ベビー用品はどこで買うのが正解?安い店・質で選ぶ店の使い分けと2026年の新ルール
「ベビー用品って、結局どこで買うのがいちばんいいんですか?」——保育士として働きながら4人の子を育ててきて、後輩や見学に来られた保護者の方からいちばんよく聞かれるのがこの質問です。
先に結論を書きます。「安い店」をひとつ決めるのが正解ではありません。ベビー用品は、①毎日消えていくもの、②子どもの体を預けるもの、③数か月しか使わないもの、の3種類に分かれていて、この3つは買う店をまったく変えたほうが、安くも安全にもなります。全部を同じ店で揃えようとすると、消耗品で損をするか、安全にかかわるものを値段だけで選んでしまうか、どちらかになります。
この記事では、6人家族で4人の子どもを育ててきた保育士パパの立場から、主要7店の使い分け、品目別に「これはここで買う」早見表、値段で選んではいけない3ジャンルと国の安全基準、買う時期のカレンダー、借りる・譲ってもらうという選択肢までまとめました。さらに、2026年7月8日からベビーカーと乳幼児用ベッドガードに「子供PSCマーク」の規制が始まったこと、SNSで広まっている出産準備の常識を公的資料で1つずつ検証した結果も入れています。これから出産準備をする方が、この1ページで買い物の設計を終えられるように書いています。
※本記事にはアフィリエイト広告(もしもアフィリエイト)を含みます。価格・仕様・在庫は変わることがあるため、購入前に必ず販売ページで最新の情報をご確認ください。安全性に関する記述は、記事内に示した公的機関の資料にもとづいています。
- 結論|ベビー用品は「店で選ぶ」のではなく「品目で店を変える」
- 主要7店の特徴を1枚で比較(安さ・品揃え・得意分野)
- 品目別|「これはここで買う」早見表
- 【2026年7月に法律が変わりました】ベビーカーとベッドガードは「子供PSCマーク」が必須に
- 寝具まわりは、こども家庭庁が「買うときの条件」まで示している
- SNSでよく見る「ベビー用品の常識」を、公的資料で1つずつ検証した
- SNSで何度も聞かれているのに、誰も答えていない質問
- 登録するだけで安くなる・もらえる仕組み(見落とすと数千円〜1万円損)
- 「質の高い店」で買う価値があるのはどこか
- いつ買うと安いのか|1年のセールカレンダー
- 買う以外の選択肢|レンタル・お下がり・フリマ
- SNSで「いらなかった」と名前が挙がりやすいもの
- 4人育てて、実際にわが家が買ったもの
- 感覚が敏感な子・発達がゆっくりな子の買い物で気をつけていること
- よくある質問
- まとめ|「どこで買うか」は品目ごとに答えが違う
結論|ベビー用品は「店で選ぶ」のではなく「品目で店を変える」

ベビー用品の買い物でいちばん多い失敗は、「とりあえず全部アカチャンホンポで揃える」か「とりあえず全部西松屋で揃える」のどちらかに寄せてしまうことです。前者はトータルで数万円多く払うことになり、後者は本来お金をかけるべきところを削ってしまいます。
整理すると、次の3層で考えるのがいちばん失敗しません。
| 分類 | 代表的なもの | どこで買うか |
|---|---|---|
| ① 毎日消えるもの | おむつ・おしりふき・ミルク・肌着・スタイ | いちばん安い店で、まとめ買い。ブランドにこだわる意味がもっとも薄い層 |
| ② 体を預けるもの | チャイルドシート・抱っこ紐・ベビーベッド・ベビーカー | 安全基準(SGマーク・Eマーク)で選ぶ。店より「基準を満たしているか」が先 |
| ③ 短期間だけ使うもの | 新生児用ベッド・バウンサー・ハイローチェア・三輪車 | 使う期間が短いので、何人で使うかで採算を計算する。譲り受けや中古も選択肢 |
主要7店の特徴を1枚で比較(安さ・品揃え・得意分野)

まず、実際に選択肢になるお店を整理します。価格帯の評価は、同じような品質のものを買ったときの相場としての比較で、セール時は順位が入れ替わります。
| お店 | 価格帯 | いちばん強い品目 | 弱点 |
|---|---|---|---|
| 西松屋 | 最安クラス | 肌着・ロンパース・普段着・スタイ・靴下 | 接客は基本つかない。高単価品の品揃えは絞られている |
| バースデイ(しまむら系) | 最安クラス | デザイン重視の普段着・キャラもの・女児服 | サイズ欠けが早い。肌着の基本アイテムは西松屋のほうが安定 |
| アカチャンホンポ | 中〜やや高め | 相談しながら選ぶ大型用品・出産準備一式・プレゼント | 消耗品の定価はやや高い。ポイントとセールで取り返す前提 |
| ベビーザらス | 中 | ベビーカー・チャイルドシート・おもちゃの実機比較 | 店舗数が少なく、行ける人が限られる |
| イオン(キッズリパブリック) | 中 | 買い物ついでの補充・食品と同時購入・おむつのまとめ買い | 専門店ほど大型用品の在庫が深くない |
