印鑑)を押します。「誰が修正したか」の証明です。
※印鑑がない場合はフルネームサインでも可とする自治体もありますが、印鑑推奨です。
3
正しい内容を書く
近くの余白に、正しい文字や数字を記入します。
❓ こんな時はどうする?(Q&A)

Q. 数日後に書き忘れに気づいた!

A. 決して「当時の日付」でこっそり書き足してはいけません。
余白に「※〇月〇日追記」と記入日を明記した上で、内容を書き足してください。
「後から気づいて誠実に修正した」という記録になります。

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強度行動障害の支援経験は、転職市場で「評価される専門性」です

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まとめ:その1行が、利用者と事業所を守る「最強の盾」になる

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
強度行動障害児支援加算における「支援計画シート」と「記録用紙」の書き方について、現場のリアルな悩みに寄り添って解説してきました。

正直、毎日の記録は面倒かもしれません。現場が忙しいのも痛いほど分かります。
しかし、あなたが書くその記録は、単なる行政への提出書類ではありません。

この記事の重要ポイント総復習

  • 情報の鮮度:アセスメントは常に最新に。「いつの情報?」と突っ込まれないように。
  • 3つの視点:「生物・心理・社会」で分析すれば、行動の理由が見えてくる。
  • 構造化の徹底:手順は毎日コピペでOK。変わらないことが安心に繋がる。
  • 事実を書く:「楽しそう」ではなく「笑顔が見られた」。主観を捨てて事実を残す。

🚀 明日からできる!3つのアクションプラン

読み終えた今が、変わるチャンスです。まずはこの3つから始めてみませんか?

  1. アセスメントの日付チェック
    手元のファイルを見てください。日付が1年以上前なら、すぐに再評価(モニタリング)の予定を立てましょう。
  2. 「特変なし」禁止令を出す
    明日のミーティングでスタッフに伝えてください。「平和だった日は、構造化がうまくいったと書こう」と。
  3. テンプレートを共有する
    この記事の例文を印刷して、スタッフルームに貼ってください。言葉が統一されるだけで、記録の質は劇的に上がります。

「記録のための支援」ではなく、「より良い支援のための記録」へ。
あなたのペンの力で、現場は必ず変わります。応援しています!

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ABOUT ME
室長:ユイン
室長:ユイン
介護福祉士・保育士・サビ菅

福祉の専門知識 × 現場10年 × 4児パパ。
机上の空論ではない情報を発信しています。

グループホーム・放課後等デイサービスの施設長・管理者を20代から経験。現在も現場の最前線に立ちながら、4人の子どもを育てる6人家族の父として、福祉と子育ての両方をリアルな目線で書いています。

  • 支援歴10年以上、管理職は20代後半から GH施設長 / 放課後等デイ管理者
  • 実務者研修・強度行動障害研修の講師資格あり 研修講師として登壇経験多数
  • 4人の子どもを育てる現役の福祉職パパ 6人家族 / 子育て × 仕事の両立を実践中
資格
  • 介護福祉士
  • 保育士
  • サービス管理責任者
  • 3級ファイナンシャル・プランニング技能士
  • 実務者研修教員講習会修了
  • 強度行動障害支援者養成研修(基礎・実践)
  • 防火管理者(甲種)
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