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まとめ記事

障害福祉の仕事、全種類解説!あなたに合う施設はどこ?障害福祉管理者が徹底ナビゲート

ユイン

障害福祉の仕事を探しているあなたへ。
この記事は、厚生労働省の複雑なサービス分類を「働く側の視点」で完全網羅した、障害福祉のお仕事・決定版マップです。

この記事で手に入る情報

  • 全13種類のサービス内容と「向いている人」の正解
  • 厚労省データに基づく「給料ランキング完全版」
  • 「夜勤なし」「高収入」など、ライフスタイル別の選び方

執筆するのは、4人の子供を育てる現役パパ兼、サービス管理責任者の私です。
「生活介護」「ショートステイ」「グループホーム」「放デイ」の現場と管理者を渡り歩いてきた実体験と、FP(ファイナンシャルプランナー)としての分析に基づき、「稼げる・続けられる天職」を見つけるための判断材料をすべて公開します。

自分に合う施設はどこか、そして一番稼げるのはどこか。まずは結論のランキングからご覧ください。

まずは大きく3つのエリアに分けよう

障害福祉サービスは、ざっくり分けるとこの3つのエリアに分類されます。

障害福祉サービス
  1. 日中活動系:昼間の時間を過ごす場所(介護・訓練・就労)
  2. 居住系:住まいや泊まりの場所(家・施設)
  3. 児童系・その他:子供の支援や訪問、相談

それぞれのエリアで、求められるスキルや雰囲気が全く違います。順番に見ていきましょう。

【日中活動系】昼間の生活と「働く」を支える

日中活動系

利用者さんが朝来て、夕方帰るスタイルの施設です。夜勤がない(または少ない)ことが多く、生活リズムを作りやすいのが特徴です。

① 生活介護(デイサービス的役割)

常に介護や見守りが必要な方が、日中に創作活動や生産活動、入浴・食事などを行う場所です。

📋 仕事内容
食事・排泄・入浴の介助、レクリエーション企画、送迎。

💡 ここがポイント
障害支援区分が高い(重度)方が多く利用されます。身体介助のスキルは必須。私が支援員として一番長く関わった現場ですが、言葉を超えた心の交流があり、「介護の原点」を感じられる場所です。

🙆‍♂️ おすすめな人

  • 身体を動かすのが好きな人
  • 一人ひとりとじっくり向き合い、深い信頼関係を築きたい人

【経験者の声】

体力は使いますが、利用者さんの笑顔を引き出せた時の喜びは格別です!

合わせて読みたい
【サビ管解説】生活介護の仕事内容と給料は?支援員時代の体験談とリアル
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② 就労継続支援A型・B型(働く場所)

一般企業で働くことが難しい方に、働く場を提供するサービスです。

  • A型(雇用型): 利用者さんと雇用契約を結びます。最低賃金が保証されます。
  • B型(非雇用型): 雇用契約は結ばず、工賃をお支払いします。ペースに合わせて働けます。

📋 仕事内容
作業指導(パン作り、清掃、PC入力など)、納品管理、就労に向けた相談。

💡 ここがポイント
福祉ですが、生産活動(ビジネス)の側面が強いです。「支援」と「売り上げ」の両立が求められます。

🙆‍♂️ おすすめな人

  • ものづくりやPCスキルなど、特技がある人
  • 一般企業での社会人経験を活かしたい人
  • 「稼ぐ力」を支援したい人

③ 就労移行支援(就職予備校)

一般企業への就職を目指す方のための「訓練校」です。利用期間は原則2年以内と決まっているため、明確なゴールに向かって走る疾走感があります。

📋 具体的な仕事内容

  • ビジネスマナー・PC指導:挨拶、電話応対、Excel/Wordなどの資格取得支援。
  • SST(社会生活技能訓練):「断り方」「相談の仕方」など、職場での対人トラブルを防ぐロールプレイ。
  • 企業開拓・実習同行:ハローワークへの同行や、実習を受け入れてくれる企業の開拓営業。
  • 就労定着支援:就職後も長く働き続けられるよう、半年間のアフターフォロー(面談など)。

💡 ここがポイント
福祉職ですが、半分は「キャリアカウンセラー」や「営業職」のような動きになります。スーツ着用で勤務する事業所も多く、一般企業の感覚に最も近い現場です。「利用者を就職させた人数」が実績になるため、数字を追うやりがいもあります。