| ドラッグストア | 安い | おむつ・おしりふき・粉ミルク・ベビー用洗剤 | 衣類や大型用品は扱いがない |
| ネット通販(楽天・Amazonなど) | 変動が大きい | 重いもの(おむつ・ミルク・ベビーベッド)の配送 | 試着・実物確認ができない。中古・並行輸入品が混ざる |
西松屋|消耗品と普段着の「土台」をつくる店
肌着、ロンパース、スタイ、靴下、おむつ。このあたりを安く大量に確保するなら、まず西松屋です。赤ちゃんの服は「汚れたらすぐ着替える」ものなので、枚数がないと洗濯が回りません。1枚の質を上げるより、まず枚数を揃えるほうが生活は確実に楽になります。
西松屋には値下げが段階的に進んでいく仕組みがあり、最終的な底値まで待てるかどうかで同じ商品の金額が大きく変わります。時期と値札の見分け方は別記事に詳しくまとめました。
値下げの段階と時期は西松屋の底値セールはいつ?時期・99円タグの見分け方・サイズ別攻略法にまとめています。ここを押さえるだけで、衣類の年間支出はかなり変わります。
バースデイ|「安いのにかわいい」を取りにいく店
しまむらグループのベビー・子ども用品店です。価格帯は西松屋と同じくらいですが、デザインの振れ幅が大きく、写真を撮りたくなる服が見つかりやすいのが違いです。「西松屋とバースデイはどっちが安いか」とよく聞かれますが、基本の肌着は西松屋、よそ行きに見える普段着はバースデイ、という分け方がいちばん現実的です。
アカチャンホンポ|迷っているものを相談して決める店
消耗品を定価で買い続けると割高になりますが、「何を買えばいいのか自体が分からない」段階では、いちばん価値がある店です。とくに第1子のときは、実物を見て、店員さんに聞いて、触って決められることのメリットが値段差を上回ります。出産準備リストをもらえる点も含め、最初の1回はここで全体像をつかみ、2回目以降は西松屋とネットに移すのが無駄がありません。
ベビーザらス|ベビーカーとチャイルドシートを「押して比べる」店
ベビーカーは、カタログの重量よりも「片手で畳めるか」「段差を越えられるか」「自分の車のトランクに入るか」で満足度が決まります。これはネットでは分かりません。実機が並んでいて、押して曲がって畳んで比べられる店として、ベビーザらスは強い選択肢です。店で比べて、買うのはどこでもいい——という使い方でも構いません。
ドラッグストア|おむつ・ミルクの「最安」は実はここ
見落とされがちですが、おむつ・おしりふき・粉ミルクは、ドラッグストアの特売がベビー用品店より安いことがよくあります。ポイント還元日やアプリクーポンを合わせると差はさらに開きます。おむつは1日6〜10枚使う時期が1年以上続くので、1枚あたり1〜2円の差が、年間で数千円単位になります。近所の2〜3店で1枚単価だけ比べておくと、以後ずっと効きます。
ネット通販|「重いもの」と「型落ち」に使う
ネットの本当の価値は、価格よりも「重いものを玄関まで運んでくれること」です。おむつ1袋、ミルク、ベビーベッド、ベビーバス。産後の体で、赤ちゃんを抱えてこれを運ぶのは現実的ではありません。
もうひとつが型落ちモデルです。ベビーカーやチャイルドシートは毎年モデルチェンジしますが、変更点が色と生地だけという年もあります。1つ前の型番を指定して探すと、同じ安全基準のまま数万円下がることがあります。ただし、後述する安全基準の表示だけは必ず確認してください。
品目別|「これはここで買う」早見表

ここがこの記事の本体です。買うものごとに、おすすめの買い場所と理由をまとめました。
| 買うもの | おすすめの買い場所 | 理由・ひとこと |
|---|---|---|
| 短肌着・コンビ肌着 | 西松屋/バースデイ | 最低10枚は要る。吐き戻しと背中漏れで1日3回替える日がある。枚数優先 |
| ロンパース・普段着 | 西松屋/バースデイ/フリマ | サイズアウトが早い。60〜80サイズはとくに短命なので投資しない |
| おむつ・おしりふき | ドラッグストア/ネット | 1枚単価で比較する。サイズが変わるので、まとめ買いは1〜2袋まで |
| 粉ミルク・液体ミルク | ドラッグストア/ネット | 合う合わないがあるので最初は小さい容量で。液体ミルクは備蓄にも1本 |
| ベビーカー | 実物を見る(ベビーザらスなど)→ 買うのはどこでも | 畳みやすさと車載サイズが決め手。1か月健診以降でも間に合う |
| チャイルドシート | 新品。安全基準の表示を確認して買う | 退院する日から必要。ここは値段で選ばない(後述) |
| 抱っこ紐 | 試着できる店 | 装着する大人の体格で合う合わないが大きい。SGマークと対象月齢を確認 |
| ベビーベッド・布団 | レンタル/新品 | 使う期間が短い代表格。ただし寝具は安全にかかわる(後述) |
| バウンサー・ハイローチェア | 用途を決めてから買う | 使う子と使わない子の差が極端。寝かしつけの道具と割り切り、寝床にはしない。何人で使うかで採算が決まる |
