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福祉ニュース
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施設職員による障害者虐待14件、岡山県が令和7年度分を公表(10/15)|10月16日の福祉ニュース

福祉ニュース 2026年10月16日 施設職員の障害者虐待14件 岡山県が令和7年度分を公表
ユイン
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10月15日(木)、岡山県が「令和7年度における施設従事者等による虐待の状況」を公表しました。障害者福祉施設の職員などによる虐待は、通報・届出94件のうち14件が虐待と認定されています。

公表資料には件数だけでなく、施設の種別、虐待をした職員の職種、県・市町村が取った措置まで載っています。新規利用者の受入れを3か月止める行政処分も1件ありました。

行き着く先は、自分の事業所の虐待防止委員会と研修が、実際に止める役目を果たしているかの点検です。あわせて、申込期限の近い研修と全国大会を2つまとめました。

📅 2026年10月15日(木)公表🏛 岡山県「令和7年度における施設従事者等による虐待の状況について」
今日の3件を、30秒で
ニュース いちばん大事な一行 いまの段階
①岡山県の施設内虐待(令和7年度) 障害者福祉施設の職員などによる虐待は通報・届出94件、認定14件。高齢者福祉施設は42件・17件で、指定取消が1件 公表済み
②愛知県の工賃向上研修 県内の就労継続支援A型・B型が対象のオンライン研修。基礎編は10月30日(金)、参加費無料 10月22日(木)17時締切
③「はじめの100か月の育ちビジョン」全国大会 こども家庭庁主催。11月22日(日)・23日(月・祝)に東京の会場とオンラインで開催 11月13日(金)締切

①は県が法律に基づいて公表した確定の数字です。②③は日程と申込期限が決まっている催しです。

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①施設職員による障害者虐待は14件認定、岡山県が令和7年度分を公表(10/15)

公表済み障害者福祉施設の通報・届出は94件(前年度103件)、虐待の認定は14件(前年度20件)。措置は口頭指導8件から、指定の一部効力停止1件まででした。

岡山県の障害者福祉施設従事者等による虐待(令和7年度):通報・届出94件、虐待認定14件、措置は口頭指導8件・文書指導4件・改善勧告1件・指定の一部効力停止1件
図:施設従事者等による障害者虐待の通報から措置まで(出典:岡山県「令和7年度における施設従事者等による虐待の状況について」令和8年10月15日公表 1(1)・(6))

県と市町村が認定した件数

岡山県は、障害者虐待防止法・高齢者虐待防止法・児童福祉法などに基づき、県と市町村が所管庁として対応した令和7年度の状況を10月15日に公表しました。施設の種類ごとの件数は次のとおりです。

施設従事者等による虐待の件数(岡山県・令和7年度と令和6年度)
区分 通報・届出(R7) 虐待認定(R7) 通報・届出(R6) 虐待認定(R6)
障害者福祉施設従事者等 94件 14件 103件 20件
高齢者福祉施設従事者等 42件 17件 38件 18件
社会的養護関係施設等従事者等 4件 1件 該当なし
児童福祉施設等従事者等 14件 2件 (R6は公表項目になし)

出典:岡山県「令和7年度における施設従事者等による虐待の状況について」「令和6年度における施設従事者等による虐待の状況について」。

障害者福祉施設の14件を細かく見ると、類型は身体的虐待9件、心理的虐待5件、性的虐待・放棄放置・経済的虐待が各1件です(重複あり)。被虐待者の障害種別は知的障害が21人で、65.6%を占めました。

障害者福祉施設従事者等による虐待14件の内訳(岡山県の公表資料を短くしたもの)
項目 内訳
施設等の種別 障害者支援施設5、重度訪問介護2、共同生活援助2、就労継続支援B型2、短期入所1、児童発達支援1、放課後等デイサービス1
虐待をした職員の職種 生活支援員5人、世話人4人、重度訪問介護従業者2人、サービス管理責任者・管理者・保育士・児童指導員が各1人
取った措置 口頭指導8、文書指導4、改善勧告1、指定の一部効力停止1

出典:岡山県「令和7年度における施設従事者等による虐待の状況について」1(4)〜(6)。

改善勧告以上の2件は、どちらも障害者支援施設で、虐待をしたのは生活支援員でした。1件は新規利用者の受入れを3か月止める指定の一部効力停止、もう1件は虐待防止に必要な体制整備と職員研修の見直しなどの勧告です。

高齢者福祉施設の17件では、指定取消が1件、報酬請求の上限を7割にする指定の一部効力停止が2件(6か月と3か月)ありました。この3件はいずれも認知症対応型共同生活介護です。

全国の数字では、令和6年度に障害者福祉施設従事者等による虐待の相談・通報は5,870件、虐待と判断されたのは1,267件でした(厚生労働省、令和7年12月24日公表)。

事業所で点検できること

職種の内訳を見ると、虐待をした15人のうち2人はサービス管理責任者と管理者でした。現場の職員だけの問題として研修を組むと、この2人のような立場は抜け落ちます。

勧告の中身が「体制整備」と「職員研修の見直し」だった点も、自分の事業所に置きかえて見ておきたいところです。虐待防止委員会を開いて記録を残していても、研修の中身が毎年同じなら、見直しが要る状態だと読めます。

  • 管理者・サービス管理責任者も、虐待防止研修の受講者に入っているか
  • ヒヤリハットや「不適切かもしれない」場面を、職員が書ける様式が決まっているか
  • 通報したあと、事業所の中で誰が市町村とやり取りするか決まっているか

