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すららは発達障害の子に向いている?療育の現場から見た向き・不向きと料金の実際【2026年版】

すららは発達障害の子に向いているかを比較した記事のアイキャッチ
ユイン
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「学校の授業にはついていけないけれど、塾に行かせるのも違う気がする」「不登校で学習が止まったまま、このままでいいのか」——発達に特性のあるお子さんを育てているご家庭から、放課後等デイサービスの現場でよく相談される悩みです。その流れで名前が挙がりやすいのが無学年式オンライン教材「すらら」です。

ただ、すららは「発達障害の子なら誰にでも合う教材」ではありません。合う子にはきれいにハマりますし、合わない子は1か月で開かなくなります。そして料金についても、月額だけを見て申し込むと「4か月は解約できない(正確には中途退会に契約解除料がかかる)」という条件に後から気づくことになります。

この記事では、サビ管(児発管)の資格を持ち、福祉の現場で10年以上、学習支援・宿題支援に関わってきた立場から、すららが向いている子・向いていない子、1年使ったときの実際の費用、そして不登校の「出席扱い」制度の現実的な進め方までを整理しました。公式サイトに書かれている条件は数字をそのまま引用し、現場で見てきた子どもの反応と突き合わせています。

Contents
  1. 結論 すららが向いている子・向いていない子
  2. すららとは?3分でわかる仕組み
  3. 料金の全体像 月額だけ見て決めると失敗する
  4. 発達障害の子に合いやすい5つの理由(現場から見た理屈)
  5. 正直に すららが向かない3つのケース
  6. 不登校の「出席扱い」制度 要件と、現実的な進め方
  7. 放デイ・児発の現場から見た「家庭学習教材」の使い方
  8. 他の選択肢と比べる すらら・天神・家庭教師・放デイ
  9. 申し込みから学習開始までの流れ
  10. 1日15分を続けるための、家庭側の仕組み5つ
  11. よくある質問
  12. まとめ 教材選びより「誰が始まりを作るか」
  13. あわせて読みたい
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結論 すららが向いている子・向いていない子

先に結論です。次の表で、お子さんがどちらに多く当てはまるかを見てください。

向いている子向いていない子
学年をさかのぼって学び直したいが、それを人に知られたくない誰かが横についていないと、そもそも机に向かえない
読み書きに負担があり、書く量が多いと手が止まる画面よりも紙とえんぴつのほうが落ち着く
集中が20〜30分で切れる(短時間を積み上げたい)アニメのキャラクターに話しかけられるのが苦手
不登校で、家庭学習を出席扱いにする道を探しているいま必要なのが学習ではなく生活リズムの立て直し
塾や教室の人・音・においがしんどい4か月以内にやめる可能性が高い(契約解除料がかかる)

※料金・条件は2026年9月時点で公式サイトに掲載されている内容です。申し込み前に必ず最新の記載をご確認ください。

右の列に3つ以上当てはまるなら、すららより先に検討したほうがいいものがあります。この記事の後半で、家庭教師・紙の教材・放課後等デイサービスとの使い分けも書いています。

自宅学習教材が向いている子と向いていない子を比べた図解

すららとは?3分でわかる仕組み

すららは、パソコンやタブレットで学ぶ無学年式のオンライン教材です。特徴は大きく3つあります。

①無学年式 学年に関係なく、つまずいた所まで戻れる

いちばん大きな特徴がこれです。中学生が小学4年生の内容に戻ることも、逆に得意な教科だけ先に進むこともできます。

学習につまずいている子の多くは、今やっている単元でつまずいているのではなく、2〜3学年前でつまずいたまま積み上がっているケースです。分数でつまずいている子の本当の原因が、九九の一部にあることは珍しくありません。学年で区切られた教材だとそこに戻れませんし、戻れたとしても「小2のドリル」を渡された子のプライドが先に折れます。画面の中で自然に戻れるのは、教材の機能というより本人の自尊心を守る仕組みだと思っています。

②対話型のアニメーション授業 「読む」負担が小さい

キャラクターの先生が話しかけながら進める形式で、説明を耳から入れられるのが特徴です。文字を読むこと自体に負担がある子(読字に困難がある子)にとって、これは想像以上に大きな違いになります。同じ内容でも、教科書を読むのは無理でも音声なら入る、という子は現場にたくさんいます。