🙆‍♂️ おすすめな人

  • 「支援」だけでなく「結果(就職)」にこだわりたい人
  • 人材業界、教育業界、営業職の経験がある人
  • 論理的なアドバイスやコーチングが得意な人

④ 自立訓練(リハビリ・生活の学校)

病院を退院した後や、地域生活を始める前の「準備期間」です。一人暮らしやグループホームでの生活を目指し、生きる力を取り戻す場所です。「機能訓練」と「生活訓練」で内容がガラリと変わります。

🏥 機能訓練(身体のリハビリ中心)

主に身体障害のある方が対象。理学療法士(PT)や作業療法士(OT)と連携し、麻痺の回復や、車椅子での移動スキルの獲得を目指します。医療現場に近い雰囲気があります。

🏠 生活訓練(暮らしのスキル中心)

主に知的・精神障害のある方が対象。「金銭管理」「公共交通機関の乗り方」「料理・洗濯」「服薬管理」など、生活に必要な具体的スキルを練習します。
ここで金銭感覚を身につけることは、将来の経済的自立に直結する超重要な支援です!

💡 現場のリアル
「できないこと」を介助するのではなく、「どうすれば自分でできるか」を一緒に考える仕事です。工夫してパズルがハマった瞬間、利用者さんの自信に満ちた顔が見られるのが最大の魅力です。

🙆‍♂️ おすすめな人

  • リハビリ職(PT/OT/ST)を目指している、または有資格者
  • 「やってあげる」支援から「できるようにする」支援へステップアップしたい人
  • 生活の知恵や家事スキルを活かしたい人

【居住系】暮らしそのものを支える

居住系

利用者さんの「住まい」や「宿泊」を支えるサービスです。夜勤や宿直があり、24時間365日の生活に寄り添います。

⑤ 共同生活援助(グループホーム)

地域のアパートや一軒家で、少人数(4〜10人程度)で共同生活を送る「第二の我が家」です。最近は一人暮らしに近い「サテライト型」も増えています。

📋 仕事内容のリアル
基本は「家事」と「相談」です。夕食作り、掃除、洗濯、服薬管理、金銭管理のサポート。夜間は緊急時の対応や見守りを行います。

💡 ここがポイント
施設というより「家」です。私が管理者として運営していた時、一番大切にしていたのは「ここが自分の居場所だ」と思える安心感作りでした。
利用者さんと一緒にご飯を食べ、悩みを聞き、休日には外出する。家族のような温かい距離感が魅力ですが、自立に向けた「あえて手を出さない支援」のバランス感覚も問われます。

🙆‍♂️ おすすめな人

  • 料理や掃除など「主夫スキル」を活かしたいパパ
  • 「管理」するのではなく「共に暮らす」感覚を持てる人
  • 夜勤手当で効率よくガッツリ稼ぎたい人

⑥ 施設入所支援(障害者支援施設)

主に重度の障害がある方が生活する入所施設です。日中は「生活介護」を利用し、夜間は施設で過ごす、いわゆる「24時間ケア」の現場です。

📋 仕事内容と専門性
食事・入浴・排泄の全介助に加え、医療的ケア(吸引など)や強度行動障害(自傷・他害など)への対応も頻繁にあります。

💡 プロ視点の解説
「最も福祉の専門性が磨かれる場所」です。看護師やPT・OTと連携するチームケアが基本。
重度の方の「言葉にならない意思」を読み取る観察眼や、行動障害への対応スキルは、ここでしか学べない一生モノの技術になります。大規模法人が多く、福利厚生や給与が最も安定しているのも特徴です。

🙆‍♂️ おすすめな人

  • チーム連携で高度なケアを実践したい人
  • 「強度行動障害支援者養成研修」等の資格を活かしたい人
  • 景気に左右されない圧倒的な安定を求める人

⑦ 短期入所(ショートステイ)

自宅で暮らす方が、数日間だけ宿泊するサービスです。ご本人の「宿泊体験」だけでなく、ご家族のレスパイト(休息)という極めて重要な社会的役割を担っています。

💡 ここがポイント:福祉のホテルマン
毎日違う利用者さんが入れ替わり立ち替わり来られます。「いつもの場所」ではないため、不安定になる方もいます。だからこそ、「また来たい」と思ってもらえるような安心感とおもてなしの心が大切です。
急な利用依頼(緊急一時保護)に対応することもあり、地域のセーフティネットとしての側面も強いです。

🙆‍♂️ おすすめな人

  • 変化のある刺激的な毎日を楽しめる人
  • 短時間で信頼関係を築くコミュニケーション力がある人
  • 接客業やホテル業界の経験がある人
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【児童系】子供たちの未来を育む

