セリアのドールアイ用シリコンモールドを使ってみた、110円で作るレジンの目と失敗しないコツ
ハンドメイドコーナーで見つけた「ドールアイのシリコンモールド」。110円とは思えない作りで、実際にレジンを流してみたら、思った以上に「目」になりました。
- セリアの「シリコーンモールド ドールアイ」がどんな型か(6つのくぼみの役割)
- 白目・虹彩・透明の盛りという3層で作る手順と、必要な材料
- 透明レジンだけで作ると物足りなくなる理由と、白を混ぜる意味
- 気泡・ベタつき・型から外れないなどつまずきやすい所の対処
- キャラクターの目(写輪眼風)の作り方と、ハロウィン・イベントでの使い方
先に結論だけ言うと、このモールドは、ひとつのくぼみの中でレジンを下から順に重ねて仕上げる型です。白目を作る、色を置く、透明レジンを盛る。この順番さえ守れば、1回目からそれらしい目ができます。

セリアの「シリコーンモールド ドールアイ」とは
クラフト・レジン用品コーナーに並んでいる、UVレジン対応のシリコン型です。パッケージには「オリジナルドールやアクセサリーの作製に!」「ドールにも使える!」と書かれています。

| 商品名 | シリコーンモールド ドールアイ(SILICONE MOLD DOLL EYE) |
| 販売店 | セリア(クラフト・レジン用品コーナー) |
| 価格 | 税込110円 |
| 対応素材 | UVレジン対応。レジン以外に、樹脂粘土を詰める使い方をしている人もいます |
| くぼみの数 | 6か所(大・中・小の3サイズ × 2種類) |
| サイズ展開 | 大きい型と小さい型の2種類が出回っています。買う前に、作りたいドールのアイホール(目の穴)の直径を測ってから選んでください |
ダイソーで同じものは買える?
この記事で使っているパッケージの商品は、ダイソーのネットストアでは確認できませんでした。ただしダイソーにも、UVレジン用シリコーンソフトモールド(サークル・スクエアなど)やプラスチックアイといったドール向けの商品があります。「目そのものを既製品で済ませたい」ならダイソーのプラスチックアイ、「自分で色を作りたい」ならセリアのモールド、という選び分けになります。
6つのくぼみの役割 ここが分かれば失敗しない
このモールドをはじめて見ると「どこに何を流せばいいのか」で止まります。答えはシンプルで、目を作るのは「目の形をしたくぼみ」だけ。浅い円のくぼみは、平たい円形のパーツを作るところです。

目を作るのは、右の「目の形」のくぼみです
そして完成した目は、「白目」「虹彩(色を塗った部分)」「透明レジンの盛り」の3層でできています。市販のドールアイが立体的に見えるのも同じ仕組みで、いちばん上の透明な層の厚みが、瞳の奥行きを作っています。
「ぷっくり」の正体は3層目。ここを厚くするほど瞳が深く見えます
用意するもの 110円の型に、何を足せばいいか
モールドは110円ですが、レジン本体とライトは別途必要です。ここを知らずに型だけ買うと、家に帰ってから足りないものに気づきます。
| 区分 | もの | 役割・選び方 |
|---|---|---|
| 必須 | シリコーンモールド ドールアイ | セリアのクラフトコーナー。110円 |
| 必須 | UVレジン液(ハード) | やわらかいソフトタイプだと、目としての形が保てません |
| 必須 | UV/LEDライト | 太陽光でも固まりますが、天気と時間に左右されます。ライトがあると作業が一気に安定します |
| 必須 | 白の着色料 | この工作の主役。白目を白くするために要ります |
| あると良い | 好きな色の着色料 | 虹彩の色。青・緑・茶あたりがあると表情が作れます |
| あると良い | 細い筆・つまようじ | 瞳孔や虹彩の模様を描く。細さがそのまま精度になります |
| あると良い | パール顔料・ラメ | 少量でツヤが出て、瞳らしさが増します |
| あると良い | ピンセット | 硬化後の小さいパーツを扱うため。指だと指紋が残ります |
| あると良い | 使い捨て手袋・クリアファイル | 手や机を汚さない。レジンは肌についたまま放置しないのが基本です |

