【2026年9月21日の福祉ニュース】ケアプランデータ連携システム統合など4件
きょう9月21日は敬老の日です。厚生労働省・総務省統計局から、介護保険の事務連絡と高齢者に関する統計、精神保健福祉の普及運動の実施予定が続けて出ています。あわせて、障害福祉サービス職員向けの海外研修の公募も動き出しました。虐待・処分に関する新規の行政公表は今日はありません(祝日のため新規案件なし)。行き着く先は、ケアプランデータ連携システムの利用登録をいつまでに済ませるか、そして海外研修に応募できる職員が自分の法人にいるかどうかです。
| ニュース | いちばん大事な一行 | いまの段階 |
|---|---|---|
| ①ケアプランデータ連携の統合 | 令和9年1月に介護WEBサービスへ統合、利用料は0円 | 確定 |
| ②高齢者人口・就業者数 | 65歳以上3,624万人、就業者943万人でともに過去最多 | 公表済み |
| ③精神保健福祉普及運動 | 9月28日開始、10月2日に富山で全国大会 | 確定 |
| ④清水基金 海外研修 | 助成105万〜225万円、10月31日締切 | 申込受付中 |
確定しているのは①②③の日程そのものです。④はまだ応募を受け付けている段階で、選考は別に行われます。
①確定ケアプランデータ連携システム、令和9年1月に介護WEBサービスへ統合
何が出たのか
厚生労働省老健局老人保健課・高齢者支援課は、2026年9月18日付の事務連絡(介護保険最新情報Vol.1544)で、現行の「ケアプランデータ連携システム」を令和9年1月に「介護保険資格確認等WEBサービス(介護WEBサービス)」へ統合すると通知しました。統合後は現行システムの稼働が終了します。介護WEBサービスでのケアプランデータ連携機能には利用料の負担が発生しません。あわせて、公益社団法人国民健康保険中央会が2026年10月7日〜9日の「国際福祉機器展(H.C.R.)2026」(東京ビッグサイト 東7展示ホール)に出展し、統合後の画面イメージを体験できるブースを設けます。

現場にどう効いてくるか
居宅介護支援事業所や居宅サービス事業所、地域包括支援センター、介護予防サービス・総合事業の事業所は、令和9年1月までに介護WEBサービスの利用登録を済ませておく必要があります。個人的には、現行システムの操作に慣れている事業所ほど「切り替わってから困る」パターンが出やすいと感じています。10月の展示会で画面を先に見ておくと、登録作業のイメージがつかみやすそうです。障害福祉サービスと介護保険の違いや事業所の探し方は、以前まとめた記事でも整理しています。
②公表済み65歳以上人口3,624万人、就業者数943万人でともに過去最多
何が出たのか
総務省統計局は、敬老の日(9月21日)にあわせて2026年9月20日、「統計からみた我が国の高齢者」(統計トピックスNo.149、2026年9月15日現在の推計)を公表しました。65歳以上人口は3,624万人で前年から2万人増え、総人口に占める割合は29.6%と過去最高を更新しました。65歳以上の就業者数は22年連続で増加し943万人となり、就業率も過去最高となりました。
| 項目 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 65歳以上人口 | 3,624万人 | 前年比2万人増 |
| 総人口に占める割合 | 29.6% | 過去最高 |
| 65歳以上就業者数 | 943万人 | 22年連続増加・過去最高 |
| 公表日 | 2026年9月20日 | 2026年9月15日現在の推計 |
現場にどう効いてくるか
個人的には、就業者数が22年連続で伸びている点が気になります。介護保険サービスの利用者像も「働きながら介護を受ける高齢者」を前提に考える必要が出てきていると感じます。相談支援やケアプラン作成の場面で、就労継続の希望を確認する項目を増やしておくと、今後のニーズに合いやすくなりそうです。
③確定第73回精神保健福祉普及運動、9月28日から実施