一方で、この「キャラクターが話しかけてくる」形式が合わない子もいます。話す速さが気になる、雑談的なやりとりが煩わしい、という反応です。ここは体験で必ず本人に触らせて判断してください。

③すららコーチ 計画を立てるのは「親ではない誰か」

現役の塾講師などが「すららコーチ」として付き、学習計画の設計や進み具合のフォローをします。地味ですが、この記事でいちばん強調したいのはここです。

自宅学習教材が続かない原因のほとんどは、教材の質ではなく「計画を立てる役」と「やらせる役」を親が1人で兼ねてしまうことにあります。うまくいかないと親子関係のほうが先に壊れます。計画を立てる役を外に出せる構造になっているかどうかが、自宅学習教材を選ぶときの一番の分かれ目です。

なお、対応教科は国語・数学(算数)・英語に加え、理科・社会は小学3年生〜高校3年生、英語は中学1年生〜高校3年生が対象範囲です(公式サイト記載)。

料金の全体像 月額だけ見て決めると失敗する

ここがこの記事でいちばん読んでほしい部分です。すららの料金は「入会金」+「月額」のシンプルな構成ですが、継続割(4か月継続を条件とした割引)を選ぶかどうかで、途中でやめたときの扱いが変わります。

コース入会金(税込)月額(税込)継続割適用時(税込)
小学コース 4教科11,000円8,800円8,228円
小中コース 3教科11,000円8,800円8,228円
小中コース 5教科7,700円10,978円10,428円
中高コース 3教科11,000円8,800円8,228円
中高コース 6教科7,700円10,978円10,428円
小中高コース 3教科11,000円11,000円継続割なし
小中高コース 6教科7,700円13,178円継続割なし

※2026年9月時点で公式サイトに掲載されている金額(税込)です。5教科・6教科コースのほうが入会金が安い点に注意してください。

たとえば小中コース3教科を1年間続けた場合、入会金11,000円+月額8,800円×12か月=年間116,600円(税込)。継続割を使えば月8,228円になるので、年間では約110,000円前後です。1時間5,500円の家庭教師を月4回つけると月22,000円なので、毎日使える教材としては割安な部類に入ります。

★見落としやすい:継続割は「4か月しばり」で、その間は休会もできない

公式サイトには、継続割について次のように書かれています。

  • 継続割を選んだ月を含む4か月間継続して利用することが条件(申込時にチェックを入れる方式)。
  • 最初の4か月以内に中途退会する場合、利用期間に応じた契約解除料金を退会月の翌月に支払う。3教科プランなら1か月目は税込572円、2か月目は税込1,144円と段階的に増えていく。
  • 5か月目以降は契約解除料金は発生しない。
  • 4か月継続割の受講者は、最初の4か月間は休止(休会)サービスを使えない。

金額そのものは大きくありません。問題は「合わなかったときに一度止める」ができない期間があることです。発達に特性のあるお子さんの場合、教材が合うかどうかは1〜2週間で見えてきます。最初は継続割を使わず通常料金で始めて、続きそうだと分かってから切り替える——これが現場感覚でいちばん安全な入り方です。数百円の割引より、合わなかったときにすぐ止められることのほうが価値があります。

すらら まずは資料請求で条件を確認する

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料金・契約条件・お子さんの学年で使える範囲は、資料請求で最新のものを確認できます。無料体験もあるので、キャラクターの話す速さやアニメーションの雰囲気を本人に触らせてから判断してください。

発達障害の子に合いやすい5つの理由(現場から見た理屈)

「発達障害向け」とうたう教材は多いですが、何がどう効くのかを分解しておくと、自分の子に当てはまるかを判断できます。放デイで学習支援をしていて、実際に効いていると感じるのは次の5点です。