児童系

障害のある子供たちの成長を支援するサービスです。

⑧ 放課後等デイサービス(放デイ)

就学児童(小学生〜高校生)が、放課後や休日に通う場所です。学校教育と福祉の狭間にある、子供たちにとっての「第三の居場所(サードプレイス)」です。

📋 仕事内容のリアル
宿題サポート、集団遊び、おやつ作り、送迎。
特に重要なのがSST(ソーシャルスキルトレーニング)です。「順番を守る」「負けても怒らない」「相手の気持ちを考える」といった社会性を、遊びの中で自然に身につけられるよう支援します。

💡 管理者パパの視点
私が管理者として働いて感じるのは、「保護者支援」の重要性です。学校でのトラブルや将来の不安を抱える親御さんの話を聞き、一緒に子供の成長を喜ぶこと。これが信頼関係の鍵です。
保育士や教員免許を持っていると、資格手当もしっかり付きますよ!

🙆‍♂️ おすすめな人

  • 子供と一緒に本気で鬼ごっこができる体力のある人
  • 「勉強を教える」だけでなく「生活力」を育てたい人
  • 保育士資格・教員免許を活かしてキャリアアップしたい人

[詳細記事はこちら:放課後等デイサービスとは?仕事内容から給料、大変さ、まで元管理者が暴露します]

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放デイの仕事ってきついの?管理者・サビ管が教える「支援員のリアル」と「本当のやりがい」
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⑨ 児童発達支援(未就学児療育)

小学校入学前の未就学児(0歳〜6歳)に対する療育を行う場所です。「早期発見・早期療育」の拠点として、障害のある子供の人生の土台を作ります。

📋 専門的な仕事内容
日常生活動作(着替え、トイレ、食事)の自立支援はもちろん、言葉が出にくい子への発語アプローチや、感覚統合療法を取り入れた遊びなどを行います。
親子通園の事業所では、お母さん・お父さんへの育児アドバイスも重要な業務です。

💡 ここが魅力
「初めて歩けた」「初めてスプーンを使えた」。そんな人生初の瞬間に立ち会えるのが最大の喜びです。
保育園よりも職員配置が手厚いため、子供一人ひとりとじっくり向き合いたい保育士さんからの転職が非常に多いです。

🙆‍♂️ おすすめな人

  • 幼児教育・保育の経験を、もっと個別支援に活かしたい人
  • 「言葉にならないサイン」を読み取る観察力がある人
  • 親御さんの不安に寄り添い、一緒に子育ての伴走をしたい人

【訪問・相談系】地域をつなぐ架け橋

訪問・相談系

⑩ 居宅介護・重度訪問介護(訪問のプロ)

利用者さんのご自宅に伺い、生活全般を支える仕事です。「施設」ではなく「住み慣れた家」で暮らしたいという願いを叶える、究極の個別ケアです。

🏠 居宅介護(ホームヘルプ) 短時間(30分〜1時間半程度)で入浴介助や掃除、調理などを行います。1日に数件のお宅を回るスタイルです。
🛌 重度訪問介護(長時間滞在) 重度の肢体不自由がある方などの側で、数時間〜長時間見守りやケアを行います。外出支援や医療的ケアも含まれます。

💡 ここがポイント:稼げる&自由
「重度訪問介護」は長時間勤務(夜勤含む)が多く、実はかなり給与水準が高いです。
また、事業所によっては「直行直帰」がOKなところも多く、人間関係の煩わしさが少ないのも特徴。

🙆‍♂️ おすすめな人

  • 集団行動よりも、1対1でじっくり向き合いたい人
  • 医療的ケア(喀痰吸引など)のスキルを高めたい人
  • 通勤時間を減らし、効率よく訪問スケジュールを組みたい人

⑪ 計画相談支援(福祉の司令塔)

障害福祉サービスの「入り口」となる仕事です。ご本人や家族の悩みを聞き、どのサービスを使えば解決できるかを一緒に考え、「サービス等利用計画案」を作成します。

📋 仕事内容:地域のコーディネーター
直接介助は行いません。その代わり、市役所、デイサービス、グループホームなど、あらゆる機関と連絡を取り合い、チームを作るのが仕事です。
高齢者介護でいう「ケアマネジャー」と同じ立ち位置です。

💡 キャリアのゴール地点
現場での身体介助がないため、「腰を痛めて現場を離れた方」や「定年まで長く働きたい方」に最適です。
ただし、あらゆるサービスの知識が必要なため、現場経験(サビ管やリーダー経験)がある人が就くのが一般的です。サビ管の私が一番頼りにしているパートナー職です。