何が出たのか
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課心の健康支援室は、2026年9月18日、「第73回精神保健福祉普及運動」の実施を発表しました。運動期間は2026年9月28日(月)から10月4日(日)までです。期間中の10月2日(金)には、富山県富山市で「第73回精神保健福祉全国大会」が開催されます。全国各地で啓発行事を行い、精神障害者の社会復帰・自立・社会参加への理解促進を図ります。
現場にどう効いてくるか
事業所として何か特別な対応が必要になるわけではありませんが、利用者や家族向けに運動期間中の啓発行事の情報を案内できると、地域の理解を広げる機会になります。10月2日の全国大会は現地開催のようなので、参加を検討する場合は日程を早めに押さえておいた方がよさそうです。
④申込受付中清水基金、障害福祉職員向け海外研修の公募を開始【10月31日締切】
何が出たのか
社会福祉法人清水基金は、2026年度(第42回)海外研修事業の募集を2026年9月1日から10月31日まで実施しています。対象は社会福祉法人・NPO法人に所属し、障害福祉サービス等に5年以上従事する25〜60歳の職員(法人代表者の推薦が必須)です。定員は5名程度で参加費は無料、1人あたり105万円〜225万円の助成金が支給されます(航空運賃は別途負担、合同研修費15万円は助成金から差し引き)。研修は米国シカゴでの合同研修と個別研修を組み合わせ、2027年9月から11月にかけて30〜90日間実施します。
| 名称 | 2026年度(第42回)海外研修事業 |
| 主催 | 社会福祉法人 清水基金 |
| 日時 | 研修期間:2027年9月〜11月(30〜90日間) |
| 形式 | 米国シカゴでの合同研修+個別研修 |
| 対象 | 社会福祉法人・NPO法人所属、障害福祉サービス等に5年以上従事する25〜60歳の職員(法人代表者の推薦必須) |
| 定員・費用 | 定員5名程度・参加無料(助成金105万〜225万円、航空運賃は別途負担) |
| 申込期限 | 2026年10月31日 |
| 申込先 | 清水基金 専用サイト「マイページ」 |
現場にどう効いてくるか
管理者や主任クラスの職員が対象になりやすい研修です。個人的には、推薦書に法人代表者の公印が必要な点は準備に時間がかかるので、応募を考えている法人は今のうちに代表者へ相談しておいた方がよいと思います。
今日のまとめ
今日の4件を並べると、介護保険側は「令和9年1月までにシステムを切り替える」という期限つきの作業、障害福祉側は「10月末までに応募する」という期限つきの機会が並びました。どちらも今すぐ動く必要はありませんが、担当者が変わる時期に忘れられやすい種類の話でもあります。
次に見ておきたい日程
- 2026年9月28日(月)〜10月4日(日):第73回精神保健福祉普及運動
- 2026年10月2日(金):精神保健福祉全国大会(富山県富山市)
- 2026年10月7日(水)〜9日(金):国際福祉機器展(H.C.R.)2026、介護WEBサービス出展ブース
- 2026年10月31日(土):清水基金 海外研修事業 申込期限
- 令和9年1月(2027年1月):ケアプランデータ連携システムが介護WEBサービスへ統合
参考にした一次情報
- 介護保険最新情報Vol.1544|厚生労働省老健局老人保健課(令和8年9月18日)
- 介護保険最新情報 掲載ページ|厚生労働省
- 統計トピックスNo.149「統計からみた我が国の高齢者」|総務省統計局(令和8年9月20日)
- 第73回精神保健福祉普及運動を実施します|厚生労働省(令和8年9月18日)
- 2026年度(第42回)海外研修事業 募集要項|社会福祉法人清水基金
①のケアプランデータ連携システムの統合スケジュールは資料上は確定として案内されていますが、実際の登録手順や画面の詳細は今後の展示会・案内で追加される可能性があります。最終的な取り扱いは各一次情報でご確認ください。