  • ①書く量を減らせる――書字に負担がある子は、内容が分かっていても「書く」で力尽きます。画面上の選択・入力で進む形式だと、理解と作業を切り離せます。
  • ②失敗が人に見えない――教室でのつまずきは、周りの視線とセットで記憶に残ります。画面の中なら、間違えても誰にも見られません。これだけで取り組める子がいます。
  • ③短時間で区切れる――1回の学習を10〜15分で終えられるので、集中の持続時間に合わせて積み上げられます。「今日は1レッスンだけ」で終われるのは大きい。
  • ④見通しが立つ――どこまでやればいいのかが画面上で明示されます。終わりが見えない課題は、見通しを立てるのが苦手な子にとって「存在しないのと同じ」になりがちです。
  • ⑤親が「教える人」から降りられる――すららコーチが計画を持つことで、親は「見守る人・ほめる人」に戻れます。発達の特性と愛着形成の違いの記事でも書きましたが、勉強を巡る衝突が減ること自体が支援になります。

逆に言えば、この5つが刺さらない子には、すららである必然性はありません。次は正直に「向かないケース」を書きます。

正直に すららが向かない3つのケース

①「一人では始められない」子

これが最多です。教材の出来とはまったく関係のないところで、開始のスイッチを自分で押せるかどうかが結果を決めます。「毎日やろうね」と約束して1週間もたなかった経験があるご家庭は、教材だけを買い足しても同じ結果になりやすい。

この場合は、始まりに人がいる形——家庭教師や、放課後等デイサービスの宿題支援を先に組むほうが確実です。人が来る形が難しければオンラインの1対1でもかまいません。家庭教師の選び方と料金比較は「発達障害の子におすすめの家庭教師5社を比較【2026年版】」にまとめています。

②画面そのものが刺激になる子

動きのある画面や音声が、内容ではなく刺激として入ってしまう子がいます。この場合、学習しているように見えて情報が通っていません。紙とえんぴつのほうが静かで集中できるタイプの子もいますし、そういう子に無理にデジタル教材を続けさせる理由はありません。

③いま必要なのが学習ではない時期

昼夜逆転が続いている、強い不安で家から出られない、といった段階で学習を足すと、「またできなかった」という失敗体験が1つ増えるだけになりかねません。この時期は医療機関・相談支援専門員・スクールカウンセラーなど、生活と気持ちの立て直しが先です。学習は、生活が戻ってきてから足しても遅くありません。

教材を「療育の代わり」にしないでください。すららは学習教材であって、対人関係やコミュニケーション、感覚の困りごとへの支援ではありません。学習以外の困りごとがあるなら、児童発達支援・放課後等デイサービスや、市区町村の障害福祉窓口・相談支援専門員への相談が先です。

不登校の「出席扱い」制度 要件と、現実的な進め方

すららを検討する理由として非常に多いのが、この出席扱い制度です。自宅でのICT等を活用した学習を、在籍校の校長が認めた場合に指導要録上「出席扱い」にできるという文部科学省の枠組みで、すららは公式サイトで出席扱い認定人数が累計2,500人以上と公表しています。

文部科学省が示す7つの要件

  • 保護者と学校との間に十分な連携・協力関係があること
  • ITなどを活用して提供される学習活動であること
  • 訪問等による対面の指導が適切に行われること
  • 学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムであること
  • 校長が対面指導や学習活動の状況を十分に把握していること
  • 学校外の公的機関や民間施設等で相談・指導を受けられない場合に行う学習活動であること
  • 学習活動の評価は、計画や内容を学校の教育課程に照らして判断すること

ここで大事なのは、「すららを契約したから出席扱いになる」わけではないということです。要件を見れば分かるとおり、鍵を握っているのは学校との連携と、校長の判断です。教材はそのための「計画的な学習プログラム」と「学習状況の記録」を用意する役割を担っています。

制度そのものが知られていないという現実

すららネットが公表した調査では、不登校の小中学生の約6割がこの制度を「知らない」と回答し、学校から説明や提案を受けたことがない家庭が約9割にのぼりました。さらに、申請しても約1割の家庭が「認められなかった」と答えています。同社は2025年12月に、制度の実態把握や周知の整理を求める要望書を文部科学省へ提出しています。

つまり、親が知って、親から切り出さないと、この制度は始まらないのが現状です。学校側も「前例がない」だけで戸惑っていることが多く、敵対的というより情報がないケースがほとんどです。