| おもちゃ | Amazon・楽天/フリマ/サブスク | 店頭は品揃えが偏る。ネットのほうが対象年齢と口コミで絞り込める。飽きるのが早いので、月齢より「いまの発達段階」で選ぶ |
| 靴(ファーストシューズ) | 必ず店舗で計測してもらう | 足の形は個人差が大きい。ネットのサイズ表だけで買わない |
| 食器・お風呂グッズ | 100円ショップ/西松屋 | 割れる・なくす前提の消耗品。ここに予算を回す必要はない |
おもちゃは、店頭よりAmazon・楽天のほうが選びやすい
おもちゃだけは、実店舗よりネットのほうが向いています。店頭は売れ筋とキャラクターものに寄りがちで、「いまの発達段階に合うもの」を探すには品揃えが足りないからです。Amazonや楽天なら対象年齢で絞り込めて、口コミで「何歳まで遊べたか」まで読めます。
選ぶ基準は「長く遊べるか」の一点です。遊び方が1通りしかないおもちゃは早く飽きます。逆に、積み木やレール遊びのように年齢が上がるにつれて遊び方が変わるものは、結果的にいちばん安くつきます。レールのおもちゃは「並べる→つなげる→街をつくる」と、遊び方そのものが育っていきます。
※3歳未満向けのおもちゃは子供用特定製品です。中古で買うときは、対象年齢と小さな部品の欠けを必ず確認してください。
【2026年7月に法律が変わりました】ベビーカーとベッドガードは「子供PSCマーク」が必須に

ここから先は、節約の話ではなく安全の話です。そして、2026年にルールそのものが変わりました。この章の内容は、いま出回っている「ベビー用品どこで買う」系の記事にはほとんど書かれていません。
消費生活用製品安全法にもとづく「子供用特定製品」という枠組みがつくられ、2026年(令和8年)7月8日から、乳幼児用ベッドガードとベビーカーは「子供PSCマーク」の付いた製品でなければ原則として販売できなくなりました(経済産業省)。現在、子供用特定製品に指定されているのは次の4つです。
- 乳幼児用ベッド(ベビーベッド)
- 乳幼児用玩具(3歳未満向けのおもちゃ)
- 乳幼児用ベッドガード(2026年7月8日から追加)
- ベビーカー(2026年7月8日から追加)
いちばん大事なのは「移行期間がある」ということ
ここが買う人にとっての実務ポイントです。法改正には経過措置(移行期間)があり、マークのない在庫品はしばらく売られ続けます。
| 製品 | 規制の開始 | マークなしでも売られる期間 |
|---|---|---|
| 乳幼児用ベッドガード | 2026年7月8日 | 2027年(令和9年)7月7日まで |
| ベビーカー | 2026年7月8日 | 2028年(令和10年)7月7日まで |
なぜこの2製品が追加されたのか(実際の事故件数)
製品評価技術基盤機構(NITE)が2026年6月25日に公表した注意喚起資料によると、2015年から2026年6月までの約10年間にNITEへ通知された製品事故情報のなかで、乳幼児用ベッドガードでマットレスとの間に挟まって子どもが死亡した事故が4件、ベビーカーで段差につまずいて転倒するなどの重傷事故が11件発生しています。
NITEが挙げている防止のポイントは、そのまま買い物と使い方のチェックリストになります。
- ベッドガード:対象年齢・月齢を必ず守り、出生後18か月未満の乳幼児には使用しない/取扱説明書どおりに固定し、マットレスとの間に隙間をつくらない
- ベビーカー:使用時は必ずシートベルトを着用する/折りたたみの操作は子どもから離れた場所で行い、開閉時の指の挟み込みに注意する/走行時は段差や溝に注意する
「18か月未満にはベッドガードを使わない」は、消費者庁も繰り返し注意喚起している項目です。大人用ベッドで添い寝をするために柵をつける、という発想がいちばん危険で、実際の死亡事故はベッドガードとマットレスの隙間に落ち込んで抜け出せなくなる形で起きています。この月齢帯の代わりの正解は「安全基準を満たしたベビーベッドを使う」です。
寝具まわりは、こども家庭庁が「買うときの条件」まで示している

こども家庭庁の「赤ちゃんが安全に眠れるように」(1歳未満の赤ちゃんを育てるみなさまへ)には、睡眠中の窒息リスクを下げる5つのポイントが示されています。これは育児の心得ではなく、そのまま寝具の買い物の判断基準になります。
| 公的資料の内容 | 買い物にどう効くか |
|---|---|
| 寝具は硬めで平坦なものを | 柔らかいクッションや傾斜のあるマットレスは避ける。「ふかふか」「体にフィット」は赤ちゃん用では選ぶ理由にならない |
| 温度の調整は着るもので | 1歳になるまでは掛け布団を使わず、スリーパーや空調で調整する。ベビー布団セットの掛け布団は、実は当面出番がない |
| 寝床には何も置かない | ぬいぐるみ・タオル・枕は買わなくていい。寝床用の可愛い小物は窒息リスク側 |
| 睡眠環境製品は正しく使う | ベビーベッドやベッド柵は国が定めた安全基準の検査に合格した製品を選び、対象年齢と使い方を必ず確認する |