🙆‍♂️ おすすめな人

  • 人の話をじっくり聞く「傾聴力」がある人
  • デスクワークと外出のバランスよく働きたい人
  • 現場経験を活かし、次は「計画・調整」のプロを目指したい人

\\気になった施設が自宅の周りにあるか調べてみましょう//

「現場」vs「役職」どっちが稼げる?障害福祉給与ランキング完全比較

障害給与ランキング

「今のまま現場を続けるか、思い切ってサビ管を目指すか……」 この表を見れば、その答えが出るかもしれません。

厚生労働省のデータ(令和4年度)を詳細に分析し、「一般職員(現場)」「役職者(サービス管理責任者等)」の2つの視点でランキングを作成しました。

【一般職編】福祉・介護職員(常勤)給与ランキング

まずは現場の最前線で働く「一般職員」のランキングです。 ここでは「夜勤手当」「処遇改善加算」の有無が順位に直結しています。

順位サービス種別平均給与(月額)備考
1位医療型障害児入所施設327,340円医療ケア対応のため、職員の専門性が高くベースが高い!
2位施設入所支援315,640円夜勤手当の力が絶大。体力勝負で稼ぐならココ一択。
3位福祉型障害児入所施設308,980円子供の成長を見守る責任と夜勤の対価。
4位居宅介護(ホームヘルプ)302,460円意外な高収入。1人で訪問する責任と身体介護の加算が大きい。
5位重度訪問介護298,710円長時間の見守りと専門的なケアが必要なため、手当が厚い。
6位生活介護289,350円日中のエース。夜勤はないが、重度対応による加算で安定。
7位就労継続支援A型276,540円一般就労に近い形態のため、職員にも指導力が求められる。
8位児童発達支援272,310円保育士資格を持つママさん職員も多く、働きやすさと収入のバランス型。
9位就労移行支援270,120円営業力やコーチング力が求められるが、一般職だとこの位置。
10位就労継続支援B型266,450円ゆったりした作業所が多い分、給与爆発力は控えめ。
11位共同生活援助(GH)265,330円夜勤専門バイトなどが平均を下げている可能性あり。正規でも低め傾向。
12位放課後等デイサービス263,980円参入障壁が低く、未経験者も多いため平均は低めに出る。

【役職編】サービス管理責任者・管理者等(常勤)給与ランキング

さあ、ここからが「夢」のある話です。 資格を取り、責任ある立場(サビ管・児発管・管理者)になると、ランキングの景色がガラッと変わります。

注目は「一般職との差額」です!

順位サービス種別平均給与(月額)一般職との差備考
1位医療型障害児入所施設428,120円+10万圧倒的トップ。看護師免許+管理職などのハイスペック層。
2位施設入所支援402,330円+8.6万大手法人の課長・施設長クラスが含まれるため非常に高い。
3位福祉型障害児入所施設396,540円+8.7万子供の命を預かる責任者。年収500万オーバーも射程圏内。
4位就労移行支援388,650円+11.8万【ここが狙い目!】 一般職との差が最大。就労支援のサビ管は市場価値が高い!
5位居宅介護385,210円+8.2万「サービス提供責任者(サ責)」が含まれる。調整業務のプロ。
6位就労継続支援A型374,100円+9.7万経営的な視点も求められるため、給与水準は高い。
7位生活介護368,900円+7.9万定番の安定感。ベテランが配置されることが多く堅実。
8位放課後等デイサービス365,400円+10.1万【逆転現象】 現場給与は低いが、児発管になった瞬間に跳ね上がる!
9位就労継続支援B型362,800円+9.6万ここも一般職との差が大きい。B型のサビ管はコスパ良し。
10位児童発達支援360,200円+8.8万児発管のニーズは常に高い。求人も多く転職しやすい。
11位共同生活援助(GH)358,700円+9.3万管理者は夜間の緊急対応などがあるため、手当がつく場合も。

※出典:厚生労働省:令和5年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果の概要令和4年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果 ※「平均給与」は、基本給、手当、一時金(ボーナス等)を含んだ総支給額の平均です。 ※役職編は「サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者」等の職種区分データを参照・統合しています。

FPパパの戦略眼 ① 「就労移行」と「放デイ」のサビ管はレバレッジが効く!

一般職のランキングでは下位だった「就労移行支援」や「放課後等デイサービス」ですが、役職編(サビ管・児発管)になった途端、一気に給料が跳ね上がっていることに気づきましたか?