学校に相談するときの順番と言い方

  • ①担任に「相談」として持ちかける――いきなり「出席扱いにしてください」ではなく、「家庭でこういう学習を始めたいと思っていて、記録をどう残せば学校に共有できますか」から入る。判断するのは校長なので、担任を味方につけるのが先です。
  • ②何を提出すればよいかを先に聞く――学習記録の様式・頻度・提出方法を学校に決めてもらうと、そのあとが早い。教材側の記録機能はそれに合わせて使います。
  • ③対面指導の形を決める――要件に「訪問等による対面の指導」が含まれます。担任の家庭訪問、教育支援センター、スクールカウンセラー面談など、すでにあるものを充てられないかを相談する。
  • ④校長面談の場をつくる――最終判断は校長です。担任経由で、学習計画と記録のサンプルを持って一度話す場を設けてもらう。
  • ⑤決まったことは書面で残す――担任が異動しても引き継がれるように、合意内容は文書やメールで残しておく。

すらら側にも学校向けのガイドラインや保護者用の申請フォーマットが用意されているので、資料請求のときに「出席扱いの申請サポートについて知りたい」と伝えておくと話が早くなります。

不登校の出席扱いを学校に相談する5ステップの図解

学校に出す「学習記録」には何を書くか(そのまま使える記入例)

出席扱いの相談でつまずきやすいのが、「何を提出すればいいのか、学校もよく分かっていない」という段階です。こちらから記録の形を提案してしまうほうが早く進みます。要件にある「計画的な学習プログラム」と「学習活動の状況の把握」に対応させるなら、次の5項目が入っていれば足ります。

  • ①日付と学習時間――「9月10日(水)9:30〜10:05/35分」。開始・終了時刻まで書くと、生活リズムの記録も兼ねられます。
  • ②教科と単元名――「算数/小4 わり算の筆算(2けたでわる)」。学年をさかのぼっている場合は正直に学年を書く。学校側はそれを見て教育課程に照らして判断します。
  • ③進んだ量と理解度――「レッスン3本/確認テスト 8問中6問正解」。教材側の記録画面をそのまま印刷・添付してもかまいません。
  • ④本人の様子(1〜2行)――「途中で集中が切れたが、休憩をはさんで最後まで取り組めた」。ここが担任にとって一番読みたい部分です。
  • ⑤次回の予定――「9月11日 9:30から 同単元の練習問題」。計画性の裏づけになります。
学習記録の記入例(1日分・そのまま写して使えます)

9月10日(水)9:30〜10:05(35分)

算数/小学4年 わり算の筆算(2けたでわる数)
すらら レッスン3本、確認テスト 8問中6問正解

様子:開始10分で一度集中が切れたが、5分休憩をはさんで再開し最後まで取り組めた。筆算の位取りでつまずいたため、動画をもう一度見て解き直した。

次回:9月11日(木)9:30〜 同じ単元の練習問題

※週単位でまとめて提出する場合も、1日ごとにこの5項目が並んでいれば十分です。担任と相談して、A4用紙1枚に1週間分が収まる形にすると続きます。

放課後等デイサービスを利用している場合は、この記録を事業所とも共有してください。個別支援計画のモニタリングで「家庭では音声教材なら35分取り組めている」という情報があると、事業所側の宿題支援の組み立てが変わります。学校・家庭・事業所で同じ記録を見られる状態にしておくのが、いちばん子どもに得です。

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放デイ・児発の現場から見た「家庭学習教材」の使い方

ここは他の比較サイトにはあまり書かれていない視点だと思います。家庭学習教材は、療育の代わりではなく、療育で作った土台の上に乗せるものです。順番を間違えると続きません。

  • 役割分担を決める――放課後等デイサービスは生活面・対人面・宿題支援、家庭学習教材は「自分のペースで積み上げる学習」。同じ内容を両方でやらせない。
  • 時間帯をずらす――放デイから帰ってきた直後の時間帯は、多くの子が消耗しきっています。教材は朝や休日の午前に置いたほうが、同じ15分でも中身が違います。
  • 個別支援計画に書いてもらう――家庭での学習の様子は、モニタリングのときに事業所へ共有すると支援がつながります。「家庭では音声教材なら取り組める」という情報は、事業所側の宿題支援のやり方を変えるだけの価値があります。
  • 目標は「点数」ではなく「回数」で持つ――最初の1か月は「週3回ログインできた」で十分な達成です。