研修をそのまま回せる台本と具体例は、障害福祉の虐待防止研修を20分で終える台本と確認テストにまとめています。

②愛知県が工賃向上研修の参加事業所を募集(10月22日締切)

10月22日締切愛知県内の就労継続支援A型・B型が対象の、オンライン・無料の研修です。基礎編は10月30日(金)、応用編は11月9日(月)です。

日程と申込方法

愛知県障害福祉課が10月13日に募集のお知らせを掲載しました。応用編は「マーケティング」「請負営業」のうち1つ以上を選んで受講します。

工賃向上研修の概要(愛知県の募集ページの表記どおり)
項目 内容
名称 工賃向上研修(基礎編・応用編)
実施 愛知県(事務局:株式会社インサイト)
日時 1日目(基礎編・必須)令和8年10月30日(金)/2日目(応用編・選択)令和8年11月9日(月)
形式 オンライン
対象 県内の就労継続支援事業所(A型・B型)。生活介護事業所・地域活動支援センターは工賃向上計画を作成している場合
費用 無料
申込期限 令和8年10月22日(木)17時まで
申込先 愛知県「【障害者就労施設向け】工賃向上研修・アドバイザー派遣の参加者を募集します」から申込フォームへ

同時に募集していたアドバイザー派遣(定員8事業所)は、募集ページで受付終了と案内されています。

誰が受けると元が取れるか

応用編のテーマが「マーケティング」と「請負営業」なので、生産活動の担当者や、企業から仕事を取ってくる立場の職員向けの内容です。支援の手順を学ぶ研修とは別物と考えたほうがよさそうです。

生活介護や地域活動支援センターも、工賃向上計画を作っていれば対象に入ります。県外の事業所は対象外ですが、自分の県の障害福祉課のページに同じ種類の研修が出ていないか、この時期に一度見ておく価値はあります。

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③「はじめの100か月の育ちビジョン」全国大会、申込は11月13日まで(こども家庭庁)

11月13日締切こども家庭庁が、11月22日(日)・23日(月・祝)に全国大会を開きます。会場は東京の都市センターホテルで、オンラインとのハイブリッドです。

日程と対象

こども家庭庁は10月16日、全国大会と国際シンポジウムの案内を掲載しました。2つは別々の申込が必要です。

全国大会の概要(申込ページの表記どおり)
項目 内容
名称 『はじめの100か月の育ちビジョン』全国大会
主催 こども家庭庁
日時 11月22日(日)10:00〜17:00、11月23日(月・祝)9:00〜12:00
形式 都市センターホテル(東京都千代田区平河町2-4-1)とオンラインのハイブリッド
対象 幼児教育・保育施設、子育て支援施設、社会福祉協議会の職員、医療関係者、民生委員・児童委員、企業、自治体職員、子育て中の保護者など
規模 参加者300人程度(予定)
申込期限 令和8年11月13日(金)
申込先 全国大会の申込ページ(国際シンポジウムはこども家庭庁の案内ページから別に申込)

参加費は申込ページに記載がありません。申込前に案内ページで確認してください。

1日目は記念講演とパネルディスカッション2本、2日目は「すべてのこどもに支援を届けるには」など3つの分科会が並行で開かれます(プログラムは案で、一部変わる可能性があると書かれています)。

福祉の現場から行く意味

対象の並びに、保育や子育て支援の職員だけでなく社会福祉協議会、民生委員・児童委員、企業が入っているのが目に留まりました。2日目の分科会②「こどもの育ちを支える『地域の厚み』をどうつくるか」のように、施設の外とどうつながるかが主題になっています。

ハイブリッド開催なので、地方の事業所でもオンラインで参加できます。乳幼児期の支援に関わる人が、国の考え方の全体像をつかみ直す場として使えそうです。

今日のまとめ

①の岡山県の公表で、勧告の中身として繰り返し出てきたのは「体制整備」と「研修」でした。②③はどちらも申込期限の決まった学びの場で、受けた研修を職場で回せるかが、①と同じ問いとして残ります。

次に見ておきたい日程です。

  • 10月19日(月)10:00〜……第271回 社会保障審議会 介護給付費分科会(訪問介護・訪問入浴介護・訪問看護・訪問リハビリテーション・居宅療養管理指導・居宅介護支援。YouTubeライブ配信)
  • 10月19日(月)13:00〜……第6回 特別養子縁組に関する支援の在り方に関する専門委員会(養子・養親からのヒアリング、非公開)
  • 10月22日(木)17:00……愛知県の工賃向上研修の申込締切
  • 11月13日(金)……「はじめの100か月の育ちビジョン」全国大会の申込締切

参考にした一次情報

①は岡山県が公表した確定の数字です。②③の日時・申込期限・費用は主催者ページの表記をもとにしていますが、変更されることがあります。申込の前に主催者ページでご確認ください。

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ABOUT ME
室長:ユイン
室長:ユイン
介護福祉士・保育士・サビ管
福祉の現場 × 4児の父親
福祉と子育てを、現場の目線で。
グループホーム・放課後等デイサービスでの支援・管理経験をもとに、福祉の制度や働き方、子育てに役立つ情報を発信しています。
支援歴10年以上
20代後半から、グループホームの施設長・放課後等デイサービスの管理者を経験。
4児の父親
現場で働きながら4人の子どもを育て、仕事と子育ての両立に向き合っています。
資格・研修
介護福祉士保育士サービス管理責任者
3級ファイナンシャル・プランニング技能士実務者研修教員講習会 修了強度行動障害支援者養成研修(基礎・実践)防火管理者(甲種)
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