作り方 5ステップで「目」になる
作業はすべてひとつのくぼみの中で進みます。順番だけ守れば難しくありません。色を塗るのは、白目が固まってからです。
一度に全部やらず、1層ずつ固めるのが失敗しないコツです

モールドのくぼみは深すぎず、レジンが流し込みやすい設計になっています。少量の黒目でも、あとからレジンを重ねれば立体的になりました。ドールアイ初心者でも扱いやすい型だと思います。
透明レジンだけで作ると、なぜ物足りなくなるのか
これがこの工作でいちばん大事なポイントです。透明レジンは一見きれいに見えますが、後ろが透けて「目」の存在感が弱くなります。下に白い層があるかどうかで、仕上がりがまったく変わります。
透明だけだと後ろが透ける。白の層は、見た目を締めるための下地です
- 白は「多すぎるかな」くらい混ぜる。硬化すると少し透けるので、液の状態で薄いと、固まった後はもっと薄く見えます
- パール顔料を少し混ぜるとツヤが増します。ほんの少しで効くので、入れすぎに注意してください
- 虹彩は2色使うと深みが出ます。外周を濃い色、中心を明るい色にすると、平面の塗りでも奥行きが出ます


サイズ違いで作ると、使い道が一気に広がる
この型は大・中・小の3サイズが1枚に入っています。同じ色でサイズ違いを作っておくと、後から用途に合わせて選べます。

| サイズ | 向いている使い道 | ひとこと |
|---|---|---|
| 大 | ドールの顔、ハロウィンの飾り、マグネット | 虹彩の模様を描き込む余白があり、いちばん作りごたえがあります |
| 中 | 小さめのドール、ブローチ、キーホルダー | アクセサリーにしたときのバランスが良いサイズ |
| 小 | ぬいぐるみ、粘土人形、指人形 | 小さいほど模様は描きにくいので、瞳孔だけでも十分成立します |
キャラクターの目も作れる 写輪眼を作ってみた
眼球といえば写輪眼ですね。というわけで、NARUTOのイタチの写輪眼を作ってみました。これも簡単にできます。
手順はこうです。黒目はいらないので、まず白目を作り、半分透明なレジンを入れて硬化。そこに赤を塗って硬化し、模様を描いて、最後にレジンをぷっくりさせて完成です。
- 模様は「描く層」を独立させる。色を塗る層と模様の層の間に透明レジンを1枚はさむと、失敗しても模様だけ描き直せます
- 左右対称にしようとしない。片方ずつ仕上げて、似ている2つを選ぶほうが早いです
- 黒は最後に足す。先に黒を広く塗ると取り返しがつきません


