放課後等デイサービス(放デイ)で働く際、気になるのが「給与」ですよね。未経験・経験者、資格の有無によってどのくらい差があるのか、またキャリアアップすることでどれくらい収入が上がるのかを解説します。
職種別の平均給与(月収)
資料のデータをもとに、放デイでの主な職種ごとの平均給与を見てみましょう。
【データ出典:令和 5 年障害福祉サービス等経営実態調査結果】
常勤職員の月給(平均)
- 児童指導員:約21.9万円
- 保育士:約22.1万円
- 障害福祉サービス経験者:約23.9万円
- 児童発達支援管理責任者(児発管):約29.7万円
- 施設長・管理者:約31.5万円
非常勤職員の月給(平均)
- 児童指導員:約8.0万円
- 保育士:約8.5万円
- 障害福祉サービス経験者:約11.6万円
- 児童発達支援管理責任者:約15.4万円
- 施設長・管理者:約16.9万円

ユイン
平均なので地域や事業所で幅があるので身近な施設の給与は調べる必要があります。
2. 資格でどれくらい給与が変わるのか?
放デイの給与が資格で変わる理由は、「加算制度」にあります。事業所は、資格を持つ職員を多く配置することで、行政からの報酬を増やすことができます。そのため、資格を持っていると、給与が高くなる傾向にあります。
【給与アップに影響する主な資格】
- 児童指導員(社会福祉士、教員免許、心理系資格など)
- 保育士(国家資格)
- 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
- 児童発達支援管理責任者(児発管)(最も給与アップに影響)
例えば、同じ経験年数の職員でも、無資格と児童指導員では月給で2万円以上の差がつくことも珍しくありません。
3. キャリアアップの方法
給与をアップさせるためには、以下の方法があります。
① 資格を取得する
- 児童指導員の資格要件を満たす(福祉系の学位、実務経験、教員免許取得など)
- 保育士資格を取得する(試験勉強+実技試験対策)
- 児童発達支援管理責任者の資格を取る(実務経験+研修受講)
② 昇格を目指す
- リーダー職や管理職(施設長・管理者)を目指す
- 児童発達支援管理責任者(児発菅)にキャリアアップする
児発管になれば、給与は30万円以上が一般的。経験年数が増え、管理職に進めば、もしかしたら年収500万円以上も狙える可能性もあります。
③ 転職する
事業所によって給与体系は大きく異なるため、
- 好条件の求人を探す
- 待遇の良い法人に転職する
ことで給与アップのチャンスがあります。
4. まとめ
放デイの給与は、資格の有無や経験によって大きく変わります。特に「児発管」「保育士」「児童指導員」などの資格があると、給与アップの可能性が高まります。キャリアアップを目指すなら、
- 資格取得
- 昇格
- 転職 などの選択肢を考えていきましょう!
今の給与に満足していない方は、まずは資格取得からスタートしてみてはいかがでしょうか?
特に児童発達支援管理責任者(児発管)は、給与が高く、将来性もあるので、長く働くことを考えている方にはおすすめです。
資格を取得して、より良い条件で働けるよう準備していきましょう!
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