| 赤ちゃん専用の寝床が安心 | 添い寝には注意。とくに①眠気や注意力低下を起こす薬を服用している②飲酒した③赤ちゃんが早産・低出生体重で生まれた場合の添い寝は特に危険とされている |
この5項目を知っているだけで、ベビー用品売り場の見え方が変わります。「傾斜がついていて体が沈む寝かせ方の製品」を寝かしつけの本拠地にしない、枕と厚い掛け布団は急がない、ベッド内を空っぽにする。この3つは、お金を使わずに安全性が上がる数少ない判断です。
チャイルドシート|「Eマーク」と後ろ向きの期間を見る
チャイルドシートは、6歳未満の子どもを車に乗せるときに使用が義務づけられています。日本で使えるチャイルドシートは国の基準に適合している必要があり、適合品には「Eマーク」が表示されています。
現在の新しい基準が「R129」(i-Size)です。国土交通省のチャイルドシート啓発資料によると、R129は従来の基準(R44)にはなかった側面衝突試験が追加され、適合の目安が体重ではなく身長に変わり、さらに生後15か月までは後ろ向きでの使用が義務づけられた基準です。首がすわりきっていない時期の頭と首を守るための設計です。
- 買うときはEマークの有無と、R129かR44かを見る
- 子どもの身長が適合範囲に入っているかを見る(体重だけで判断しない)
- 15か月までは前向きにしない。「もう首がすわったから」で早めに前向きへ替えない
- 自分の車にISOFIX金具があるかを先に確認する(座席の隙間のタグや取扱説明書で分かる)
中古のチャイルドシートは、原則おすすめしません。事故歴があった個体は外見が無傷でも内部構造が損傷している可能性があり、それを買い手が判断する方法がありません。取扱説明書がなければ正しく取り付けられず、ベルトやバックルの劣化も外からは見えません。ここは、型落ちの新品を探すほうが正解です。
抱っこ紐|「SGマーク」と対象月齢を見る
抱っこ紐は、製品安全協会が定めるSGマークの対象品目です(同協会の品目一覧に「乳幼児用品」の区分があります)。SGマークは、基準に適合していることに加えて、その製品の欠陥が原因で人身事故が起きたときの賠償制度がついているのが特徴です。安さだけを理由に、マークのない製品を選ぶ理由はありません。
もうひとつ大事なのが対象月齢です。「新生児から使える」と書かれていても、専用のインサートや特定の装着方法が前提になっている製品があります。抱っこ紐からの転落は、装着者が前かがみになった瞬間に起きます。試着のときは、店員さんの前で一度しゃがんでみてください。
SNSでよく見る「ベビー用品の常識」を、公的資料で1つずつ検証した

この記事を書くにあたって、X(旧Twitter)や知恵袋で実際に投稿されている出産準備の話を読みました。現場の実感としてとても参考になる一方で、そのまま信じると危ないものも混ざっています。よく見かける説を、公的資料にあたって判定しました。
| よく見る説 | 判定 | 根拠 |
|---|---|---|
| 大人用ベッドにベッドガードを付ければ添い寝できる | 危険。やってはいけない | 消費者庁は生後18か月未満には絶対に使用しないよう繰り返し注意喚起。NITEによれば挟まれて死亡した事故が4件。代わりに安全基準を満たしたベビーベッドを使う |
| バウンサーやハイローチェアで長時間寝かせるのは良くないらしい | 本当 | こども家庭庁は寝具について「柔らかいクッションや傾斜のあるマットレスは避け、硬めで平坦なものを」と明記。傾斜のある製品は「寝かしつけの本拠地」には向かない |
| 1歳までは掛け布団はいらない | 本当 | こども家庭庁は1歳になるまでは掛け布団を使わず、スリーパーなどの着るものや空調で調整するよう案内している |
| ベビーベッドは1週間で物置になる | あるある。ただし前提つき | 使わなくなる家庭が多いのは事実。ただし公的には「赤ちゃん専用の寝床」が推奨されているので、「使わない」を選ぶなら代わりの安全な寝床が必要(後述) |
| ベビーカーは7万円、抱っこ紐は3万円くらいかかる | 高い側の話 | 価格比較サイトの人気モデルを見ると、ベビーカーは1万5,000円前後から2万5,000円前後、抱っこ紐は1万6,000円前後のものが上位に入る。ハイエンドの価格を相場だと思わなくていい |
| ミトンはいらなかった | 個人差が大きい | 顔のひっかき対策として使う家庭はある。ただし寝床に置く布類は少ないほうがよいという原則とは相性が悪いので、必要になってから買えば足りる |
| 新品のベビーカーなら安全基準は気にしなくていい | いまは誤り | 子供PSCマークは2026年7月8日開始で、ベビーカーは2028年7月7日まで移行期間。マークのない在庫品が売られている期間なので、新品でも確認が要る |
SNSで何度も聞かれているのに、誰も答えていない質問