就労移行支援における給与格差

一般職との差は、なんと
約11.8万円 / 月

※年収換算で約140万円以上のインパクトです。

なぜ、同じ事業所内でこれほどの格差が生まれるのでしょうか。そこには明確な「経営側の事情」があります。

理由:代替可能性(代わりがいるか?)の違い

  • 現場スタッフの場合:
    極端な話、無資格・未経験でも採用可能です。「人柄重視」で採用しやすいため、給与相場は抑えられがちです。
  • サビ管・児発管の場合:
    「配置基準」の壁があります。この資格を持つ人が1人いないと、事業所自体が運営できません(営業停止になります)。
    高度な専門性と実務経験が必要なためなり手が少なく、経営者は「高いお金を払ってでも確保したい(辞められたら困る)」と考えます。
結論:ここが狙い目!

少ない労力(現場業務の負担減)で、大きな成果(高収入)を得る。
これを投資用語で「レバレッジ(てこの原理)が効いている」と言います。

もしあなたが「今の現場は給料が安い…」と悩んでいるなら、就労移行や放デイで「資格を取って役職に就く」ことこそが、最もコストパフォーマンスの良い投資になります。

\\サビ菅へのロードマップをまとめています!!//

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【2025年版】「サビ管になりたいけど実務経験がわからない」を解決!現役サビ管が複雑な要件を”超”図解
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圧倒的トップの理由 ② 入所系はまさに「王者の風格」

ランキングでお伝えした通り、入所施設(施設入所支援など)は、一般職でも役職者でも給与水準はトップクラスです。
ただし、高収入には必ず「対価(トレードオフ)」が存在します。

注意 役職者になっても「家に帰れない」?

入所施設の管理職やサビ管になると、現場の夜勤は減るかもしれません。しかし、代わりに「宿直(しゅくちょく)」「管理宿直」が入ることが多いです。

  • 何かあった時の緊急対応要員として泊まる
  • 拘束時間は長いが、労働時間とはみなされない時間がある
  • 結果的に、「給料は高いが、家にいる時間は短い」という生活になりがち

究極の選択:あなたはどっち派?

💰 お金重視派

→ 入所系の役職を目指す

「若いうちにガッツリ稼ぎたい」「家のローンを早く返したい」というパパ向け。
体力と時間を投資して、最大のリターン(年収500万〜)を得る戦略です。

⚖️ コスパ重視派

→ 日中系のサビ管を目指す

「夕食は家族と食べたい」「土日は子供と遊びたい」というパパ向け。
年収は入所系より少し下がりますが、「時給換算」や「幸福度」でのコスパは最強です。

4児パパの結論
独身時代なら迷わず「入所系」で稼いでいましたが、今は子供との時間を守るために「日中系のサビ管」を選んでいます。
大切なのは、今のあなたのライフステージに合っているかです。正解は一つじゃありません!

キャリア×マネー戦略 ③ 資格は「月10万円」の価値がある

ランキング表をもう一度見てください。同じ職場で働いていても、サビ管や児発管の資格を持つだけで、月収が大きく跳ね上がっています。
精神論ではなく、数字という「現実」を見てみましょう。

資格手当・役職手当による差額

月額 約10万円
年収換算 120万円UP

「今は忙しいから…」「勉強する時間がない…」
そんな言い訳をしている場合ではありません。この120万円の差は、あなたの人生を劇的に変えるポテンシャルを持っています。

📈 FPパパの皮算用シミュレーション

もし、昇給した年120万円(月10万)を全額、新NISAなどで投資(年利5%想定)に回したとしたら……?
20年後の未来はどうなるでしょうか。

  • 元本だけでも:2,400万円
  • 運用益を含めると:約4,110万円

なんと、老後2000万円問題が余裕で解決してしまいます。
「資格を取る」ということは、単に給料が増えるだけでなく、「将来の自由を買う」ことと同義なのです。

4人の子供を育てる私が、必死で資格を取った理由。
それは、この数字を知っていたからです。
日々の業務でクタクタになりながらも机に向かったあの時間は、今、家族の笑顔と将来の安心という形で確実に返ってきています。

あなたも、一歩踏み出してみませんか?