つまずきやすいポイントと対処法
レジン工作でつまずく場所はだいたい決まっています。原因が分かれば、その場でやり直せるものばかりです。
| 症状 | 起きていること | 対処 |
|---|---|---|
| 気泡が入る | 流し込むときに空気を巻き込んでいる | つまようじで気泡を寄せて潰す。少量ずつ、くぼみの端から流す。厚みは2回に分ける |
| 表面がベタつく | 酸素に触れる面は固まりきらない(未硬化)。または硬化時間が足りない | もう一度光を当てる。それでも残るなら、仕上げにトップコートを塗って硬化する |
| 中がやわらかい | 一度に厚く盛りすぎて、光が下まで届いていない | 薄く重ねて、層ごとに硬化する。濃い色を混ぜたときほど光が通りにくい |
| 型から外れない | 硬化が足りず、粘りが残っている | 追加で硬化してから、型の外側を押し上げる。無理に引っ張るとパーツが欠けます |
| 白目が透ける | 白の着色料が薄い | 液の時点で「濁って見えない」くらい白くする。下にもう一層、白を足してもよい |
| 色がにじむ | 前の層が固まりきる前に次の色を置いている | 層ごとに確実に硬化する。色の層の間に透明レジンを1枚はさむ |
| 黄ばんできた | UVレジンは紫外線や時間の経過で黄変することがある | 直射日光の当たる窓辺に飾らない。保管は光の当たらない場所に |
| 左右の大きさが違う | 盛る量が目分量でぶれている | 左右を同時に同じ工程で進める。1個ずつ完成させない |
安全に作るために レジンを扱うときの注意
手軽な工作ですが、未硬化のレジン液は肌に触れさせないものです。とくに子どもと一緒に作る場合は、ここだけは先に決めておいてください。
- 使い捨て手袋をする。レジンによるかぶれは、何度も触れているうちに突然出ることがあります。「今まで平気だった」は理由になりません
- 肌についたらすぐ拭き取り、石けんで洗う。固まるまで放置しないこと
- 換気をする。においがこもる場所での長時間作業は避けます
- UVライトの光を直接見ない。手元を見るときも、正面から覗き込まないようにします
- 小さいパーツは誤飲の危険があります。作ったドールアイは小さく、丸く、口に入る大きさです。乳幼児の手の届く場所に置かないでください
- 食品用の道具と兼用しない。型も計量スプーンも、レジン専用にします
ハロウィンで大活躍 磁石をつけて壁にペタッ
せっかく可愛くできたので、ハロウィンに合わせて磁石をつけて壁に貼りました。目玉が並んで、子どもたちは大喜び。「見てる~!こっち見てる~!」と盛り上がり、プチおばけ屋敷のような雰囲気になりました。

- ばらけさせて貼る。きれいに並べるより、間隔を不ぞろいにするほうが「見られている感」が出ます
- 充血した白目を1つ混ぜる。赤い線を数本描くだけで、一気にホラー寄りになります
- 暗がりに置く。表面の透明な層が光を拾うので、間接照明の近くに置くと目立ちます
- ブローチ金具やキーホルダー金具をつける。季節が終わっても使えるようになります
小さな工作でも、こうして季節のイベントに取り入れると一気に楽しくなります。
保育・福祉の現場で取り入れるなら
この工作は、「工程を分けやすい」という点で集団の制作活動に向いています。白目を作る、色を選ぶ、模様を描く、飾る。役割を分ければ、参加できる人の幅が広がります。ただし前述のとおり、レジン液を扱う工程は大人が担当する前提で組んでください。誤飲のリスクがある大きさなので、完成品の管理も含めて計画に入れる必要があります。

売り切れていて店舗で見つからないときは
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ハンドメイド系の100均商品は、入荷したそばから売り切れて、次の入荷が読めないのがいつもの流れです。シリコンモールドもその一つで、近所の店舗を3軒回っても空振り、ということが普通に起きます。
- 店舗に電話して在庫を聞く。商品名(シリコーンモールド ドールアイ)で問い合わせるのが確実です
- 大きめの店舗に行く。クラフト用品の棚の広さは店舗差が大きく、品ぞろえがそのまま変わります
- 通販で似た形のドールアイ用モールドを買う。100円ではありませんが、サイズが明記されていて、確実に手に入ります
- レジン液・モールド類は、まとめて買っておくと次の作品づくりがすぐ始められる
- 店舗によって取り扱いのない商品も、ネットストアなら扱いがある場合がある
よくある質問
まとめ
- 商品はセリアの「シリコーンモールド ドールアイ」(税込110円)。公開当初「ダイソー」と紹介していた点を訂正しました
- くぼみは大・中・小の3サイズ × 2種類。目を作るのは「目の形」のくぼみで、そのひとつの中でレジンを重ねて仕上げます
- 仕上がりを決めるのは白レジンの下地と、最後に盛る透明レジンの厚み。透明だけで作ると背景が透けて存在感が出ません
- 層ごとに硬化すれば、写輪眼のようなキャラクターの目も作れます
- 未硬化レジンは肌に触れさせない。子どもと作るなら工程を分ける
110円のアイテムから、ここまでのドールアイが作れます。ハンドメイド初心者にも自信をもっておすすめできるモールドです。見かけたら、とりあえず1枚買っておくことをおすすめします。次に行ったときには、まず残っていません。