X上で目立ったのは、同じ質問が何度も投げられていて、返ってくるのが体験談ばかりで結論が出ていないという状態でした。代表的なものに、現場と公的資料の両方から答えます。
「ベビーベッドを使わない人は、赤ちゃんをどこに寝かせているの?」
この質問は本当に繰り返し出てきます。答えを整理するとこうなります。
- いちばん推奨される形:赤ちゃん専用の寝床を用意する(ベビーベッド、またはベビー布団を床に敷く)。こども家庭庁も「赤ちゃん専用の寝床が安心につながる」としています
- 床にベビー布団は現実的な選択肢です。硬めで平坦という条件を満たしやすく、転落のリスクもありません。上の子がいる家庭では踏まれない位置取りが重要になります
- 大人用ベッドでの添い寝は、覆いかぶさりや口・鼻をふさぐ危険があるため注意が必要とされています。とくに薬で眠気があるとき、飲酒したとき、赤ちゃんが早産・低出生体重で生まれた場合は特に危険とされています
- 大人用ベッド+ベッドガードは、18か月未満では選択肢になりません(前述)
つまり「ベビーベッドを使わない」は選べますが、「大人用ベッドで一緒に寝る」に置き換えるのがいちばんリスクが高いという順番になります。使わない派の実際の着地点は、多くが「床にベビー布団」です。
「ミニサイズのベビーベッドが手狭になった。卒業したらどうする?」
ミニサイズ(およそ60×90cm)は、寝返りが始まって動きが大きくなる時期に一気に手狭になります。だからこそミニサイズはレンタルと相性がいい製品です。卒業後は、床にベビー布団を敷いて「赤ちゃんの区画」をつくる形に移行するのが自然で、そのまま添い寝へ移る場合も、大人用マットレスの柔らかさと掛け布団が赤ちゃんの顔にかかることを前提に寝具を分けておくのが安全です。
「ベビーベッドは買う?借りる?」
判断の分かれ目は使う期間の見込みです。上の子がいて踏まれる心配がある、ペットがいる、床にほこりが多い、里帰りがある——こうした事情があると使用期間は長くなり、買ったほうが安くなります。逆に「寝室に置くだけ」「1人目で様子が読めない」なら、半年レンタルから始めて延長するのが失敗しにくい形です。
「先輩ママパパ、安いので十分だったものを教えて」
これもよく流れてくる問いかけです。この記事の立場からの答えははっきりしていて、①毎日消えるもの ②短期間しか使わないもの は安いもので十分、③体を預けるものだけは基準で選ぶ。値段の話と安全の話を混ぜないことが、いちばんの節約になります。
登録するだけで安くなる・もらえる仕組み(見落とすと数千円〜1万円損)
SNSで「知らずに損してる人が多い」と定期的に話題になるのがこれです。買う場所を選ぶ前に、先に登録しておくものがあります。
Amazonらくらくベビー(無料登録)
Amazonの公式ページによると、登録すると次の特典があります(2026年9月時点)。
- らくベビ割引:対象のベビー用品が表示価格から、プライム会員は10%OFF(最大1万円OFF)、プライム会員以外は5%OFF(最大5,000円OFF)
- 出産準備お試しBox:所定の条件を満たすと、マタニティ・ベビー用品のサンプル品詰め合わせが無料でもらえる(中身は時期により変動)
- マイベビーリスト:必要なものをリストで管理でき、家族や友人に共有できる
- 登録者限定セールへの招待
とくに割引の上限が1万円というのが大きく、ベビーカーやチャイルドシートのような高単価品をまとめて買うタイミングで効きます。お試しBoxは在庫が頻繁に切れるので(SNSに在庫復活を知らせる投稿が常時流れているほどです)、もらえたらラッキーくらいの位置づけで、本命は割引のほうだと考えてください。条件は変更されることがあるので、申し込む前に必ず公式ページの「よくある質問」で最新の条件を確認してください。
各店のプレママ登録・ポイント制度
西松屋・アカチャンホンポ・ベビーザらスなど、主要なベビー用品店にはそれぞれ会員制度やプレママ向けの案内があります。内容は時期によって変わるので、母子健康手帳をもらった直後に、行く予定の店の会員登録だけ済ませておくのが効率的です。出産してからだと、まず時間が取れません。
自治体の給付・貸出
現金給付、地元の店で使えるクーポン、育児用品の現物支給と、自治体によって形が違います。チャイルドシートの貸出制度がある自治体もあります。母子健康手帳を受け取るときの面談で必ず案内があるので、そこで聞くのがいちばん確実です。もらえるもの・借りられるものが決まってから買い物を組み立てると、無駄が出ません。
「質の高い店」で買う価値があるのはどこか
ここまで節約と安全の話をしてきましたが、お金をかける価値がはっきりある領域もあります。ブランド代を払う意味がある場面と、ない場面を分けておきます。
肌に直接ふれるもの:綿の質と縫製は本当に差が出る
肌着とパジャマだけは、「安いもの10枚」に加えて「良いもの2〜3枚」を混ぜておくのをおすすめします。理由は、肌が荒れたときに切り替えられる手札があるからです。乳児湿疹やあせもが出ているとき、綿100%で縫い代が肌に当たらないもの、タグが縫い付けられていないものに替えるだけで、かき壊しが落ち着く子がいます。