なぜ「入所施設」が圧倒的に高いのか?3つの理由

なぜ「入所施設」は圧倒的に稼げるのか?3つの根拠

ランキング1位の「施設入所支援」が、B型事業所などと比べて月額8万円以上も高いのには、明確な「構造上の理由」があります。精神論ではなく、制度の仕組みを解説します。

理由① 「夜勤手当」という最強のブースト

これが最大の要因です。入所施設は24時間体制のため、必ず夜勤があります。
「体を張って稼ぐ」スタイルですが、即効性は最強です。給与明細を見た時の破壊力が違います。

💰 1ヶ月のインパクト試算

夜勤手当 6,000円 × 月5回 = +30,000円

※さらに22時〜翌5時は基本給の1.25倍(深夜割増)が加算されます。
※施設によっては1回8,000円〜1万円のところもあります。

理由② 「特定処遇改善加算」の恩恵がデカイ

少し専門的になりますが、国は「経験・技能のある障害福祉職員」の給料を上げるために特別な手当(特定処遇改善加算)を出しています。
大規模な入所施設は、この加算を一番高いランク(加算率)で取得しているケースが非常に多いです。

例えばこんなルールで配分されます:
  • 勤続10年以上の介護福祉士リーダー:月8万円アップ
  • その他の職員:月1〜2万円アップ

※小規模な事業所だと、この加算自体を取っていない(=0円)場合もあります。これが平均給与の差を生む大きな原因です。

理由③ 母体(法人)の規模 = 福利厚生の差

入所施設を運営できるのは、歴史ある大きな「社会福祉法人」が多いです。
ここが重要なのですが、大手は「家族手当(扶養手当)」「住宅手当」がしっかりしています。中小の株式会社にはなかなか真似できない強みです。

私のように子供が6人いると、「子供1人につき5,000円」の手当が出るだけで、月収が3万円変わります。年収なら36万円の差です。
基本給だけでなく、こうした「手当の分厚さ」がランキング1位の隠れた理由なんです。

まとめ:あなたの「得意」と「生活」を両立させるために

新しい人生設計へ

ここまでランキングを見てきましたが、数字はあくまで「平均」に過ぎません。
一番大切なのは、ランキングの1位を目指すことではなく、あなたの現在のライフステージ(独身、子育て中、親の介護など)に合った働き方を選ぶことです。

📢 最後に、タイプ別のおすすめルートを整理します!

A
体力に自信あり!今すぐ現金を稼ぎたい!

👉 迷わず大手社会福祉法人の「施設入所支援」へ。
夜勤フル回転の手当と、大手ならではの厚い福利厚生で、最短で年収アップを狙いましょう。

B
夜は家で過ごしたい!でも稼ぎたい!

👉 実務経験を積んで「サービス管理責任者」の資格を取りましょう。
そして、「就労系(移行・A型)」や「放デイ」の管理者枠を狙ってください。コスパ最強のキャリアです。

C
アットホームに働きたい!

👉 「グループホーム」がおすすめです。
ただし、家族を養うなら「世話人(パート)」ではなく、必ず「管理者・サビ管」のポジションを目指してください。

あなたへ贈る言葉

「福祉は給料が安いから……」と諦める前に、求人票の以下の2点だけは必ず確認してください。

  • 「処遇改善加算(新加算)」を上位ランクで取っているか?
  • 「住宅手当」「扶養手当」の金額はいくらか?

この知識という武器を持てば、福祉の世界でも妻と4人の子を養い、幸せにする収入は必ず作れます。
私がその生きた証拠です。

あなたの転職活動とこれからの人生設計が、素晴らしいものになりますように!心から応援しています。

\\自分の市場価値やどんな施設があるか登録して確認してみましょう//

参考リンク:

ABOUT ME
室長:ユイン
室長:ユイン
介護福祉士・保育士・サビ菅
【福祉現場の「最前線」を知る専門家】

■ 実績
・国家資格:介護福祉士 / 保育士/3級FP
・資格:サービス管理責任者/実務者研修教員講習会修了
・支援経験:障害支援事業
・施設長・管理者経験:共同生活援助(グループホーム)/放課後等デイサービス
・支援歴:10 年以上。管理職は20代後半から経験。講師として実務者研修、強度行動障害研修の講師資格もあり。

■ なにができる人?
「制度が難しくて分からない」
「親なきあとのお金が心配」
そんな障害のある子を持つご家族の悩みを、「現場の裏側(サビ管)」「生活防衛(FP/大家族父)」の2つの視点で解決します。

■ 運営者の正体
4人の子供(6人家族)を養う現役の福祉職パパ。
給料が低いと言われる業界でも、「制度知識」×「家計戦略」で資産形成は可能です。

机上の空論ではない、泥臭い「生存戦略」を公開中。
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