まだ放課後等デイサービスや児童発達支援を利用していない場合は、そちらのほうが優先度が高い場面もあります。制度の違いは「児童発達支援と放課後等デイサービスの違い&後悔しない施設選びのポイント」で解説しています。

他の選択肢と比べる すらら・天神・家庭教師・放デイ

すららだけを見ていると判断できないので、よく比較される選択肢を並べます。

 費用のかたち強み弱み
すらら入会金7,700〜11,000円+月8,800円〜(税込)無学年式で戻れる/音声中心/すららコーチが計画を持つ/出席扱いの実績が多い一人で始められない子には効かない/継続割は4か月しばり
天神買い切り型(学年ごとにデータを購入。価格は資料請求で提示)インターネット接続なしで使える/きょうだいで共有できる/解約という概念がない初期費用がまとまって必要/価格が公開されていないので比較しにくい
家庭教師1時間3,000〜5,500円が相場(全額自費)始まりに人がいる/その場でつまずきを特定できる費用が高い/先生の当たり外れがある
放課後等デイサービス受給者証で1割負担+世帯ごとの月額上限制度として使える/生活・対人面の支援/相談員がつく学習に特化した事業所は多くない/定員がある

※2026年9月時点の各社公式情報および一般的な相場です。放課後等デイサービスの負担上限額は世帯の所得区分で決まります(詳しくは市区町村の障害福祉課へ)。

天神は「ネット接続が不要」「きょうだいで使える」「毎月の支払いが発生しない」という点で、すららとは性格がかなり違います。とくに、月額の支払いが続くこと自体がストレスになるご家庭や、きょうだいで発達の特性がある場合には、買い切り型のほうが合うことがあります。ただし価格が公開されていないため、判断するにはまず資料請求が必要です。

天神 買い切り型・ネット接続不要という選択肢

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幼児から高校生まで対応のデジタル教材。無料体験は資料請求をした人が対象なので、比較したい場合はまず資料を取り寄せてから検討してください。

申し込みから学習開始までの流れ

  • ①資料請求――料金・契約条件・出席扱いのサポート内容を確認する。ここで疑問点を書き出しておく。
  • ②無料体験を本人に触らせる――親が見て決めない。キャラクターの声とテンポに本人がどう反応するかを見る。
  • ③コースと支払い方法を決める――最初は継続割を使わない選択も検討する(4か月しばりを避けるため)。
  • ④すららコーチと初回の計画を立てる――ここで「1日◯分・週◯回」を決める。欲張らない。週3回15分で十分です。
  • ⑤1か月後に見直す――続いたか、時間帯は合っていたか、教科は多すぎないか。ここで調整しない家庭ほど3か月目に止まります。

1日15分を続けるための、家庭側の仕組み5つ

どの教材を選んでも、続かなければ意味がありません。放デイの宿題支援で「続く子」の家庭に共通していたのは、根性ではなく環境の設計でした。今日から変えられるものを5つ挙げます。

  • ①時間を決めず「前後」で決める――「17時から」ではなく「朝ごはんのあと」「お風呂の前」。時刻は守れなくても、順番なら守れる子が多い。時計を読むのが負担な子にはとくに効きます。
  • ②開く場所を固定する――机の上にタブレットを置きっぱなしにする、専用のスタンドを置く。「準備する」という工程が1つあるだけで着手率が落ちます。
  • ③終わりを先に決める――「1レッスンで終わり」「15分で終わり」を始める前に宣言する。終わりが見えない課題は始められません。調子がよくても延長しない——ここが意外と重要で、延長した翌日はほぼ確実に開かなくなります。
  • ④結果ではなく着手をほめる――「正解した」ではなく「今日も開けたね」。正答率をほめると、正答率が下がった日に来なくなります。
  • ⑤週1回だけ振り返る――毎日評価しない。日曜の夜に「今週は何回できたか」だけを一緒に数える。カレンダーにシールでも十分です。