百貨店やベビー服専門ブランドが強いのはこの部分です。「全部を良い服にする」必要はまったくありません。寝るときに着るものだけ質を上げる、という買い方が費用対効果としては最適です。
長く使う大型用品:修理・部品供給があるかで選ぶ
ベビーカーやチャイルドシートは2〜4年使います。このクラスは、「壊れたときに部品が手に入るか」「タイヤやシートカバーを交換できるか」で実質的な価格が変わります。国内メーカーの正規品が高めなのは、この部分のコストが入っているからです。
逆に、シーズンものの上着、おもちゃ、食器、ベビーバス。ここにブランド代を払う意味はほとんどありません。予算は「長く使うもの」と「肌にふれるもの」に寄せてください。
実物を見ないと失敗するもの:試着・計測は店舗一択
抱っこ紐、ベビーカー、子どもの靴。この3つは、ネットのレビュー点数があてにならないカテゴリです。抱っこ紐は装着する大人の体格で、ベビーカーは住環境と車で、靴は足の形で答えが変わるからです。とくに靴は、足の長さだけでなく足囲(足の幅)で選ぶ必要があるので、最初の1〜2足は必ず計測してもらってください。
いつ買うと安いのか|1年のセールカレンダー

同じ店・同じ商品でも、買う時期で金額はかなり変わります。ベビー・子ども用品の値下げには、はっきりした季節性があります。
| 時期 | 安くなるもの | 買い方のコツ |
|---|---|---|
| 1月〜2月 | 冬物衣類・アウター・防寒小物 | 翌シーズン用に1サイズ上を買う。値引き幅がいちばん大きい時期 |
| 3月 | 旧モデルの大型用品 | 新年度前のモデルチェンジで型落ちが出やすい |
| 6月〜7月 | 春夏物・水遊び用品 | 夏物は回転が早く、シーズン中から値下げが始まる |
| 8月末〜9月 | 夏物の最終処分・プール用品 | 来年用に大きめサイズを確保する |
| 11月〜12月 | おもちゃ | クリスマス商戦で下がる品と、逆に品薄で下がらない品がある |
加えて、店ごとの値下げの段階を知っておくと効きます。とくに西松屋は値札で値下げの段階が分かる仕組みになっていて、最終段階まで待てるかどうかで金額が大きく変わります。
出産前に買うもの/産後でいいもの
「出産準備リスト」を真面目に全部買うと、使わないものが必ず出ます。退院までに絶対に要るものは、実はそれほど多くありません。
- 出産前に必須:チャイルドシート(車で退院するなら)、肌着とロンパース各数枚、おむつ・おしりふき、ベビーソープ、寝る場所、体温計、ガーゼ
- 産後でいい:ベビーカー(1か月健診以降でも間に合う)、抱っこ紐(赤ちゃんを連れて試着したほうが合う)、おもちゃ、離乳食用品、ベビーバス(沐浴の期間は1か月)
- 要るか分かってから:バウンサー、ハイローチェア、調乳ポット、鼻吸い器(必要になった日に買っても間に合う)
とくに抱っこ紐を出産前に買わないのは、理にかなった判断です。生まれてくる子の体格も、産後の自分の体も、事前には分かりません。大型用品の下調べだけ妊娠中期に済ませて、購入は後ろにずらす。これで失敗の総量がかなり減ります。
買う以外の選択肢|レンタル・お下がり・フリマ
レンタルが得になるのは「大きい・重い・短い」もの
レンタルは万能ではありません。使う期間が短く、置き場所を取り、処分に困るもの——ベビーベッド、新生児期のバウンサー、里帰り中だけ使うもの。この条件に当てはまるときだけ、買うより得になります。逆に、1年以上使うもの、きょうだいで続けて使うものは、買ったほうが安くなります。
判断の目安はシンプルで、「レンタル料金の合計が、その商品の中古相場を超えるなら買う」です。
フリマ・お下がりで買っていいもの、避けるもの
- 積極的に使っていい:衣類(とくにサイズアウトが早い60〜90)、絵本、食器、抱っこ紐用のよだれカバーなどの小物
- 条件つき:おもちゃ(3歳未満向けは子供用特定製品なので、対象年齢と小さな部品の欠けを確認)、ベビーカー(畳んだ状態を実物で確認でき、子供PSCマークまたはSGマークがあるもの)、ベビーベッド(型番でリコールを確認できるもの)
- 避ける:チャイルドシート、抱っこ紐、乳幼児用ベッドガード、電動の授乳・調乳器具。事故歴・劣化・部品欠品を買い手が判断できないため
フリマアプリには、2026年7月の規制が始まる前の製品が大量に残っています。個人間の取引は規制の対象の外にあるので、「売られている=基準を満たしている」とは言えません。中古で大型用品を買うときほど、マークと型番の確認が必要です。
SNSで「いらなかった」と名前が挙がりやすいもの
Xで出産準備の振り返り投稿を読んでいくと、後悔したものの顔ぶれはかなり共通しています。ただしこれは「誰にとってもいらない」という意味ではありません。使う子と使わない子の差が極端で、事前には読めないものが並んでいる、と読むのが正確です。
| よく挙がるもの | なぜ後悔しやすいのか | どうすればよかったか |
|---|---|---|
| ベビーベッド | 「1週間で物置になった」という声が定番。寝てくれるかは子ども次第 | 寝ない場合の代わりの寝床(床にベビー布団)まで決めてから買う |
| ハイローチェア | 高額なのに、乗せると泣く子は本当に乗らない。「寝床」として期待すると外れる | 寝かしつけの道具と割り切る。何人で使うかで採算を見る(後述のわが家の例) |
| おむつ用の高機能ゴミ箱 | 専用カートリッジが継続的にかかる | 普通のゴミ箱+防臭袋で足りるかを先に試す |
| おしゃぶり | 拒否する子は一切くわえない | 1個だけ買って様子を見る |
| ミトン | すぐ外れる。寝床に布類を増やすことにもなる | ひっかきが実際に出てから判断する |
| 沐浴用の温度計 | 使うのは沐浴期間の約1か月だけ | 買い足しでよい。急がない |
4人育てて、実際にわが家が買ったもの
ここからは、一般論ではなくわが家が実際に買って、4人分の育児で使い倒したものの話です。金額の大きいものほど、買うかどうかで悩むと思うので、判断の理由まで書きます。
| 買ったもの | いちばん効いた場面 | 買うときの注意点 |
|---|---|---|
| 二人乗りベビーカー | 上の子と下の子を連れた外出。両手が空くので、荷物も持てて上の子の手も引ける | 車体が大きい。改札とエレベーターの幅を先に確認する。わが家は折りたたみやすさを優先して横型のコンパクトタイプにした |
| ソフトバスチェア | ワンオペのお風呂。両手が使えるので、洗うのも自分の体を拭くのも成立する | 浴槽のフタの上では絶対に使わない(死亡事故が起きています) |
| 電動ベビーラック(ネムリラ) | 置いた瞬間に起きる時期の寝かしつけ、家事の間、親が座りたいとき | 寝かしつけには使うが、寝床にはしない。新品で約48,000〜55,000円と高額なので、使う人数で判断する |
| 電動鼻水吸引器 | 鼻づまりで眠れない夜。寝る前に吸うだけで夜の起きる回数が変わる | ハンディ型か据え置き型かで満足度がまるで変わる。ここを決めてから買う |
| おくるみ(大判のガーゼ) | おくるみ以外に、日よけ・ブランケット・授乳ケープ・敷物と用途が広い | 安いものより、洗って柔らかくなる質のものを数枚。買い足しが効く |
とくに効いた3つを挙げておきます。電動鼻水吸引器は、据え置き型を選ぶと吸引力が段違いで、寝る前に1回吸うだけで夜中に起きる回数が変わりました。
ソフトバスチェアは、ワンオペのお風呂を成立させる道具です。両手が空くので、洗うのも、自分の体を拭くのも慌てずに済みます。浴槽のフタの上では絶対に使わないでください。
おくるみは、大判のガーゼを数枚。おくるみとしてだけでなく、日よけ、ブランケット、授乳ケープ、敷物と用途がどんどん増えます。洗うほど柔らかくなるものを選ぶと長く使えます。
SNSで「後悔した」と言われがちなハイローチェアを、わが家が買ってよかった理由
先ほどの検証の章で書いたとおり、ハイローチェアはSNSで「買って後悔したもの」の常連です。そして、こども家庭庁は寝具について「傾斜のあるマットレスは避け、硬めで平坦なものを」としています。この2つは矛盾しません。わが家の結論はこうでした。
- 寝かしつけの道具としては使う。抱っこでは寝ない時期に、揺らして落ち着かせる。家事をする間、親が座って休む間の置き場所としても効く
- 寝床にはしない。寝入ったら、平らな寝床に移す。長時間そこで寝かせたままにしない
- 判断の分かれ目は「何人使うか」。1人で数か月なら高い買い物ですが、年子やきょうだいで続けて使うなら1か月あたりの負担は大きく下がります。わが家は4人(年子を含む)で使いました
「後悔した」という声の多くは、寝床として期待したのに寝てくれなかったか、1人分の使用期間に対して価格が高すぎたかのどちらかです。用途を寝かしつけに限定し、使用人数で採算を見る。この2つを守れば、評価は変わります。
それぞれのアイテムを選んだ理由と、使ってみて気になった点は、別記事で詳しく書いています。
二人乗りベビーカー・ソフトバスチェア・ネムリラ・電動鼻水吸引器の詳細は育児が劇的に楽になった神アイテム5選|保育士パパが安全性の根拠つきで解説に、安全面の根拠つきでまとめています。
おくるみやおもちゃなど、生活を楽しくしたほうの4点は保育士パパ厳選!育児が劇的に楽になる神アイテム4選|6人家族の本音レビューで書いています。
感覚が敏感な子・発達がゆっくりな子の買い物で気をつけていること
放課後等デイサービスと児童発達支援の仕事をしていると、「服を嫌がって着てくれない」「靴を履くのを全力で拒否する」という相談をよく受けます。わがままに見えて、実際には感覚の問題であることが少なくありません。買い物の段階でできることがあります。