この5つは、すららに限らずどんな教材にも使えます。逆に、この設計をしないまま教材だけを増やしても結果は変わりません。「教材を変えたのに続かない」という相談の多くは、教材ではなくこの部分の問題でした。

家庭学習を1日15分続けるための5つの工夫を示した図解

よくある質問

Q. 診断がなくても(グレーゾーンでも)使えますか?

A. 使えます。診断の有無で使える・使えないが変わる教材ではありません。判断の基準は診断名ではなく、この記事の最初の表——「学年を戻りたいか」「書く負担が大きいか」「一人で始められるか」です。

Q. 受給者証や自立支援制度で教材費は補助されますか?

A. されません。家庭学習教材は障害児通所給付費(受給者証)の対象外で、全額自費です。制度として使えるのは放課後等デイサービス・児童発達支援・保育所等訪問支援などになります。自治体によっては生活困窮世帯向けの学習支援事業がある場合があるので、市区町村の窓口や相談支援専門員に確認してみてください。

Q. 途中でやめたくなったら、いつでもやめられますか?

A. 継続割を選んでいない場合は月単位で退会できます。継続割を選んでいる場合は、最初の4か月以内の中途退会に契約解除料金がかかり、その期間は休会もできません(3教科プランで1か月目は税込572円、2か月目は税込1,144円と段階的に増える。5か月目以降は不要)。合うかどうかが読めない段階では、割引を使わずに始めるほうが安全です。

Q. 学校の勉強に追いつけますか?

A. 「学年相当に追いつく」を最初の目標にすると、ほぼ確実に折れます。無学年式の価値は戻れることにあります。まずは戻って、分かるところから積み上げる。結果として学年に追いつく子はいますが、それは半年から1年かけて起きることで、1か月で判断する話ではありません。

Q. きょうだいで使えますか?

A. すららは1契約1人が基本です。きょうだいで使いたい場合は、この記事で比較した天神のようにきょうだいでの共有ができる買い切り型のほうがコスト面では有利になることがあります。人数と学年で総額が変わるので、両方の資料を取り寄せて比べるのが確実です。

Q. すららを使えば必ず出席扱いになりますか?

A. なりません。判断するのは在籍校の校長で、文部科学省が示す7要件を満たしているかが前提になります。実際、すららネットの調査では申請しても約1割は認められなかったと回答しています。教材の契約より先に、学校への相談を始めてください。

まとめ 教材選びより「誰が始まりを作るか」

  • すららが合うのは、学年を戻りたい子・書く負担が大きい子・人の視線がしんどい子・不登校で出席扱いを目指す子。
  • 合わないのは、一人では始められない子・画面自体が刺激になる子・いま生活の立て直しが先の子。
  • 料金は入会金7,700〜11,000円+月8,800円〜(税込)。継続割は4か月しばりで、その間は休会不可・中途退会に契約解除料。最初は割引なしで始めるのが安全。
  • 出席扱いは「教材」ではなく「学校との連携と校長の判断」で決まる。制度を知らない家庭が約6割、学校から説明がない家庭が約9割。親から切り出すしかない。
  • 一人で始められない子は、教材より先に「始まりに人がいる形」を用意する。

教材は道具です。どれだけ優れた道具でも、机に向かう最初の10秒を作る仕組みがなければ動きません。逆に言えば、その10秒さえ作れれば、無学年式の教材は驚くほど遠くまで連れて行ってくれます。まずは資料請求と無料体験で、お子さん本人がどう反応するかを確かめてみてください。

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室長:ユイン
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福祉の現場 × 4児の父親
福祉と子育てを、現場の目線で。
グループホーム・放課後等デイサービスでの支援・管理経験をもとに、福祉の制度や働き方、子育てに役立つ情報を発信しています。
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20代後半から、グループホームの施設長・放課後等デイサービスの管理者を経験。
4児の父親
現場で働きながら4人の子どもを育て、仕事と子育ての両立に向き合っています。
資格・研修
介護福祉士保育士サービス管理責任者
3級ファイナンシャル・プランニング技能士実務者研修教員講習会 修了強度行動障害支援者養成研修(基礎・実践)防火管理者(甲種)
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