- タグは購入時に確認する。首の後ろに硬いタグが縫い付けられている服は、それだけで着用を嫌がる原因になります。プリントタグの製品を選ぶか、買ったらほどいて外す
- 縫い代が内側でゴロつく服を避ける。とくに靴下のつま先の縫い目は、嫌がる子が多いポイントです
- 靴は必ず計測して、足囲まで合わせる。きつい靴は歩きたがらない直接の原因になります
- おもちゃは「月齢」ではなく「いまできること」で選ぶ。対象年齢が上すぎると遊べず、下すぎると飽きます
おもちゃについては、買わずに定期的に入れ替えるという方法が合う子もいます。合う・合わないを含めて別記事にまとめました。
詳しくは発達障害の子におもちゃのサブスクは合う?療育目線で4社を比較をご覧ください。
よくある質問
Q. 子供PSCマークって、どこを見れば分かりますか?
製品本体や取扱説明書に表示されます。2026年7月8日以降に基準に適合させて出荷された乳幼児用ベッドガード・ベビーカーには表示されていますが、移行期間中(ベッドガードは2027年7月7日まで、ベビーカーは2028年7月7日まで)はマークのない在庫品も販売されています。店頭で見当たらないときは、店員さんに「子供PSCマークは付いていますか」と確認するのがいちばん早いです。
Q. 手持ちのベビーカーにマークがありません。使ってはいけませんか?
規制の対象は販売する事業者で、すでに持っている製品の使用を禁止するものではありません。ただし、シートベルトを必ず使う、段差に注意する、折りたたみは子どもから離れて行う、といった基本の使い方は、マークの有無にかかわらず守ってください。
Q. 西松屋とバースデイ、結局どっちが安いですか?
定価の水準はほぼ同じです。基本の肌着・実用品は西松屋、デザイン性のある普段着はバースデイという使い分けが現実的です。どちらもシーズン末の値下げが大きいので、「どちらが安いか」より「いつ行くか」のほうが金額への影響は大きくなります。
Q. ベビー用品はいつから買い始めればいいですか?
体調が安定してくる妊娠中期(5〜7か月ごろ)に、大型のものだけ下調べを始めるのがちょうどいいタイミングです。買い揃えるのは妊娠後期で間に合います。ただし、車で退院する予定ならチャイルドシートだけは先に用意してください。退院する日から必要になります。
Q. ネットと店舗、どちらが安いですか?
品目によります。おむつ・ミルクなどの消耗品はドラッグストアの特売が強く、型落ちの大型用品はネットが強い傾向です。衣類は店舗のシーズン末処分に軍配が上がります。「ネットが常に安い」は成り立ちません。
Q. 中古のチャイルドシートを譲ると言われました。使っていいですか?
おすすめしません。事故歴の有無や内部構造の損傷は外見では分からず、取扱説明書がないと正しく取り付けられないためです。どうしても費用を抑えたい場合は、型落ちの新品を探すか、自治体や子育て支援センターに貸出制度がないか確認してみてください。実施している自治体があります。
Q. 出産準備で、最低限これだけ買えばいいというものは?
肌着とロンパース各5〜10枚、おむつ1袋、おしりふき、ベビーソープ、ガーゼ、体温計、赤ちゃん専用の寝る場所、そして車で退院するならチャイルドシート。これだけあれば退院後の数日は乗り切れます。残りは、必要になってから買っても遅くありません。
Q. 2人目以降は、何を買い直すべきですか?
買い直しを検討すべきなのは、ゴムやベルトが劣化する抱っこ紐、使用期限の目安が示されているチャイルドシート、マットレスです。衣類やおもちゃは上の子のもので十分まかなえます。大型用品は、2026年の規制で基準そのものが変わった領域でもあるので、買い直すなら子供PSCマークの有無を見るタイミングだと考えてください。
まとめ|「どこで買うか」は品目ごとに答えが違う
- 毎日消えるもの(おむつ・肌着・ミルク)は、西松屋とドラッグストアで最安を取りにいく
- 体を預けるもの(チャイルドシート・抱っこ紐・ベビーカー・寝具)は、値段ではなく子供PSCマーク・Eマーク・SGマークで選ぶ。中古は避ける
- 2026年7月8日から、ベビーカーとベッドガードは子供PSCマークが必須に。ただし移行期間中はマークのない製品も売られている
- 寝具は「硬め・平坦・何も置かない」。1歳までは掛け布団ではなくスリーパー
- 使う子と使わない子の差が大きいもの(ベビーベッド・バウンサー・ハイローチェア)は、用途を決めて、何人で使うかで採算を見る
- 買う前に登録する。らくらくベビーの割引は上限1万円、自治体の給付・貸出も先に確認する
- 買う時期は季節末。1〜2月の冬物と8月末の夏物は、来年サイズを買うチャンス
出産準備は、リストを埋めることが目的ではありません。「産まれてからの生活が回るか」が目的です。足りなければ後から買えます。先に完璧に揃えるより、最低限を揃えて、必要になったものを足していくほうが、結果的に安く、無駄も出ません。
※この記事の安全基準に関する記載は、経済産業省(子供用特定製品・子供PSCマーク)、製品評価技術基盤機構(NITE)の2026年6月25日公表資料、こども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように」、消費者庁のベッドガードに関する注意喚起、国土交通省のチャイルドシート啓発資料、製品安全協会(SGマーク)の公表内容にもとづいています(2026年9月時点)。制度は変わることがあるため、購入前に最新の情報をご確認ください。


